[感想]劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部ようこそ~
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[感想]劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部ようこそ~

2016-05-03 22:48
    こんにちは、ヘルシアです。

     TV版が好きだったので、よく調べずに劇場版を見てきました。なんと、TV版の総集編だったのですね。新しい話かと期待して見に行った為、くやしくて、視聴後にもう一度TV版を全話見直してしまいました。今秋に2期が放送だそうなので1期のまとめとして、また、TV版を見直してから感じる総集編について、感じたことを書こうと思います。


    ■全体
     総集編、よかったです。もちろんTV版を知らないと、展開が分からなかったり、感情移入しずらいところが有りました。ですが、これは総集編です。まずTV版を見ましょう。私はバンダイチャンネルで全話見ました。今なら第一話無料、全話パック30%OFFの907円で視聴できます(2016/05/03時点)。映画館で見るより安い。

     バンダイチャンネル「響け!ユーフォニアム」
     http://www.b-ch.com/ttl/index.php?ttl_c=4540

     何が良かったか。総集編なので、話のテンポが早く、また話の中心を久美子に絞っている。そのため、久美子の「特別になりたい」という想いがクリアに鋭く伝わりました。その悔しさに感化され、後半はほぼ泣きっぱなしでした。

     この作品は、例えば「ピンポン」や「アオイホノオ」の様な、美少女アニメに不相応な熱い作品です。天才的な才能を持つサブ主人公と、凡才な主人公との関係がまず有り、主人公が天才に如何に憧れ、凡才を脱出しようともがくかが、主題としてあります。

     TV版では、吹奏楽をやめた久美子の姉や葵、部長として成長する晴香、久美子の中学の先輩と対比される夏紀など、久美子と麗奈の関係以外にも主人公をとりまく様々な人物を描かれています。ただそれらは、主題から外れています。

     主題から外れた人物との描画が極力カットされ故に、久美子と麗奈の関係に集中することができた点は、総集編として良いところだと思いました。また、劇場版で新しく気になった事もあります。田中あすか先輩です。


    ■あすか先輩
     あすか先輩の印象的なシーンは2箇所あります。1つ目は、トランペットのソロパートのオーディションについて、「心の底からどうでもいい」と言い切ったシーン。2つ目は、コンクール演奏直前に、「ずっとこのまま夏が続けばいいのに」と言ったシーンです。

     あすか先輩も、先の主題から外れてもおかしくない人物です。それが2つも大切なシーンとして残っている。その点について、おそらく2期に関わってくるだろう2つの事を、考えました。なお、原作を読んでいないので、10割予想で話をします。

    1、もうひとりの天才
     「心の底からどうでもいい」というセリフを聞いた時、不気味だと感じました。何故、笑顔でそんなことをが言えるのでしょうか。最大限好意的に捉えると、どちらに決まろうとも、あすか自身はユーフォニアムを吹くしかない。であれば、この件について気をもむ必要もない。そう考えると、このシーンに前後して、松本先生が「余計な事は考えずに、音楽を楽しめ」といったセリフも、掛かってきて納得できる。

     こういった思考ができる人間は、作品の中の高校生としては希です。再オーディションや、先生への不信感で部員の心が乱れている中、冷静でありつづけるあすか先輩は、麗奈と同様に天才の役割を持っているのでしょう。
     (演奏が久美子より上手いという描写があるだけでは、ただの上手い人にしかならない。麗奈のように、思考が常人から逸脱している様子を描いてこそ、この作品の中で天才役になると、私は考えます。)

    2、久美子の課題
     2期にむけて、話を膨らますために久美子には新しい課題が必要になるでしょう。天才に一歩近づくの為の課題です。そこで、同じユーフォニアムを吹くあすか先輩です。先に述べたように、もう一人の天才であり、わざわざ総集編でカットされずに存在感がありました。2期にあすか先輩が、なんらかの形で久美子の課題としての役割を担うのではと思います。
     一つは、1期にあった様なソロオーディションの様な形。あすか先輩か久美子かどちらかしか吹けない状況になり、久美子があすか先輩より上手くなりたいと頑張る可能性。
     あるいは、あすか先輩がなんらかの理由で吹けなくなり、久美子があすか先輩の代わりに吹く形。天才の代わりになる重圧が、久美子を成長させるのではと思います。

     後者に関連して、「ずっとこのまま夏が続けばいいのに」とあすか先輩は言いました。麗奈と同じ天才であるにもかかわらず、意識が過去にむいている点が不審です。下手をしたら、死亡フラグにも成りかねないセリフだと思います。流石に"死と音楽"という重いテーマにすることは無いと願いたいですが、転校や停学、退部ぐらいはあるのでは覚悟しています。好きなキャラクターなので、できれば最後までいてほしいですが。



     2期楽しみです。時期が秋だとするとコンクール以外にも、文化祭や体育祭などがあるでしょう。そういった、イベントにも吹奏楽はつきものです。競い合う音楽だけでなく、音楽としての楽しさを表現した話など有れば嬉しいです。あの、ドボルザーク「新世界より」(遠き山に日は落ちて)や、「きらきら星」のように。

    以上
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