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データを知って投資を考える(その2)
2023-05-08 15:17
前回に続いて様々なデータを取り上げながら投資について考えたいと思いますのでお付き合い下さい。 前号⇒ http://okuchika.net/?eid=11092 先週はispace9348の月面着陸失敗で株式市場では夢破れた投資家の売りが殺到しましたが、創薬ベンチャーと同様に宇宙開発に向けた新たなビジネス企業の登場に興味津々というところかと思います。 さて、世界で打ち上げられた人工衛星の数は2011年の129機から2021年は1809機となり既に12000個以上の登録がされているそうです。世界でロケット打ち上げの能力のある国は9ヶ国あり、人工衛星を保有する国は50ヶ国以上以上あるとのこと。日本でもスカパーJSAT9412が海外の通信事業者向けに衛星を保有し既に大きな収益を上げています。 今回の月面着陸プロジェクトは民間企業初ということで注目されたのですがまだまだ先は長い。現在の私たち -
データを知って投資を考える(その1)
2023-04-28 18:11
株式投資をされる皆さんができれば知っておきたいことはたくさんあるかと思いますが、市場内には様々なデータがあり、それに従って評価がなされたりもします。 マクロの視点ではGDPに関連したデータや各種人口統計、貿易統計、企業収益、上場企業数や時価総額など様々です。 思いつくままに現在の日本の経済データなどをネットからピックアップしてみると、総住宅数は6240万戸とされオフィスビル棟数の1万581棟をはるかに上回っています。 このうちの何と850万戸は空き家とされ、人口減少の下で地方の人口減が著しい中で空き家問題がクローズアップされる背景になっています。最近古民家カフェが人気のようですが、空き家活用ビジネスが有望ビジネスだとされるのはこの数の多さのためでしょう。 飲食施設数は145万あり、美容サロン24万を大きく上回っています。 飲食店の数は小規模なお店も多く数としてはうなずけますが、美容サロ -
データの利活用ビジネスが成長
2023-04-08 13:00
かつてはIT、今はDX(デジタルトランスフォーメーション)。 DXという言葉が言われ始めたのはスウェーデンの大学教授が提唱した2004年とされます。 2018年に経産省はDXの定義として「企業がビジネス環境の激しい変化に対応しデータとデジタル技術を活用して顧客や社会のニーズを基に製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに業務そのものや組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性(他社よりも儲かる仕組みづくり)を確立すること。」だとしています。 日本でもこのDXがテーマとなり、社会全体に広まり始めて数年が経過していますが、直近になっても少子高齢化時代を迎える社会全体が効率性や変化を求める中でますますDX化が進展しつつあります。システム開発系の企業にとってはDX化を推進する気運がビジネスチャンスとして捉えられ、積極的にその活動をアピールしているように感じられます。 業務の効
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