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  • 株の玉手箱 がんばる液晶軍団

    2021-06-08 10:26  

     恵和という会社の株価が上昇している。 決算発表直後は売られたものの、その後の株価切り返しは凄く、5月17日の2,168円が6月2日は3,205円まで急騰している。 事業は農業や鉄鋼、紙パルプ産業向けの包装資材、フィルムを手掛けていたが、1992年に光学フィルム製品に参入。 光学フィルムといえば日本ゼオンさんのゼオノアなどの位相差フィルムや、富士フィルムさんやコニカさんのTACフィルム、それを貼り合わせる日東電工さんなどが有名であった。 日本ゼオンで活躍された研究者の荒川さん(現在のゼオンナノテクノロジーの社長)は富士フィルムで視野角制御のフィルムを開発後に転職されゼオンに入社し、ゼオノアを大きく成長させた方。特に溶融押し出しに勝ることが競合より優位になった筈である。 当時、ゼオンの研究のYボスによればシクロオレフィンポリマーの末端を多少変更することで特許を回避したのが競合品で、デメリッ