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散文(メモ。人物像)
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散文(メモ。人物像)

2021-03-04 13:19


    ある日、父と話をしていてこういう反応を得たことがある。

    「なるほど。だから彼らは優秀なのか」

    私がどのような話をしたのかと言うと、

    「この世の中で、その地位や成果を得るために無法な卑怯や悪を働くのが朝鮮人の特徴である」

    と、語った。

    非常に残念なことではあるが、法やルールで「全て」の規定は出来ない・・・とすることがまかり通る場合がある。何故そうなのかといえば、「書かなくても大丈夫な常識や良識の部分は文字として表記しない」ので、それが法の抜け穴と認識され、物議を醸す。物議を醸さないためにはそれに従う人たち全てが常識や良識を元に、そのルールを読み下すことが徹底されている場合だけである。

    ・・・といった話を同時にしたわけだが、

    どうやら父は、常識や良識にとらわれている人々のことを、「凡愚で勇気もないので出来ない人々」と考え、そんな自身については「知恵も勇気も足りない私」と考えていたようで、その認識が特に改まることがないままに、死んでいきました。(老衰)

    無法者を優秀であると関心するそのサマ。不法を働くことを勇気の証左とするその結論。自身は「何故そうしなかったのか?」というということについて「つまり私は優秀ではない」という収まり方(行間として)。

    こんな感覚のままの人々は、我が父だけであるのだろうか? 彼は77歳で死んだ。七十年近くかけて身につけたもので、そう、判断する人だったのだ。なぜこのような残念な考えのままに生きてこれたのだろう。そしてそのまま死にましたが。

    この断片だけであるとその人物像に誤解が多いので一部を箇条書しておきます。


    ・飲酒運転は程々にやる
    ・町内会には参加する
    ・仲間を欲するが、知人か旧友止まり。
    ・故郷に執着がある。(規範の原点としていた模様)
    ・旧友同窓生や親戚には遠慮なく善行(独善)をやった実績がある。
    (チタン製の印鑑が格安だったので親戚中に送りつける)
    ・虫除けがなかったので殺虫剤(キンチョール)を足に直接ふりかけたことがある。
    ・長時間の自動車運転が得意。(比較的)
    ・大卒。あしなが育成会助成制度利用。(経済学部)両親が小中学校教師。
    ・野村證券と電電公社という選択肢の末に後者を選択。以後定年までそのまま。
    ・株式投資などのこと「人の金で儲ける方法」と思っていたことが晩年に発覚。
    ・農村出身。好きな畑作はするが、稲作と果樹栽培労働はトラウマらしい。
    ・大胆に無計画(旅程や人生など)かと思えば、計画倒れの傾向もある。
     (小屋建築を企図し緻密な素人図面を引くが、肝心なことがわかっていたいので
     「井桁に樹脂製トタンを釘ドメとたものを2枚作成」して終わる)
    ・民間の「北前船学会」に図らずも参加。

    ・自称「武士の子」(根拠は自身の母方の出自由来、唐津藩)
    ・自称、頑固者(黙して語らず、不言実行のつもりだった模様)
    ・ノンポリだが、その表明すら避ける気質。
      (メーデーに参加していたくせに、労組は大嫌いという言質あり。)

    ・基本、説明はしない。或いは得意ではない。

    ・好きな座右の銘の類
     「百聞は一見にしかず」「名物に美味いものなし」「しない、やらないほど簡単なことはな い」「十人十色」
    ・70代に差し掛かり、サンデルの白熱授業に興味津々となる・・ものの、何も反映されずに死 ぬ。(大学では哲学や討論の類を学ぶ機会がなかったらしい。)

    ・スポーツ観戦大好き人間。(次に限定される:マラソン、駅伝、野球、ラグビー、アメフト、
                  プロレス、ゴルフ。野球については、昭和30年代の近畿大学野
    球選手権に関する結果についての簡単な記述あり。彼の中学生
    時代の日記より。)
    ・剣道部と水泳部に所属していた。
    ・国体の記念と銘打ったゴルフトーナメントで図らずも優勝。
    ・海が好き。水泳が得意。
    ・海釣りをやっていたのだが、好きではなかったらしい。

    ・晩年、You Tubeにて、やくざ者のドキュメントをたくさん見漁っていた形跡あり。・
    ・・・・自身が不法をしないのは、勇気がなかったから。何という愚か者な帰結であろうか。

    そんな彼は、不法を働くやくざ者や朝鮮人のことを、どうやら「勇気がある人々」と考えていたという。




    安らかに。


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