-
市場潮流
2017-11-27 12:04
今週(11月20~24日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で154円05銭上昇し(率にして0.7%の上昇)、2万2550円85銭で取引を終えました。2週連続の上昇です。 ところで、「業績相場」、「金融相場」といった相場の「分類方法」がありますが、筆者はこうした分類には違和感を覚えます。人によって解釈が違うなど、性格付けがあいまいであるため、時として便宜的つまり都合の良い使われ方をされがちです。 最近では日経新聞が、「いよいよ業績相場入りか」、「業績相場に移行した」といった記事を掲載しました。これから、業績相場に入るのであれば、これまではどんな「相場」だったのでしょうか(笑)。 景気のサイクルと中央銀行の金融政策から、「業績相場」、「金融相場」を区別する考え方もあるようですが、日銀のように、政策金利をゼロ近辺まで下げたことで、短期金融市場での金融調節機能を失い、長期金利に働き
1 / 1