• 3本ならばほどけない永遠の絆『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-』の感想

    2019-09-13 16:39
    こんにちはぬこもやしです。
    公開から一週間ほど遅れてしまいましたが、ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-を見てきました。



    まぁ~なんといいますか…

    もう、クッッッッッッッッソ泣いてしまいましたね。

    右隣は本編始まってからもコソコソ喋り続けるアベック。左隣は同じく始まってもスマホいじるクソ大学生という、考えうる中では下から2番目くらいの劣悪な席でしたが、そんなん軽くぶっ飛ばすくらいの名作でした。

    一応こちらは、あの京都アニメーションが制作したTVアニメシリーズ「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の完全新作アニメーション映画です。
    戦争という環境に翻弄され、全てを失った少女ヴァイオレットが、手紙の代筆という仕事を通じて様々な人の気持ちや愛に触れ、成長していく。というのがTVシリーズの大まかな流れなのですが、今回はそれの続きの物語に当たります。
    一応、アニメを見てなくても本作品のメインキャラは完全に新キャラのため、割とどうにかなります。なりますが…後述しますが『できればTVシリーズを見てから』行くことを強くおすすめします。というか、TVシリーズがそもそもアホみたいに面白いので、おすすめです。
    1~6話、7~9話、10話、11~最終話あたりがひとまとめなので、もし途中で休憩するならこのへんで線を引いていいので、順番に見ていってください。個人的には10話がもう言葉にならんくらい面白かったです。

    ということで、こっからは本作品『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 -永遠と自動手記人形-』の

    ネタバレ

    をガンガン突っ込んでいきます。
    大丈夫という方のみ、ここからもお付き合いください。

























    ではいきますよ。


    ・いくつもの線が絡み合うストーリー
    この作品は主人公のヴァイオレットを中心とした物語、というわけではなく、いくつもの登場人物同士の関わりが同時に並行していることが描かれます。


    一つは、キービジュアルにもあるヴァイオレットとイザベラ・ヨーク。この作品自体も、イザベラのもとに、淑女としての作法を教えるためにヴァイオレットが家庭教師として特別に派遣される、というところからスタートします。
    最初こそ、ぶっきらぼうにイザベラに拒絶されるヴァイオレットでしたが、少しずつ打ち解けていく中で親近感のわく境遇であったりすることがわかり、ただの仕事としての関係だけではなく、ヴァイオレットの初めての「友達」となるまで二人の関係は変化していきます。ここの描写が非常に絶妙で、この作品の醍醐味である繊細な色使いや、決して大げさではないが見る者に確かに伝わる登場人物の感情表現に一気に引き込まれます。


    一つは、イザベラと友だちになったあとのヴァイオレットと、テイラー・バートレット。物語の序盤で、実はイザベラは孤児であったことや、同じく捨て子だったが一緒に生きることを決めた妹がいることが判明します、その、イザベラの妹がテイラーです。
    彼女は、後述するとある出来事をきっかけとして、ヴァイオレットのもとを訪ねてきます。そこで、ヴァイオレットのいるC.H郵便社で働かせてほしいと懇願してきます。その様子を見たヴァイオレットは、大切な友達の妹だから、という理由で一緒に頭を下げるのです。ここは物語序盤にイザベラとヴァイオレットが確かな絆を培ったからこその流れであり、ヴァイオレットが誰かからもらったものを、別の誰かに返すシーンになっています。


    そして、もう一つはC.H郵便社のポストマンであるベネディクトとテイラーです。テイラーは、物語序盤でヴァイオレットが書いたイザベラの手紙をテイラーに届けていたのです。テイラーはその時のことをはっきりと覚えていて、「幸せを届ける仕事」としての郵便配達人になるべく、ヴァイオレットのもとを訪ねるのです。
    またその後、テイラーとベネディクトが一緒に仕事をしていく中で、毎日同じ仕事の繰り返しで自身の仕事に飽きを感じ始めていたベネディクトに、仕事に対する誇りややりがいを取り戻してくれるのがテイラーの言葉であることも、非常に印象的でした。

    と、ちょっとこんがらがってしまうような感じですが、誰かが誰かに渡した思いが、更に別の誰かにつながっているという、手紙や郵便をモチーフとしたこの作品らしいストーリーがこの映画には展開されていきます。


    ・感涙不可避のクライマックス
    この作品には多くの示唆的な言葉が出てきます。その最たるが、タイトルにもある「3本ならばほどけない」というものです。
    テイラーがヴァイオレットの髪型に憧れて三編みにしようとするのですが、髪を2つの束にしてぐるぐると回すだけですぐに解けてしまいます。それを見たヴァイオレットが言うのが、このセリフです。
    ここに関してはもう、すぐにイザベラとテイラーとヴァイオレット(あとついでにベネディクト)のことだな、とピンときてしまいました。
    本作品はイザベラとテイラーの絆が大きなテーマとして描かれるのですが、自身の人生を売ってテイラーを守る決断をしたイザベラ。それに守られるだけだったテイラー。この二人だけでは、この作品の結末にたどり着くことができなかったでしょう。ですが、もう一本の絆であるヴァイオレットが二人の絆を再び結びつけることができる、というのがこの作品の大きなオチになっています。

    ということで、クライマックスの話です。
    物語終盤では、ヴァイオレットに背中を押されたテイラーがイザベラ、ここでは当時の名前であるエイミー・バートレットに手紙を渡すことになるのですが、ヴァイオレットが家庭教師に行ってからすでに4年が経過した頃には、彼女の消息はつかめない状態になっていました。
    そこをベネディクトが根性で探し出し、テイラーの手紙を届けに行くというのがこの作品のクライマックスです。
    テイラーが頑張って覚えた文字によって宛名が書かれた手紙を受け取ったイザベラは、その瞬間にエイミーの顔に戻り、彼女が自身の人生を投げ売ってでも守りたかった生きる希望が、たしかにつながっていたことをようやく知るのです。
    ここで、重要なのは安易にヴァイオレットを出さずにベネディクトが手紙を届けていることです。彼女の仕事は本来は手紙の代筆であり、手紙を届けることそのものではありません。ベネディクトが届けるのはお仕事上正しいのですが、本当にそれだけではちょっと味気ないものになってしまいます。ですが、ここで手紙を届けたベネディクトは、エイミーからヴァイオレットに、ヴァイオレットからテイラーに、そしてテイラーから…と渡ってきたたくさんの思いを受け取っている人物の一人でもあります。
    決して画面にヴァイオレットはいなくても、彼女たちの思いは確かにベネディクトを通じてエイミーに届いている、というのがわかるストーリーが最後の最後に爆発するわけです。
    もう、ここらへんはもう本当にわけわからんくらい泣いてました。

    しかも、ここでテイラーはベネディクトと一緒に来たのに、エイミーの前に姿は現さないんですよね。
    きっといつか、一人前に郵便配達人になって、エイミーに守ってもらった人生をしっかりと全うできる年齢になったころに、再会するんだろうな…という想像の余地まで残してるわけです。
    いやぁ~…完璧ですね…

    ・TVシリーズを見てればわかる小ネタ
    田所あずさ、ギャラ確認


    失礼しました。ルクリアたんが出てしまいました。

    閑話休題、最初に書いた通り、一応TVシリーズを見ていなくても楽しめるのですが、そもそもヴァイオレットがどんな道のりでイザベラの家庭教師をできるようになってきたのか、という彼女の成長を知っているかどうかだけでも、前半の印象は大きく変わると思います。
    体調を崩したイザベラの横に徹夜でついていたヴァイオレットが、あくびをするシーンなどは、知らなければそりゃ眠いよなくらいで終わりですが、TVシリーズを知っていると

    「ヴァイオレットちゃんが!!???!!?!!?!仕事中に?!?!!!!!!!!!!!!?!?!???人前で!!?!?!?!?????!!?!?あくびを?!?!?!?!!!!!!?!!?!?!!????????!?!」

    くらい重要なワンシーンになります。

    また、このシリーズによく出てくる「届かなくていい手紙なんてない」というセリフや、ヴァイオレットが身の上話をするシーンなども、TVシリーズを見ているかどうかで、ただのセリフとなるか、背景を踏まえた上での説得力ある言葉になるかが分かれるのではないでしょうか。

    ・10000000000000点満点のED主題歌「エイミー」
    EDで流れる主題歌「エイミー」は、もうなんというか…見た上で歌詞を見てください。
    それ以外言うことないです。
    前半がエイミー。後半がテイラー視点の言葉になっていて、感想には「3人」の女性コーラスが乗っています。作中に描かれた3本の思いがしっかりと編み上げられていることを、最後まで余すことなく伝えてくれる、名曲です…
    もう、いいですよね本当に。最後の最後にこんなん聞かされたら、そら誰も途中で帰れませんて…

    ・新作劇場版、待ってます
    すでに告知されている通り、ヴァイオレット・エヴァーガーデンは新作劇場版の制作決定と、先日の事件に伴う公開の延期が発表されています。これに関する言及はここでは避けますが、公開されている情報から、彼女たちの世界の技術発展とともに、自動手記人形や郵便配達の仕事が徐々に不要なものになりつつ有る、という導入であることは容易に予想ができます。
    これは結構昨今の情勢を反映していると思っていて、今ある様々な仕事が今後別のなにかに取って代わられるのでは?ということは日々色々な場面で言及されています。
    そういった意味では、かなりタイムリーなテーマだなと思います。ですが、だからこそ変わらない人の思いや、仕事というものへの意義を真摯に描くこの作品が人の心に刺さるのかな、と帰りながら「エイミー」を無限に聞きながら考えていました。いくらでも待ちますので、公開されるのを楽しみにしています。


    と、こんなかんじでしょうか。
    ちょっとでも今日私が得た感動が伝われば幸いです。

    以上、解散!!

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  • 全人類は今からでもRe:ステージ! ドリームデイズ♪第7話を見よう

    2019-08-23 17:347


    見よう!!!!!!!!!!!!!

    ということで、ぬこもやしです。
    友人のオタクKにそそのかされて、触るようになったRe:ステージですが、先日放送されたアニメ7話がバチクソに良かったので、見どころを垂れ流していきます。

    とは言うものの、全12話のアニメを7話から見るとなると、逆立ちしてもストーリーは雰囲気しかわからないと思うのので、あんまり触れません。ゆるしてというか、もしも気になったら1話から見て。ただ、この7話はこれまで謎だった主人公の設定が一気に明らかになる回なので、本当はぁ~…そのぉ~…ねぇ?
    ただ、その不利を補ってあまり情報量を作画からだけでも手に入れることができるくらい、「活き活きとした絵」になってるのがこのアニメの特徴かなと思います。
    作品全体の雰囲気は決して、最新のトレンドを取り入れたとは言えないものになっていますが、だからこそ親しみやすい雰囲気が個人的にも好みです。ちなみにこれ見て「等身ガー」とか言う前に、この子達中学生だからまあそんなもんですよ。

    ・新キャラ「ステラマリス」のメンバーの作画がありえん
    この7話から登場(1話でちょっとだけ出てたけど)した新キャラ、作中ナンバーワンユニット「ステラマリス」のか書かれ方が、まあもうなんていうか、バッキバキにきれいなんですよ



    主人公の姉、式宮碧音(しきみやあおね)さんです。
    このキャプだけではちょっとわかりにくいと思いますが、本編での動きがくっそなめらかだったり、明らかに他のシーンに比べて腕のいい原画をこのシーンに割り振ってるなって感じがします(個人の感想です)
    それから、この人が振り向くシーンなんですけど

    ここから


    ここまで


    冗談みたいになめらかなんですよね。頭いかれてんのかと思いました。
    しかもこのあと、メインキャラの月坂が、式宮姉に向かって自己紹介するんですけど


    身長殆ど変わらないのに、目線がちょっと上に言ってるの、直接的なセリフはなくとも緊張して正面切って顔見れない感じになってるってのがよく伝わりますよね。



    けど、手握られたら驚いて正面見ちゃう月坂、推しアイドルの握手会に初めてきたオタクくんの反応そのものでゲロ吐きそうになりました。

    それと、ここから



    ここまで



    動いてるのは碧音だけなんですが、それでも意味わからん枚数書いてるので、この辺でとにかくこの人の綺麗さというか、メインキャラよりも現状一段上の存在であるということをおよそ2分くらいで印象付けようというシーンになってます。もちろん、ストーリーテリング上重要な意味があるシーンでも有るので、本当は1話から見た上でこのシーン見てほしいんですけど。

    ステラマリスのロケバス、街宣右翼カー呼ばわりするの嫌いじゃないけど好きじゃない


    ということで、こちらも実質初登場の岬珊瑚(みさきさんご)ちゃんです。



    私は別にこの子が好きとかそういうのは一切ないんですけど、まあなんというかめちゃくちゃ可愛いですよね。
    すごくちっちゃくて可愛い感じしますよね。あと、ものすごく自信家で世界の中心は碧音と自分だと心の底から思ってそうですし、けど同時に同じくステラマリスメンバーの一条瑠夏のことも認めてそうじゃないですか?
    もっとお話が進めば、まだ中学校に入学したばかりの一年生だからこその可能性として、いろんな価値観に触れて成長する余地がある。そんな王者の風格がありますね。


    ただまあ、それは置いといて、手元のタブレットでこれから出場する大会の予選を見て「大したことない連中だな」とぶーたれている顔から


    碧音が帰ってきたと気づいた瞬間のこの表情


    飼い主が帰ってきたと気がついたチワワみたいな奴ですね本当に。
    碧音の言う「大切な人」というのが自分のことだと信じて疑ってなさそうなこの表情もマジで秀逸ですね。



    とまあ、こんな感じに、実はこの7話でステラマリスの3人は誰一人「自分たちがステラマリスである」ということや、どんな関係性なのかをことさら丁寧に説明したりはしません。まあ、自己紹介自体は1話OPで済んでるんですけど。
    碧音と主人公の関係、珊瑚と瑠夏の性格など、表情や台詞回しできちんと伝わるようになってるので、はじめましての人もすんなり見れるんじゃないかなと思います。

    ・ライブシーンに気合が入り過ぎている
    ステラマリス登場シーン以降は、ここまでにばらまかれていた主人公に関するネタの回収なので、7話から見ますた!という方はまあなんとなく雰囲気で見てください。
    ということでやってきました、アイドルアニメといえばやはりここが華と言えるライブシーンです。
    とりあえず、そこだけでも見てください、だいたい19:50位から始まります。

    いやぁ~…なんといいますか…




    手書き、ですねぇ…
    背景はCGで、これたぶんこういう作り方してるんだろうなっていうのは後述しますが、こう来ますかぁ~って感じで、ここでもゲロ吐きそうになりましたね。
    いや、実際、かけるなら手書きのほうが「活き活きした絵」になるんですよ。全部3Dモデルにすると、突き詰めれば突き詰めるほどにいわゆる不気味の谷が待っていますからね。絵だと認識できると、これは一気に解消されてかつ、キャラ一人ひとりに細かい差をつけることができます。
    見てもらえばわかるんですけど、一人ひとりの動きのスピードが全く違うんですよね。



    また、細かな演出も光っていて、例えばここ
    舞菜が踊りながら横を見てニッコリと笑ってるんですけど



    その視線の先には、今回の舞菜の問題解決のキーとなった月坂がいるわけです。
    さっきまで別に本当にゲロはいたわけでもないのにゲロはいたとか意味不明なことを言い続けてきましたけど、さすがに泣きましたね、ここはまじで。



    ここのみい先輩の笑顔めっちゃ好き。
    たしかにこの子は、こうやって笑いそうなんですね。



    最後の後ろ姿。
    モデルっぽい立ち方の本城、ほぼ仁王立ちの長谷川、足をきっちりと締めてる市杵島など、それぞれの立ち方に個性が出てますねぇ



    しかもこのシーン、およそ1分半のライブシーンで止め絵やほかキャラクターのカット挿入で音だけ流す、という時間は殆どありません。
    作画コストどうなってんですかねまじで。

    といった感じで、かなりの力作となってるので、割とマジでここだけでもアニメ好きな人はちょっと見てみてください。
    ちなみに、さっきこの作品の絵に関して「活き活き」していると評しましたが、個人的にアニメという媒体はこうやって、絵で伝える情報を盛り込んでこそだと思っているので、実のところこの作品の演出周りはかなりお気に入りです。謎の説明セリフではなく、視覚情報で
    必要な情報を伝えてこそのアニメだと思っているので、この7話はまじで100点満点中10000000000000000点くらいです。

    さて、ここまでは個人の感想で、ここからも個人の勝手な感想です。
    さきほどのライブシーンですが、どう作ってるのかはそりゃ公式しかわかりませんが、ヒントは実はEDクレジットにあります。



    7話のEDクレジットです。3DCGまわりの名前がモリっと出てきましたね。背景などでCGが使われてるので当たり前といえば当たり前ですが、特に着目すべきはモーションキャプチャ制作協力が8人もいることでしょう。
    アニメでわざわざモーションキャプチャをして何に使うのかといえば、当然の動きの多いシーン。今回はライブシーンに決まってます。
    はい、もう答え出ましたね。あくまで多分ですが、7話のライブシーンは一度モーションキャプチャを利用して全体像を作ったあとで、それをもとに作画に描き直していますね。CGの段階でどのくらいキャラのモデルを作り込んでいるのかはわかりませんが、まあそこそこ細かく作ってるんじゃないですかね。ところどころ、衣装のリボンなどが冗談みたいに動いてるシーンも有るので、なんとなくそんな気がするという程度ですが。

    ちなみに、アニメのおいては別に手書きだから偉いとかCGだから手抜きとか、そういうものではありません。それぞれに一長一短があり、表現できるものが違うので、作品に合わせて取捨選択されて当然です。
    その中で、このアニメでは「一度3DCGで仮組みをした上で、絵にするときは手書き」という表現を選んだに過ぎません。ですが、前述の通り、その狙いはおそらくキャラクターの表情や動きを重視することで、絵から伝えられる情報を増やしたいという意図があるのではないかと思います。
    このアニメが始まる頃は正直ちょっと馬鹿にしてましたけど、ここまでガチで作ってくるタイプの愛に溢れた作品だと思ってなかったので、割とビビってます。

    以上!そんな感じです。
    最後に、みんなRe:ステージ! ドリームデイズ♪第7話を見て行ってください
    おしまい!


    あっ、そういえば7話で何故か公式の中の人が出てきて、何やってんだこのアニメって思ったんですけど。


    一応弁明がありましたね…



    かいさん!

  • シャイニーカラーズのリアルイベントには、ちゃんとゲームをやって行こう!【サマパ感想】

    2019-08-19 18:181
    こんにちは。ぬこもやしです。

    早速ですが、先日開催された「THE IDOLM@STER SHINY COLORS SUMMER PARTY 2019」に行ってきました。
    ネットラジオの公開録音+ライブイベントという構成、コンパクトながらも非常に楽しい時間を過ごすことができました。


    シャイニーカラーズに関しては、はまったりはまらなかったりを繰り返してて完全に不真面目な感じになっていますが、今回のイベントに行った感想を一言で言うなら

    あっ、ゲームちゃんとやろ

    ってなりましたね。
    もちろん、リアルイベントに参加するにあたって、どんな準備をしてくるかは人それぞれであり、決して強制されるものではありませんが、まあせっかく行くのに自分から楽しみを削ることもないのではないかなと思います。そこらへんをざっくりとまとめていきます。

    ・単純に、イベントとしての出来はどうだった?
    とは言うものの、今回見たものそれ自体は、ものすごく感動するものだったかと言われる別にそうではないかなとも思います。
    一日2公演に別れていて、1公演おおよそ2時間半弱。半分以上がラジオの公録や企画トークでした。その中身も、夜公演はちゃんとトークを回せたり面白い話ができる人のおかげでそこそこ見れるものになっていたと思いますが、昼公演の公録パートはなかなかの虚無虚無プリンだったんじゃないですかね…?私の感覚がおかしいと言われればそれ以上反論は別にないですが…いやたぶん、昼公演のトークはアンティーカさんが普段の憂さ晴らしかのごとく、他にユニットに見える地雷を踏ませに行ったのが原因じゃないですかね…?
    それはそれとして、個人的には涼本あきほさんが完全にオタクを殺す機械かのごとく猛威を奮ってたので、見るも無残なオタクの顔つきになっていました。



    夏葉の中の人ですね。もう、しょっちゅう客席やらカメラに向かってサービスを振りまいていて、ツボわかってんなぁと思いまながら連番者の肩を殴ってました(チケット譲ってくれてありがとう)

    後半のライブパートでは、もともとのこれを目当てで現地まで足を運んでいたところはあるのですが



    新ユニット「ストレイライト」のセンターである芹沢あさひを演じる田中有紀さんのパワーがとんでもなかったですね。
    トークパートでもまさしく「あさひがいいそう」なセリフを要所要所で言い放ち(台本だとしてもそれが単純に偉いと後述します)、ライブパートでもこの一曲だけに絞って磨き上げてきたような初披露曲の「Wandering Dream Chaser」での、真に迫る表情など、LVの大画面や現地での熱気の両方を見た上で、素晴らしいの一言だったなと思います。


    ・ゲームをやって、リアルイベントに行こう
    はい。これです。
    もうあえて断言します。シャイにカラーズにおいては

    ゲームをやらずにリアルイベントに来ると、楽しみが減ると思います。

    一応補足すると「ゲームをやらずにイベントに来るな」とまで言うつもりはありません。ただ、知らずに来るのはやはりもったいないなと思います。
    今回はイベントの構成上、おしゃべりの時間が多く、様々な小ネタが挟まれていました。
    例えば、前述の田中有紀さんの言うことの一つ一つが芹沢あさひそのものだったり、カメラにちょろっと映り込む菅沼千紗さんが、まさに田中摩美々でしたし、朗読劇でのセリフも「ゲームをやってないとよくわからないセリフ」が死ぬほどありました。
    田中摩美々が「夏っぽいこととといえば熱々のラーメン」という台詞がありましたが、実はこれはつい最近実装された限定カードのコミュが元になってます。



    こちらですね。【パープル・ミラージュ】田中摩美々です。
    ちなみにこちらは現在入手不可能なので、コミュを見たい方は、該当カードを持ってる知り合いのスマホをかっぱらってコミュを見てください。私は一応知ってたので、あのセリフが来た瞬間に変な声が出そうになりましたが、みなさんはどうでしたかね?
    そんな感じで、シャイニーカラーズのリアルイベントでは「知っているとわかる」ネタを平気で突っ込んできます。終わったあとで、1stライブに参加した人から聞いた話では「1stの朗読劇もあんな感じで、死ぬほど偉かった」という話を聞きました。なんで私行ってなかったんですかね?
    それはさておき、ここがシャイニーカラーズの偉いと思うところで、「参加者にある程度のコスト」を要求してきます。ほぼありえない仮定ですが、声優が勝手にぶちこんでいるならそれはもはや信頼以外ありませんし、仮に台本だとしても、台本にここまで密度の濃いセリフを最初から用意するのは、やはりそういう方向性を前提に動いているのだろうなという感想になります。個人的には、アイドルマスターのイベントはかくあるべきと思っているので、偉い以外の感想がありません。
    参加のためのハードルや客の厳選、というわけではないのですが、ある程度の準備があることを前提にしたイベントというのは、最近のアイマスではあまり見ることができない特殊性だと思います。
    ちなみに、曲を聞くくらいでは対処できません。アイドルのコミュ、特にトゥルーエンドのコミュはガチャを回した上でゲームをプレイする必要があります。シャイニーカラーズはゲームシステムの関係上、どうしても1プレイ30分程度の時間を複数回確保する必要があります。慣れないうちはかなりカロリーを消費しますし、慣れてもながらプレイではなかなかできないというか、それでは結局コミュが見れないので同じことになります。ただし、それを乗り越えれば、いつぞやのブログで紹介した通り、かなり骨太のシナリオを見ることができます。
    要求されたコストをある程度払えるくらいには、本当に好きな人がきちんと楽しめるイベントを作ろうという、強い気概を感じます。


    ・新参者、未プレイ者はお断りなのか?
    前述の話ですが、そうすると考えられる反論として「じゃあゲームをやってないやつは来るなってことなのか?」というのが考えられます。
    個人的には、そうではないと思います。
    だって単純に、放課後クライマックスガールズの曲とか、めっちゃ楽しくなかったですか?私は摩美々に強い興味がある関係で、アンティーカにはある程度の理解がある自信はありますが、逆に放課後クライマックスに関してはあまり造詣が深くない自覚があります。ゲームだと、センターである
    小宮果穂のトゥルークリアを2,3回やったくらいでしたが、今回のイベントを経て、有栖川夏葉のプロデュースをしよう、と思いながら知り合いとお酒を飲んでました。涼本あきほさんのせいですね。
    正直、このコンテンツはこれでいいんだと思います。実際のところ、このゲームの全アイドルのすべてのコミュを回収するのはかなり厳しいです。リアルマネーもかなり要求されます。なので、各個人が追える範囲は見た上で、自分だけが「実は今日のここの演出とセリフがゲームのここから来ててさぁ…」と、ニヤニヤしながら、一方で新規で興味を持った範囲があればやってみようかな?と思わせるくらいでいいのだと思います。みなさんも、そういう特別感って好きですよね?
    そうすることで、多くの人が自分の追える範囲でたくさんの情報を得る方向で舵を切れるので、コンテンツ全体の活性化にもつながるのではないかなと思います。


    シャイニーカラーズにおいては、楽しむために「アイドルの造形を知っていること」はとても大事だと思います。ですが、「知らないこと」をことさらにマイナスであると感じる必要もないと思います。
    それができるような構成を、しっかりと考えてくれているなと思えるようなイベントでした。
    なので、結論としては

    シャイニーカラーズをやろう!!

    ということです。
    せっかく高いお金を払って見に行くんだから、なるべく楽しみたいじゃないですか。
    だから、よくわからずにアイマスだから来ましたって人も、是非これを機にゲームをプレイして、それから1stの円盤とか見てみましょう。
    多分、割と死ねると思います。

    といったところで、こんかいはここまで!次は松戸の感謝祭で会いましょう!!
    解散!