2月12日21:00より放送しますニコ生「NTT R&Dフォーラム2014
夜まで『Co-Innovation』直前生放送」では、3部構成でお届けいたします。
今回は第2部の「日本で最初に本格的なウェブページを立ち上げた秘話と歴史を語ります」について、ご紹介します!
第2部はNTTコミュニケーション科学基礎研究所の高田敏弘主幹研究員に語っていただきます。
話は1993年に遡りまして、今では「繋がることが当たり前のインターネット」が当時は「繋がることに四苦八苦」していた時代の話題からはじめていただこうと考えています。
今ではインターネット=ウェブというイメージがありますが(もちろん、インターネットを使った他のアプリケーションも沢山あります)、日本にインターネットが登場した頃にはウェブ以外にも実は進化の可能性が充分にありました。
聞き手となっております、濱野さん、岡田さんは共にインターネットブラウザといえばNetscape、IEの時代からということですが、高田さんは今皆さんが慣れ親しんでいるウェブブラウザの前に登場し、最も親しまれたNCSA Mosaicで日本語等のいろいろな言語の表示を可能にした方です。
いちはやく多言語化に取り組んだことが、ウェブの普及に大きく貢献したと言っても過言ではありません。
またその頃はまだ検索サイトというものは存在せず、いろいろな人が作ったリンク集を手掛かりに面白いページを探すことが一般的でした。その中で高田さんをはじめとする有志が作成・更新していた「NTTホームページ」のリンク集(「新着情報」や「URLの広場」と、名づけて公開されていました)は,当時もっとも広く利用されていたものです。
このような高田さんらの取り組みによって、ウェブがどのように広がってきたのか、その過程の中で、1995年に起きた阪神・淡路大震災に対して、ウェブが何か貢献ができたのか、どのような反省があったのか、そしてウェブとインターネットが、未来の電話としてどんな可能性があるのかという展開になりそうです。
ちなみに、「NTT技術史料館」には、インターネット技術の発展に関わるNTTグループの取り組みを紹介する「インターネットの技術」コーナーがあります。今回は、まさにこのコーナー前からの放送です!
また、今回の内容を事前に調べておきたいという方は、NTT技術史料館のウェブページをはじめとする下記参考文献をご覧いただければ、より深く生放送をご堪能いただけるかと思いますのでぜひご覧ください。
■NTT技術史料館
http://www.hct.ecl.ntt.co.jp


■WWWの始まり
http://www.hct.ecl.ntt.co.jp/exhibitions/panel/pdf/C-2-1.pdf
■日本最初のポータルサイト「NTTホームページ」
http://www.hct.ecl.ntt.co.jp/exhibitions/panel/pdf/C-2-2.pdf
■日本からの情報の発信「JapanWindow」
http://www.hct.ecl.ntt.co.jp/exhibitions/panel/pdf/C-2-3.pdf
■ブラウザの多言語化
http://www.hct.ecl.ntt.co.jp/exhibitions/panel/pdf/C-2-4.pdf
■検索サービスの歴史
http://www.hct.ecl.ntt.co.jp/exhibitions/panel/pdf/C-2-5.pdf
■日本最初のホームページ
http://www.tsukuba.gr.jp/
■World-Wide Web(1994年1月の高田主幹研究員によるWWWの解説文)
http://www.brl.ntt.co.jp/people/takada/docs/www-intro/
■「教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書」
ばるぼら 著,翔泳社,ISBN 4-7981-0657-7,2005年
http://www.jarchive.org/book/encyclopedia/
■高田主幹研究員のホームページ
http://www.brl.ntt.co.jp/people/takada/takada-j.html
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