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参院選後の株式相場と炎の注目銘柄
2016-07-12 19:25ようやく参院選挙が終わり、結果が出揃い自民党と公明党の与党が3分の2の議席を得て、いよいよ今後は改憲に向けて動き出すことになります。 思い切った経済政策も打ち出されることになりますので停滞してきた株式相場にとってもポジティブな影響をもたらすと評価されます。 選挙期間中の日本株は穏健なまま推移してしまいましたが、今後はより具体的な政策期待の高まりが相場を下支えしてくれる展開が見込まれます。 一段の金融緩和に大型財政出動が主体となりますが、早速に自民党谷垣氏からの景気対策への発言が飛び出していました。 日本株の週末は選挙前で様子見気分から、やや弱い動きでしたが、それに先立っての欧米のマーケットは堅調でした。日経平均現物株は円高の進展もあって前 日比169円安の1万5106円で終えたのに対して先物は1万5350円(+230円)と上昇。出遅れてきた分、日本株の出直り幅が大きくなると期待され -
テーマ株乱舞
2016-04-26 20:29株式相場ではテーマを求めて様々な銘柄に投資家のリスクマネーが集まっています。業績の先行きが読めなくなればなるほどテーマ性が重要になり、行き場のないおカネがうごめく相場となります。 昨年12月からの株式相場はまさにそうした潮流が活発化し、潮流に乗れない銘柄と乗れる銘柄の間で二極化する動きになっています。 最近では忘れ去られた感のある創薬ベンチャーにも物色の潮流が押し寄せています。 ファンダメンタルズを見ると円高基調の中でこれまで相場をリードした輸出関連の主力銘柄が買い難くなってきましたので、どうしても内需系の銘柄に物色の手が動くことになります。 内需系を更に分析するとITを絡めた中小型のテーマに沿った新成長株が人気を集めており、投資家はそうした潮流に乗ろうと懸命です。こうした潮流は輸出 関連や金融系など主力銘柄中心の東証1部市場と中小型内需系銘柄が中心のマザーズ指数との間でも二極化の -
とにかく明るい安株
2015-12-08 20:07今年の流行語大賞が一部で話題になっています。 酒の席でのちょっとしたネタ話ではありますが、お笑いネタでは、とにかく明るい安村の裸芸での一言。「安心して下さい。穿(は)いています。」というセリフが何かと話題です。 これを株式投資の世界で文字ってみると、とにかく明るい安株が言いそうなせりふ、「安心して下さい。来ています。」となるのかも知れません。 これでもかというほど下げても下げても下げても明るくふるまう安くなった株にも、実はなにがしかの上げの背景が控えていて、株主やこれから投資しようと構えている投資家に対してのポジティブな言い得て妙なせりふ、 「安心して下さい。来ています。」 となるのです。 それがどのような株なのか気になります。 下げても下げても何やら明るくふるまっている株などあるのかと読者の皆さんは感じておられるのかも知れませんが、株式相場全体には必ず、存在しています。 かつ -
成果を高める調査に基づく投資
2015-07-29 00:47暑中お見舞い申し上げます。 2015年の夏、真っただ中の今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。 今秋以降に予定されている利上げを前にNYダウがやや停滞気味ながら、日経平均はすっかり2万円台が定着しつつありますが、皆様の資産増加は順調でしょうか。 暑さの中で続く株高の潮流に乗れるかどうか、投資家によって成果はかなり異なっていると思われますが、実際にはいかがでしょうか。 機関投資家にとってはインデックスに負けないパフォーマンスを求めて理屈の立つ銘柄に投資していく必要がありますが、そうした銘柄調査を行いオーソドックスに成長株に投資するのかインデックス型でいくか様々だろうと思われます。 一方、個人投資家の皆様にとっては自由な発想で取り組めますのでやり方も自由ですが、もし機関投資家と同様に調査を重ねながら運用にあたられますと大いに成果が上がるものと期待されます。 かく言う私も長きにわたり -
将来性に投資する
2015-06-23 15:24未来のことは誰しもわからないが、ある程度予測することはできます。 映画バックトゥーザフューチャーではタイムマシンで過去から未来に移動し未来起きることを知って賭け事で儲けようとする企てが展開されたりしますが、株式投資の世界でも未来の株価がわかれば、そのような儲け話につながる訳です。 とは言え、未来を予測しても現実問題はそう簡単にはいきません。ただ、足下の状況から判断して今期の業績を予測することは現実に多くのアナリストが行っていることです。 投資家にとっての課題はいかに中長期の将来性を読み取れるかになります。前期実績の経常利益が1億円しかないとしても3年後に10億円になることがわかればその株を安いうちに買っておけば時価総額が何倍にもなる可能性があることになります。 更にそれが100億円、200億円の水準となれば時価総額は膨らみます。2期前に2.6億円の経常利益しかなかったミクシィ(21 -
買う勇気と見切りの勇気
2014-07-08 21:21上昇トレンドが強烈な銘柄を買う勇気をもった投資家と買わないで、見てるだけの投資家の違いはどこに出てくるのでしょうか? 株を買った途端に値上がりすることもあれば値下がりすることもありますが、値下がりするのが嫌なら株はやめるべきだというあるワイン好きな知人がいます。ワインを片手に銘柄談義していると投資家には買う勇気が求められているように思います。 銘柄の中身が十分にわかっていない場合、こわごわながらリスクに挑戦することになるのですが、時流にマッチした銘柄は上昇トレンドに入ります。上昇トレンドに入ると需給も良くなるので取り敢えず買ってみることを奨めている知人には銘柄に対して相応の自信があるようです。 このように私の回りにいる卓越した投資の発想を持つ知人が直近ではSOL(6636)に注目して大成功。イントランス(3237)にも注目し、上昇トレンドに入ってきました。値上がり初日こそ目をつけて、 -
ミクシィに生気(リターン)を吸い取られた?株式市場
2014-06-25 00:00ミクシィ(2121)株の人気が凄い。昨年の秋に1064円という安値をつけましたが今は19000円台ですから、実に17倍もの株価になっているので す。その背景はガンホーという会社がパズドラというゲームで大きく利益が伸び時価総額を高めましたが、ミクシィもモンストというスマホゲームで急成長をし ようとしている点がポイントになっています。 同社に黙って投資した投資家の資産が大きく増えているでしょうが、実際にはここまで黙って持ち続けられているのかは不明です。オーナー(笠原氏)の持ち 株790万株で計算すると90億円が今は1500億円余りに増えています。6月末での5分割前に2万円と言う株価が見えてきました。 ミクシィ株に吸い取られてしまった株式市場で株価上昇による益出しと戻り売り、見切り損切りが交錯していて一気に株価上昇にはいかないという状況になっていると見られます。 極端に言えばミクシィで儲け -
ウェディング関連株評価
2014-04-30 20:34日本文化には様々なものがあります。冠婚葬祭もその一つ。冠婚葬祭に関わる企業は文化的な要素で支えられたビジネスを展開しています。 古くからあるビジネスで必ずしも成長するとは言いにくいのですが、ここ数年で新たに上場してきた企業も含めて、結構多くの企業がビジネスに取り組んでいます。 【冠婚葬祭ビジネスに関わる企業】 1.結婚関連 少子化が続く中で結婚というテーマはビジネスとしては縮小気味ながら、この時代が人生で最も積極的に消費をする時期でもあり、そこにビジネスチャンスが広がっています。所得にもよりますが、親の懐もあてにされて子供の結婚を盛り上げることになります。 1)男女の出会いまでのビジネス 大学を卒業し晴れて社会人となった男女が家庭をもつための活動を婚活と称しています。婚活ビジネスで最も活発な企業はIBJ(6071)。2012年12月に上場して後、もたついてきた株価は業績堅調を背景に上 -
減益見通し企業の研究
2014-04-22 16:54株式で儲ける秘訣はと聞かれて、億の近道の読者の皆さんはどうお答えになりますか? 答えは千差万別でしょうが、要するに投資対象の企業が業績を向上させることに尽きます。 投資の王道は成長株投資です。成長企業というのは一定期間売上や利益を拡大させていけるビジネスモデルを構築し人材や設備を先行投資させて中期的に利益成長していける企業です。 成長を見出す作業をアナリストの皆さんは行い、見出した企業を投資家にアピールしていきます。 上場企業も自らをアピールしながら時価総額を拡大させていきますが、日本の場合は安定指向の企業が多いように思われます。つまり社内にお金をため込んで積極的な投資をしない企業が多いように感じられます。 先行投資をしないで利益を上げられる企業なら良いですが、通常は先行して投資しないと利益拡大にはつながりません。つまり企業はお金をため込んでばかりいては成長できないのです。 3 -
往く株、来る株
2013-12-26 15:21ミクシィ(2121)、アスカネット(2438)、エムティ―アイ(9438)、アドソル日進(3837)、イマジカ・ロボット(6879)、きちり (3082)などなど私がフォローしている銘柄の中で今年の活躍株を言い出したらきりがありません。活躍した理由は様々ですが、じっくり見ているとヒント は隠されています。 これらが来年も活躍する保証はありませんが、引き続きウォッチしていきたいと思います。それぞれが株価倍増、?倍増を演じましたが、今後の展開は不透明です。 なぜ上昇したかの理由を見いだせれば、同様の発想でまだ上がっていない来る株への応用ができます。上がった株を追うのもそれなりに価値はありますが、できればまだ動きのない新たな銘柄への投資で運用成果を高めていきたいと思います。 どのような活躍株も旬の時期を過ぎれば、その後何ごともなかったように静かになってしまうこともあります。 株式相場は非
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