【時事メルマガ(131)】

「トランプ関税、本当の狙い⑤」

「昨年11月のミラン論文こそ、関税や通商の域を超えた壮大なトランプ・ドクトリンの設計図③」


 前回のメルマガではスティーブン・ミランの「A User’s Guide to Restructuring the Global Trading System』(2024年11月)」の第1章を紹介しました。

 そして今日紹介する第2章こそ、トランプ大統領と政権中枢が共有している現在の世界秩序に対する大いなる苛立ちが凝縮されており、この論文の中核と言えます。

 そしてこの章をしっかりと読み込むと、こんな夏にかけてトランプ政権がどういう動きを見せるか手に取るように見えてきます。

 アメリカの狙いも日本の取るべき戦略も全く分からず迷走している石破茂首相と赤沢亮正対米担当相には、私の論考を一刻も早く読んでいただきたいと思っています。

◆ミラン論