郷本「夜と海【2】」
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郷本「夜と海【2】」

2019-07-21 16:27


    高嶺の月(?)とおしゃべりな人魚姫(??)の不思議な関係を描いた、郷本先生の「夜と海」の第2巻が出ましたね!!!

    今回は、生の恋(?)に憧れる花野さんと3次元には興味のないオタク少女、同じ演劇部で脇役に甘んじる舞原さんと主役を務める東雲さんといった、別の少女たちたちの関係も挟みながら、月子と彩という本来なら接点がない二人の少女の奇妙な関係が、ズレたり、スレ違ったりする様をアレゴリカルな日常劇といった趣で綴っていて、不思議な感覚が味わえました。

    この少女たちの付かず離れずといった、もどかしく、めんどくさいがゆえの甘美な距離感は、他の「百合」であったら、もっとシリアスに描かれたであろう、「ある原因」によって引き起こされていたことが判明するのですが、それがあっけないほどシンプルに描かれていることに、この作品ならでは魅力を感じました。

    そういえば、「咲 -Saki-」の衣の役満は「海底撈月(ハイテイラオユエ)」というのですが、まさに月子と彩の関係に相応しい言葉だと思いついたのですが、いかが。

    ということで、深読みし甲斐のある作品ではありますが、あまり野暮なことは言いっこなしにして、郷本先生には引き続き味のある(?)少女たちの関係を描いていって貰いたいと思います。

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