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為替市場動向~不安はありつつ、取り敢えず、リスクオフ?~
2017-04-28 17:51
先週末に行われたフランス大統領選挙第1回投票の結果は、中道派でEU支持のマクロン候補優勢のうちに、極右EU離脱派のルペン候補との5月7日の第2回目投票が決まりました。その後の世論調査もマクロン候補リードが伝えられ、一旦は、不安心理の解消で、ショート買い戻しを軸に、EUがらみでのリスクオフは後退しました。 売られていたフランス国債やフランス金融株は買い戻され、ドイツ国債とのスプレッドは縮小、通貨ユーロも対ドル、対円で大きく買い戻されました。 一方、米VS北朝鮮対立の地政学リスクも、注目されていた25日の北朝鮮人民軍創設記念日に訓練以外で軍事行動とされる行為は行われなかったことから、しばしの一段落となり、リスク回避通貨とされて買われてきた円は、対ドルで111円台まで戻し、質的逃避で一時2.1%台まで買われた米国債10年物は2.3%に利回り上昇しました。 フランス大統領選挙に関しては -
市場潮流
2017-04-26 01:14
今週(4月17~21日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で285円12銭上昇し(率にして1.6%の上昇)、1万8620円75銭で取引を終えました。実に、6週間ぶりの上昇です。 円高進行が一服したこと、フランス大統領選への過度な警戒が薄らいだことなどから、割安感に着目した国内機関投資家の買いが相場の回復に寄与しました。 ただ、20日には日本郵政が巨額の減損処理を検討していることを伝えられると急落するなど、地合いは脆弱です。 23日に実施されるフランス大統領選は、直近の世論調査で、中道左派のマクロン氏がリードしているようです。ただ、反EUを唱える国民戦線のマリーヌ・ルペン党首が1位になるようであれば、週明けの株式相場が下落して始まる可能性があります。 ただ、騰落レシオ等、株価指標は割安圏に到達しており、引き続き、好業績の内需関連銘柄、中小型銘柄などから戻りを模索する動きになる
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