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  • 勝ち組国家と負け組国家

    2013-08-21 22:12  
    <負け組国家>  最近の国際情勢は混とんとしていますが、その中でも、大きな流れがある程度見えてきました。それを特徴づけるものの一つが、「勝ち組国家」と「負け組国家」です。  数の上でいえば「負け組国家」の方が圧倒的に多いのですが、代表例は中国と韓国でしょう。  拙著「銀座の投資家が「日本は大丈夫」と断言する理由」(PHP研究所)の第4章などでも書いているように、発展途上国から中進国まで発展することは、いくつかの条件さえ整えばそれほど難しくありません。人件費(人間)の安売りをして、少々粗悪でも安い製品を大量に輸出すれば、それなりのレベルまで発展できます。  最近は、日本製の工作機械の水準が驚くほど高まっているので、極端に言えば、それを地面に置いてボタンを押すだけで、工業国の仲間入りをすることができるわけです。  しかし、そのような誰でも製造できる製品は、ウォーレン・バフエットが言うところの「