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記事 2件
  • 市場潮流

    2014-03-11 19:34  
    今週の東京株式相場は、週末にかけ4日続伸して終わりました。週初はウクライナ情勢の緊迫化に伴い、3日(月)まで4日続落となりましたが、その後はウク ライナで軍事衝突が回避される見込みとなるなど懸念が後退。為替が再び円安傾向となったこと、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用見直しが 取り沙汰されたことなどを好感し、日経平均で1万5000円台を回復しました。  ウクライナについては、歴史的経緯、軍事的価値などから、ロシアはクリミア半島に関しては実質的な支配下に置きたいことでしょう。さりとて、「冷戦構造へ逆行」し、経済制裁を受けるような深刻な対立は回避したいものとみられます。  ロシアの主要産業は資源産業であり、石油と天然ガスの価格高騰を背景に輸出の拡大で経済成長を遂げてきました。しかし、13年の実質GDPの伸び率は1.3%程度にとどまっています(12年は3.4%の成長)。  国営企業
  • 市場潮流

    2013-12-02 13:07  
    先週注目している銘柄として取り上げたなかのひとつであるクレハ(4023)ですが、シェールガスの採掘機の部材に使う特殊プラスチック素材PGA(ポリグリコール酸)の生産が想定を上回り順調に拡大しているようです。  同部材は強度や生分解性といった特質が評価され、今年年初には1社であった採用社数が11月時点で9社に増加。さらに10社前後が「採用予備軍」として控えているようです。  同事業に関し会社側は、17年度での黒字化を見込んでいましたが、その時期が早まる模様です。今期の連結業績も好調に推移しており、直近の株価の上昇は これらを好感したものといえますが、引き続き長期的なスタンスで注目してみたいと考えています。いわゆる「シェール革命」による産業界、企業への影響の拡 大は、これからが「本番」とみています。              (水島寒月) (情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありま