のすじいのそーさく日誌160・・7という数
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

のすじいのそーさく日誌160・・7という数

2019-12-13 00:27


    からす、何故鳴くの・・からすは山に・・
    可愛い七つの 子があるからよ。

    野口雨情が大正10年に発表した此の童謡は
    今も日本人に広く愛されている。

    まあ、カラスは鳥齢7つ、7歳なら少なくとも子ではないし
    一度に7羽産卵するという事はほぼ皆無だから

    此の=七つの子=の=七=と言う数字には何の意味があるのか
    其処を考えると此の曲は単にセンチメントなものでは無いかも知れず。

    銀咲撫子 七つの子


    子供で=七=の数字と言えば=お七夜=
    生まれて七日目の赤子のお祝いの日。

    其れと同じように死者の場合も七日目に節目がある
    =初七日=と言う祀(まつ)りの日だ。

    今は簡略化して葬儀と同時に行ってしまうが
    本来=初七日=は没後七日ごとに行う追善供養の初回で
    四十九日まで七日ごとに行われるもの。

    =お七夜=も赤子が七日間生きられたと言う奇跡、神の加護を
    両親・親族揃って感謝するという日であったらしい。

    つまり=七=と言う数字は本邦に於いて一種のマジックワード
    霊的な呪術数字と言っても良いのだろう・・

    そして数字の8、漢数字で八になる末広がりの吉数に
    一つ足らぬ七、其れは永遠に満たされぬ渇望の数で
    求め叶えられぬ願いを捨てられぬものへの挽歌の数。
    そういう巷説は江戸前期から実は存在する・・

    で、満たされぬ故に強い呪力をもつ七の数が祀られた
    七福神の原初の面子(めんつ)は少し重い。

    大国主命蛭子命天鈿女命
    毘沙門天、福禄寿、寿老人、布袋尊
    記紀神話と仏教と道教の混交チームで

    元祖武闘派に畸形障碍な邪神、淫蕩な遊び女神に
    ガチの傭兵軍神、得体の知れぬ仙人爺ふたりに
    挙句は畸形の神、蛭子の上位機種、恵比寿。

    商売繁盛とか願える面子では明らかに無いような
    言ってみれば呪力で願をもぎ取る危ないご本尊の群れ。

    八福神も実際居るんだが・・そっちにも大黒・・
    インドの死神とかが、さりげなくまざってたりして。

    呪力の強さを感じさせる数とも言えそうなのよなあ。

    詩人の完成で野口雨情は・・其れを知ってあえて
    この哀切な曲に=七=を用いたのかも知れんな。

    史実、雨情には=お七夜=を待たずに夭折した娘が居た。
    =しゃぼんだま=の詞も其の愛嬢を偲び書かれたと言う巷説もある・・

    そんな与太を思い浮かべつつ聴くと雨情の曲は妙に・・哀切だ。


    広告
    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。