-
長期投資の入門 第11回 太陽光とEVと炭化ケイ素との不思議な関係
2022-10-18 23:17
=太陽光とEVと炭化ケイ素との不思議な関係= SiCは結晶欠陥が非常に大きなものであること。さらに、SiCは結晶そのものが傾いていることです。また、SiCは加工が難しい。欠点だらけでした。 これだけの不利な点があるのにどうしてEV向けにSiCが注目されるかについてはいろいろな背景があります。 まずは、走行距離の制約がEVにあること。 そしてなぜEVなのか。 これはカーボンニュートラルの要請にあります。 結局のところ、太陽光や風力などの不安定な再生エネルギーで電力を賄う方向にある。しかし、発電において石化燃料を使わないとなると自然エネルギーの変動が激しさを克服する必要がある。 その激しさを埋めるためには大量の蓄電池が負荷平準化の社会システムとして必要になる。人類が必要とする発電量の数倍の風力と太陽光発電がこれから設置されていきます。数倍の発電量が必要なのは変動を見込んでいるためですが、蓄電 -
中小企業オーナー経営者の役員報酬の考え方
2022-10-18 23:15
こんにちは、マネーライフプランニングの小屋です。 日頃、中小企業のオーナー経営者さんの「お金」の相談を受けていると、よくある悩みというのが見えてきます。 今日は特に相談の多い役員報酬の設定について取り上げたいと思います。●役員報酬の設定について オーナー経営者である方々は、ご自身の役員報酬を自分で決めてもちろん構わないわけですが、「いくらに設定するのが妥当なのか?」という事について悩んでいます。 多くの方は、顧問の税理士さんに相談したりするのだと思いますが、税理士も経営者のプライベート(家庭)でのお金の支出や管理などには触れていないために、適切な家計の収入というものについてはあまりアドバイスができません。 FPである、私から見ると役員報酬は・家計の支出をカバーできるような設定である・個人に資産を残すのと法人に資産を残すのがどちらが良いか考える・経営スタイルという3点から検討とアドバイス -
有料メルマガライブラリから(448)「確実性の高いインカム・ゲイン狙いの志向を強める」
2022-10-13 12:16
有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「確実性の高いインカム・ゲイン狙いの志向を強める」= (有料メルマガ第370回・2015/3/1配信号)※注 2015年3月現在の内容ですので留意下さい。【前略】 今日のコラムの題にした『選択で言えばキャピタル・ゲイン狙いを劣後させて、より確保できる確実性の高いインカム・ゲイン狙いの志向を強めている』ということです。 「不毛な決断」を迫られるというのは、それ以前の「普通レベルの決定」において繰り返し間違いを犯し続けたために、最後にその清算を迫られているにすぎない状態です。そんなはめに陥らない為 -
長期投資の入門 第10回 SiCパワー半導体
2022-10-12 14:50
まず、最初にお知らせがあります。 鳥取市と松江市にお住いのみなさま、セゾン投信のリアルセミナーが開催されます。10月15日と16日の午後2時からです。 なかなか山陰に行く機会がないので、みなさまに直接お会いできるのを楽しみにしております。鳥取セミナーhttps://www.saison-am.co.jp/seminar/detail/20220719091647.html松江セミナーhttps://www.saison-am.co.jp/seminar/detail/20220719092148.htmlよろしくお願いします。=SiCパワー半導体= さて、次世代パワー半導体SiC MOSFETの将来性について連載してきました。本日もSiCパワー半導体の続きです。 技術的なトレンドは、とかく表面積を増やして付加価値当たりのコストを抑えること。 最初、SiCは小さな4インチの基板(ウェハー -
貯蓄から・・・
2022-10-11 14:51
初めに。毎度のどうでも良い前振りですが、蒲田駅東口に最高コスパのステーキ定食屋さんを見つけました(笑) 「ジャンボステーキはらぺこや」です。知り合いでも何でもありませんが、宣伝をしてあげたくて書きました(笑)。外観も内装も庶民的なお店ですがコスパはトップレベルで、とても感じの良いお店です! さて、アメリカの代理戦争をさせられている(と言われる)ウクライナ。 様々な意見が飛び交いますが、多少の妥協も踏まえてロシアと話し合えば良かったものを、ロシアからの提案を露骨に却下しプーチン大統領を戦争へと走らせてしまいました。そもそもプーチン大統領の野望が諸悪の根源なのかも知れませんが、西側メディアから流される情報だけでは真相は分かりません。 アメリカの為政者は自分達を安全な場に置きつつ金の為には常に何処かで戦争をしないと気が済まない連中とも言えます。この連中の贅沢の為に世界の庶民は何時までも苦しま -
NISAの恒久化で日本株は上昇するのか
2022-10-11 14:50
岸田総理がニューヨーク証券取引所の講演で、NISAの恒久化の必要性について語ったのは、投資家にとっては大きなニュースになりました。 もしNISA恒久化が進めば、投資をする人は増えると思います。 日本には「もったいない」という名言があります。 NISA制度があるのに、使わないのは「もったいない」と感じる方が、徐々に増加していくでしょう。 この改革のときに、ついでに「NISAは未成年も利用可能」にしてほしいです。2024年からジュニアNISAがなくなるので、制度の入れ替わりにはちょうど良いと思います。 ところで、NISAが恒久化され、投資をする人が増えると日本株は上がるのでしょうか。もし上がらないと残念です。日本人にとってせっかく積立投資が当たり前になっても、みんなが海外にばっかり投資をしていると、日本株の市場にはお金が回ってきません。 日本人が抱える約2000兆円の個人金融資産が、外に流 -
有料メルマガライブラリから(447)「投資戦略を練りながら、好業績予想の銘柄に打診買いを」
2022-10-07 16:14
有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。=コラム「投資戦略を練りながら、好業績予想の銘柄に打診買いを」= (有料メルマガ第360回・2015/12/15配信号)※注 2015年12月現在の内容ですので留意下さい。【前略】 一年を振り返ると、今年も株価が大きく乱高下しました。でも購読者の皆さんも、他の多くの個人投資家も、今年の運用成績は大きくプラスしている方が多いと思います。つまり去年の年末より投資資金が増えている投資家が多いと感じます。 毎年この時期に考えることは、今年の残りの期間には今年の運用成績を気にして小手先の売買を行うよりも、来年も -
長期投資の入門 第9回 パワー半導体について
2022-10-06 11:56
いよいよ今月も最終日です。みなさま、いかがお過ごしでしょうか。 まず、最初にお知らせがあります。 鳥取市と松江市にお住いのみなさま、セゾン投信のリアルセミナーが開催されます。10月15日と16日の午後2時からです。 なかなか山陰に行く機会がないので、みなさまに直接お会いできるのを楽しみにしております。鳥取セミナーhttps://www.saison-am.co.jp/seminar/detail/20220719091647.html松江セミナーhttps://www.saison-am.co.jp/seminar/detail/20220719092148.htmlよろしくお願いします。 さて、SiC MOSFETの成長性について連載してきましたが、本日もその続きです。=手順について おさらい パワー半導体について= 今回はパワー半導体のことを考えてみます。 手順は以下の通りです。1 -
食糧危機
2022-10-06 11:51
8月末頃の日経新聞「十字路」にて、ガソリン補助金や麦の価格据え置きなどを例にして現状の政策を批判したコラムがありました。(筆者はキヤノングローバル戦略研究所 山下一仁研究主幹) 一部抜粋です。『おにぎりを食べている人より高級パンを食べられる人を優遇し、ガソリン補助金により高級車に乗る人を優遇している。政府・農協は減反を強化して米価を引き上げ、ガソリン補助金で脱炭素化への投資を妨げる』等々・・・とありました。 ご指摘の通りです。将来に目を向けず、目先の人気取りしか眼中にないポンコツ政治家ばかり・・・。 9月までのガソリン補助金は約2兆円。本来、ガソリン高となれば需要も減るため温暖化防止に役立つのですから、厳しくとも資源高の環境を利用して資金を脱炭素投資に振り向ける絶好の機会とすべきなのに、単なる人気取り(政治パフォーマンス)に資金流用しています。しかも将来世代に借金をしてまで。 JAは利 -
アドバイザーが中立な立場に立つことの難しさ
2022-10-06 11:43
株式会社マネーライフプランニングでは、「投資助言業」という財務局登録をして金融機関とは距離を置いた、独立したアドバイス会社としての経営をしています。 ここで言うところの「独立」とは、金融機関とのしがらみ(販売や手数料)などが全くないために特に忖度や配慮や偏りをなくし、顧客にとって最善と考えられるアドバイスを実現しやすい環境であることを意味します。 改めて、このような事について触れるのは、最近2つのことで「独立」したアドバイスが求められていると実感したからです。 1つ目は、日経新聞社との新しい取り組み。 8月末から実験的に、日経新聞社の読者層、日経IDの保有者層に対して、FPアドバイスを提供するという取り組みを実験的に始めています。 その取り組みの中で、多くの相談者の方から 「このような独立したアドバイスを欲しいと思っていたんだけど、なかなかそのような人が見つからなくて、今回の日経の案内
2 / 3