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  • #21 第一稀元素化学工業(4082) 2019/08/13 フォロー2020/06/02

    2020-07-08 01:15  
    4000pt
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           山本潤監修「グロース銘柄発掘隊」 第21号
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     山本潤氏率いる「株の学校」で、山本氏をはじめとする講師陣の薫陶を受けた精鋭アナリスト達が、成長株を発掘し、その内容を詳細にレポートします。
     毎週火曜日配信、1回に1銘柄の深掘りレポートです。
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                   【目次】
     ■はじめに ■第一稀元素化学工業(4082) 客員アナリスト 宇佐 聖 ■第一稀元素化学工業(4082) フォローレポート 2020/06/02 追加 客員アナリスト 宇佐 聖
    ※本メルマガの一部内容を、億の近道へ抜粋の上掲載することがございますので、あらかじめご了承下さい。
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    ■はじめに
     NPO法人イノベーターズ・フォーラムのご協力により、客員アナリストたちのレポートの有料メルマガがスタートしました。
     グロース銘柄発掘隊の隊長は東京2期生です。 彼の指揮下、隊員たちは、週に一本のフルレポートをディープに発表します。 どれも個性あふれるレポートです。
     投資家のみなさまにおかれましては、ぜひ、グロース銘柄発掘隊の客員アナリストたちへのご支援をよろしくお願い申し上げます。
    (山本潤)
    【発掘隊より】
     グロース銘柄発掘隊は、5年から10年以上の長期投資に耐えると思われる銘柄を発掘し、調査分析するものです。配信した銘柄は短期的に株価調整する場合もありますが、対象企業の前提条件が変化しない限り、問題ないと考えます。 配信した銘柄は定期的にチェックしております。もし、前提条件が変わったりビジネス環境が大幅に変化した場合には、あらためてフォローコメントを配信致します。
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    ■第一稀元素化学工業(4082)
    【会社概要】
     第一稀元素化学工業(4082)は、元素の中でも「ジルコニウム」に特化した研究開発型企業である。 多様に変化する「ジルコニウム」という素材を売り物にする同社のこれまでの軌跡は、時代時代のニーズに答えていく形で発展してきた。 14年前に上場してから現在までの間に売上2倍を達成した同社は、今後もおおいなる可能性を秘めて成長が期待できる会社だ。
    ◆沿革(成長ストーリー)
     同社の創業は1956年、戦後復興期を終えて高度経済成長の入口に差し掛かった頃に誕生した。創業者は國分恭一郎。「まだ誰も扱ったことのないものを研究したい」という、探究心と湧き出る熱意のもと会社を立ち上げた。当時、ジルコニウムはとても高価であってニーズもなく、手がける企業はなかった。 創業から63年が経過した今、社員数は連結で440人(正社員)を超えるが、ジルコニウム特化型追求企業としての姿勢を貫き続けている。 事業体制としては、ジルコニウムの生産から加工までの一貫生産体制を築き、一次製品として製品化されたものを二次産業メーカーへ納入する。
    ◆発展の軌跡
     同社の事業は、紙の耐水を担保する機能の開発から始まった。 創立から5年、主にカメラのレンズに使われる光学ガラス用ジルコニアの販売を開始する。1950年代後半から1960年代のこの頃、カメラは開発多角化の時代であり、一眼レフカメラや初の小型カメラが初めて市場に登場した時期と重なる。 1968年には電子材料用のジルコニアの販売を開始。電子レンジ、自動改札システム、卓上計算機、小型ラジオ、テレビといった電子材料を要する製品が爆発的に普及していった頃だった。 またこの時期は同時に、工場などで使われる耐火物や樹脂用難燃剤も販売を開始。 70年代に入ると、ブレーキ、酸素センサーといった自動車部品製品に使われる素材としてのジルコニアを販売開始。時代はマイカーブームの到来と重なる。 80年代にはファインセラミックス等の高性能分野へと展開していく。 1990年、自動車の排ガス規制が世界中で採用されつつあったこの頃、自動車排ガス浄化触媒用の販売を開始。これが今現在も主軸を担う分野へと発展していく。 1998年には燃料電池用途の販売を開始。 2000年代には国際規格の取得、子会社の設立、東証第二部へ上場と世界を見据える。 2010年代に入りベトナム、中国、タイに子会社を設立。東証一部への昇格を果たした。
    ◆経営危機からの克服