[感想] TV版リトルウィッチアカデミア 6話 ポラリスの泉
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[感想] TV版リトルウィッチアカデミア 6話 ポラリスの泉

2017-02-15 23:27
    こんにちは、ヘルシアです。

     世に言う1話切りのように、アニメが面白いか判断するタイミングは幾つかあり、個人的には序盤の最後となる6話前後が、重要だと思っています。

     そして今回の話は、派手さは無いけれども、綺麗な形で序盤を締めくくれたように、感じました。


    ■ダイアナの視点
     今までアッコの視点で魔法界や、魔法学校を見ていたのですが、ダイアナから見るとこうも絶望的なのかと、思い知らされました。

     アッコから見た魔法学校は、シャリオの出身校で、ここで学べばシャリオのような素敵な魔法使いになれる、様に見えます。

     しかし、ダイアナから見た現実の魔法学校は厳しい状況です。酷く言うなら、過疎化の進む田舎にある、昔有名だったが今は低ランクの大学、といった所です。

     前回、学校関係者が誰も読めなかった古代ドラゴン語を、12歳でマスターしたという笑い話が有りました。

     この話は、冗談に聞こえるようですが事実で、借金が無くなって喜んでいる大人たちの方が、実は笑うポイントでした。ダイアナにとっても、そのように見えたのでは、ないのでしょうか。

     2話、見た者を幸せにする蝶の話で、ダイアナが何処か哀愁の漂う姿が映されました。

     これはダイアナが名門の家柄にあるという以上に、魔法学校や魔法界を既に憂いていた姿であったように、今なら見えます。


    ■ダイアナの目的
     明かされている訳ではないですが、魔法学校の立て直しや、シャリオの様な有用な人材を見つける事を、目的にしているかもしれません。

     5話の感想でダイアナの親の考えが読めないと書きました。

     しかし、以下の3点を考慮すると、娘を学術の為に学校に行かせているわけではないと、察します。

     1、厳格を重んじる魔法界において、ダイアナはシャリオの魔法ショーを観ている
     2、古代ドラゴン語の解読知識が学校になく、ダイアナの家にあった
     3、魔法反対派のアンドリューとダイアナは、魔法の有用性について口論したことがある


    1、シャリオの魔法ショー
     幼女のダイアナが一人で見に行けるわけもなく、親の関与が必要になります。

     ということはダイアナの親は、シャリオの魔法ショーが、娘に見せるに値するものだと、考えたということでしょう。

     ダイアナの親は、国務大臣とも繋がりが有るほど、一般世界においても、それなりの地位にいる人間です。

     そのような人が、シャリオの魔法ショーを見るということは、魔法界の評価はいざしらず、世間にとっては有用であると考えたのでは無いのでしょうか。


    2、古代ドラゴン語の解読
     ダイアナの家についての言及はありませんが、知識の権威たる魔法学校にその知識がなく、12歳の少女が会得できるような環境が他にあったかとすれば、それは名門たるキャベンディッシュ家が妥当でしょう。

     学ぶとなれば、それなりの資料や人材が必要になります。

     そういった物の維持が、ダイアナの家でされていたということは、国務大臣のように魔法を無用の長物と観ているわけでは、なさそうです。

     そして、娘に教える程、ダイアナの家は教育も独自で行う方針ということも伺えます。


    3、アンドリューとの口論
     ここまでこれば言うまでもなく、キャベンディッシュ家は魔法を諦めていません。

     そして、自分たちで教育を施した娘を、学校に送り込むということは、学術的な目的とは別に何かしらの目的が存在するのだと、察します。

     そういった中で、アンドリュー達が考える「魔法は無用の長物」への対抗として、魔法の有用性、或いはこの一般世界で魔女としてどのように生きるのかの答えを、ダイアナは必要とするのではと思います。

     その答えの一つが、幼少期に見たシャリオではないでしょうか。


    ■夢見る少女じゃいられない
     ダイアナの話が長くなってしまいましたが、アッコの話も衝撃でした。

     てっきり、勢いとノリで押し切っていくのかと思っていたのですが、こんな序盤にリアルをぶつけてきました。

     いくらシャリオの杖を持とうとも、アルクトゥルスの森で大冒険をしようとも、強い憧れを抱こうとも、弱い自分は変わらない。

     魔法ショーの夢ではなく、地道な努力こそ、成果に繋がるという現実をアッコに叩きつける物語。

     Web版や劇場版の華やかさとは一線を画する、ギャグだけではなく重みのあるお話になるのではと、期待致します。


    以上
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