-
市場潮流
2020-06-09 17:35今週(6月1~5日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で985円84銭上昇し(率にして4.5%の上昇)、2万2863円73銭で取引を終えました。3週連続の上昇です。 株価指標は過熱気味ですが、国内外で経済活動が再開され、景気が改善するとの期待から、投資家心理が強気に傾き、今週も株価の上昇が続きました。 日経平均株価は1日(月)から5日(金)まで5日間続伸しました。 主要国では、財政・金融両面での大規模な景気対策が続いており、3日には、トランプ大統領が米経済の支援策の検討を始めたと報じられたほか、4日には欧州中央銀行(ECB)が大規模な追加金融緩和に踏み切りました。 先週も述べましたが、海外投資家が買い越しに転じるなど、株式需要は良好です。折しも、企業の配当の支払いが開始され、その再投資も見込まれます。内外の投資家のリスク回避姿勢が緩和したことで、原油など資源市況、長期金利、新興国通貨な -
市場潮流
2020-06-03 12:33今週(5月25~29日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で1489円73銭上昇し(率にして7.3%の上昇)、2万1877円89銭で取引を終えました。2週連続の上昇です。 週初の25日(月)は緊急事態宣言が全面的に解除される見通しとなったこと、政府の20年度第2次補正予算案が事業規模で100兆円超になると報じられたことを好感し、日経平均株価は前週末比353円上昇。続く26日(火)も実際に緊急事態宣言が全面解除されたことで、経済活動再開への期待が高まり、前日比529円上昇。27日(水)も空売り筋の買い戻しなどを軸に同148円上昇。28日(木)も、欧米での景気刺激策の議論が進んだことに加え、国内では安倍内閣が第2次補正予算案を閣議決定したことなどが材料視され、同497円の大幅高となり、約3カ月ぶりの高値に達しました。 週末の29日(金)も米中関係の悪化が懸念されつつも、底堅い推移となり、同
1 / 1