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総合商社と専門商社
2023-07-26 15:49
バフェットさんの発言から大手総合商社株の人気が高まったことがこのところの全体相場上昇を後押ししたとも言えます。 総合商社は世界的に見ても日本独特の存在でお金と知恵とで世界を舞台に活躍し利益を得てきました。その多くは天然資源の開発によるもので、このところのエネルギーや金属素材価格の上昇で三菱商事を中心に、いずれの大手総合商社も空前の利益を上げています。 ただ今期については市況の頭打ちから減益見通しが示されており、本来なら株価は停滞が予想されるのですが今年は有名投資家であるバフェットさんという後ろ立てを得ての活躍です。 勿論、三菱商事のように自己株買いを実施するなど企業努力もあっての株高ではありますが、この先に待つ展開は世界経済の状況とも関わります。 リスクがどこかに潜んでいることにはなりますし個人投資家の皆さんにとっては、ここから更に追いかけるのは気が引けるのかも知れません。 ご存じのよ -
この会社、事業会社なのか会社型投信会社なのか?
2019-06-05 13:46相変わらずの株式相場の調整にうんざりという皆さんも多いのかも知れませんが、時には視点を変えて企業を分析してみてはいかがでしょうか。 本日、取り上げるのは2つの関西系専門商社です。 3700余りの上場銘柄の中にはこうした企業の株もあるということを知って頂くと良いかと思います。 いずれも売上規模の違いこそあれそれぞれの分野で確たる地位を築いている関西に拠点を置く専門商社なのですが、資産価値に比べ投資家の評価が低いのも共通しています。関西にはこうした企業が多いですね。 筆者は過去、アズワン(旧井内盛栄堂・7476)やSPK(7466)に興味を持ちフォローしておりましたが、かつては今回取り上げる2社のような低評価に甘んじていた時代がありました(SPKはまだ低評価の印象があります)が、現在は業績の着実な向上、連続増配とともに投資家からの評価を高めています。 大手総合商社も伊藤忠など繊維から派生した
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