【現代ミサイル講座(15)】
「トランプ政権の宇宙防衛戦略ーゴールデンドーム構想②」
「HGVという難物の迎撃は日本の課題でもある」
「ソ連を崩壊させたレーガンを模範とするトランプ」
「中国を軍事的経済的に追い詰める大博打」
前回のメルマガ【現代ミサイル講座(14)】で、HGV=極超音速滑空体の事を思い出していただけましたでしょうか?
HGVとトランプ「ゴールデンドーム構想」の関係を簡単に整理し直すと、
・現在の弾道ミサイル防衛システムは、推進器から切り離された弾頭が放物線を描く事を利用して迎撃する
・しかしHGVは切り離し後に放物線を描かず、軌道を自在に変えながら不規則に飛翔する
・よって現在の日米の弾道ミサイル防衛システム(PAC3, SM3, THAADなど)では迎撃出来ない
・HGVを迎撃する事を表向きの目的としてデザインされているのがトランプ大統領の「ゴールデンドーム構想