遠野渚「眠り姫と百合の騎士 -お姫様はマゾ責めがお好き!?-」(ラノベ)
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遠野渚「眠り姫と百合の騎士 -お姫様はマゾ責めがお好き!?-」(ラノベ)

2020-02-23 10:05


    お馴染みの二次ドリ文庫から、遠野渚先生の商業デビュー作であるライトH百合ラノベ「眠り姫と百合の騎士 -お姫様はマゾ責めがお好き!?-」が出ましたね~(イラストは焔すばる先生!!!)

    かつて人間が魔物や怪物の脅威に怯えていた「獣の夜の時代」を、少女と婚約者が共に死ぬまで女神ユグドラシアの元で眠り続ける「眠り姫」という一種の供犠(!)より終わらせた平和な世界。
    しかし、「眠り姫」は永遠に眠り続けるわけではなく、二十年から三十年で寿命を終えてしまうため、世界を領有する各国が順番に二十歳未満の第一王女が次の「眠り姫」となることが決められており、幼い頃から娘と言っても容赦なく父親より剣の薫陶を受け、今では近衛騎士団を率いる凄腕の女性騎士クリスが常に護衛する王女ティリアも、次の「眠り姫」となる時が近づいているという状況で、王女と女性騎士との恋の紆余曲折とその末がHシーンを交え、描かれていました。

    そして、サブタイトルには「マゾ責め」などとありますが、あくまでもソフトなSMプレイに抑えられており、よくある陰湿な(!)ハードSMな要素は皆無ですし、いつもの二次ドリ文庫百合(?)と同様に男絡み、ふたなり、道具もなしですので、ご安心を。
    さらには、クリスとティリアの前には、はるか年上で野心家のティリアの許嫁という障害もいるのですが、お約束な(苦笑)のクズヤローに相応しい末路を迎え、それを受けてクリスとティリアは前代未聞の決断に踏み切ることになりますが…。

    この作品の結末は、完璧なハッピーエンドと捉えられない向きもあると思いますが、私とすれば彼女たちにずっと寄り添い続けたメイドのミント同様に、ハッピーエンドだと受け入れることこそが、クリスとティリア自身の望みなのだと思いたいですね。

    遠野先生は今作以前から百合オンリーで創作されているとのことですが、今回も素敵な百合をありがとうございました。
    また、次の百合も期待したいと思います!!!

    あと、ずっとあらおし悠先生と上田ながの先生のみだった二次ドリ文庫の百合ものにおいて、ようやく様々な作家さんが登場されるようになって、より幅広くなってきたことは、本当に嬉しいので、引き続き「男絡み、ふたなり、道具なし」の基本は揺るがせにせず、頑張ってほしいと思います。


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