のすじいのそーさく(笑)日誌39・・極私的=夜の池袋=・・・
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

のすじいのそーさく(笑)日誌39・・極私的=夜の池袋=・・・

2017-08-28 21:18

    夏も終わりに成ってくると思い出す
    残暑の中憮然と彷徨い歩いた昭和50年代の池袋。

    バブルが始まる前、為替不況の真っ最中で
    二流私大生の就職募集先に名の売れた企業名など無く

    持ち帰り寿司の京樽の幹部候補生に成るか?などと
    在学時代三流サヨクセクトと音楽系サークル団体の
    仲介やらされ第四インターの糞餓鬼に追われて
    学舎の便所に籠城した自分は学生課から勧められたりしつつ

    右翼系ガードマンの蹴り用の靴、
    つま先に鉄板入れた安全靴の足音が
    耳障りな大学から逃れ逃れて
    ついつい足が向いた、あの当時の池袋東口界隈。

    其処か雑然として暗がりには怖さが潜み
    其れで居て妙に都会臭くない・・
    こころが切ない田舎出の三文学生には
    何処となく親近感の湧く=悪場所=だった。

    日勝と日勝地下と言う往時は三番館併設な
    洋画と邦画の映画館が在り、良くオールナイト行った。

    確か・・愛のコリーダ、洋画扱いでリバイバル上映してて
    往時つるんでたちびデブを騙しすかして同伴し・・



    ・・せんぱぁい、此れお洒落なえいがぁ?・・
    ・・ああ、混血児(あいのこ)リーダって欧州映画で・・

    などと莫迦を言いながら連れ出したものの
    映画館前でポスター見て大ごねにごねられた挙句
    映画鑑賞したあと這い込んだ安おでん屋で
    サービスされた玉子二個を見て二人赤面し固まると言う
    得難い青春(性旬)の一頁も在った街だった。
    (蛇足だが愛のコリーダには、其の・・女性器にええと・・
    玉子=入れちゃう描写=が・・在ったのだなw)




    アルバイト先の池袋東口、バニーの姉ちゃんが群れてる
    高級なイメージのカラオケ置いてるクラブ風呑み屋。

    夜8時まで吹奏の練習して都バスで向かう夜の池袋。
    東口、浅草寿町線の停留所降りてビル街の路地抜けて
    ちょいと大きな呑み屋ビルの地下と一階2フロア

    地下はボックス席の赤絨毯ハウスボトルがリザーブで
    1階は楕円カウンターとテーブル席でボトルがオールド
    地下に行くと如何にもホステスなドレスの姉ちゃん
    1階はバニーちゃんとスナックのちいママ風が半々。

    其処の両階で自分は3年間フロアの下膳から
    8トラックカラオケのテープ掛け替えと頭出し
    リクエスト客に向けてのMCまでやって
    最後はフロア坊やの筆頭になっていた記憶が。

    最初、学生ちゃんと呼ばれてた通名と言うか綽名が
    4回生の夏前には=バイト長=とかに成り
    最後卒論書くのに辞めると申し出た時には
    ちょい強面の如何にも其れ筋なオーナーから・・・

    新宿に新店舗出すんだが=テツガク=、お前
    この際うちに就職して其処の店長やる気ねえか?
    どうせ=テツガク=なんざやってたら就職無いだろ、と

    真顔でリクルートされた記憶が何となく残る

    ああ、同じバイトやバーテンダーには=テツガク=と
    ちょいと揶揄するような語感の単語で呼ばれてたな。



    朝まで撞球の点取り役付き合わされて小遣い貰ったり
    美久仁小路の奥にある同業者が溜まる終夜営業バーや
    人世横丁の8勺1本90円な謎の熱燗出す立ち呑み屋に嵌って・・

    まあ深夜過ぎると近くの公園から勝手にベンチ持ってきて
    野外座り呑み屋、時に新聞紙カーペットに化けてたが。

    其処の隣の食堂の炒飯が醤油汁なスープ付きで110円
    化学調味料の味しかしない、後味は凄く悪いものの
    喰ってる最中は何故か異様に旨く感じる麻薬的な代物で

    うん、愛しかったちびデブと冬のさなか入り込んだ
    背もたれの高いベンチシートの同伴喫茶も此の辺だったし
    他大学の奴とバイト代賭けて張った赤ドラ麻雀の雀荘も。



    外から見ると危険で怖い、柄の悪い三業地だった池袋も
    中に入り込むと田舎もんには何処か居心地が良かった。

    子持ちのバニーちゃんの息子と仲良くなって
    其のこまっしゃくれた小学生と良く大判焼き喰ったなあ
    其れも餡子じゃなくミートソースとか入れたり
    チーズとハムが入ってる=呑兵衛焼き=とか言う
    多分、あの街のあの店にしか無い・・謎の喰いもん。

    ・・あの餓鬼、母親の新しい男が気に入らねえと言って
      ちょいちょいあの夜の街ふらついてた小学生・・

    まだ生きてるんかなあ・・ちょいと頭の良さそうな顔の。
    =カラオケの兄ちゃん=は其れでも生きてるぜ、坊主。

    池袋の夜 銀咲撫子


    広告
    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。