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為替市場動向~正念場、崖っぷちのドル円相場~
2013-10-11 11:50米国の財政協議難航が伝えられ金融市場はリスクをとりにくい状況が続いています。今年の会計年度の歳出予算が不成立、暫定予算の協議も進まず、政府機関の 一部は閉鎖されて一週間以上が経過。米政府機関の閉鎖は約18年ぶりとのこと。過去の政府機関の閉鎖では最高21日(1995年~1996年)、平均では 6.4日だそうです。その影響で、先週は市場関係者が注目していた9月の雇用統計発表も見送られました。また、今月17日が期限と言われる債務上限引き上 げ問題の進展次第では限定的に米国債デフォルトの可能性もあります。 最終的には妥結するだろうと思われていた今年の予算協議の膠着状態は為替相場にも影響しています。9月末と比較した直近の為替相場の動きを見ると、円は 主要通貨全てに対して上昇しました。リスク回避では円、スイスフランが買われる傾向がありますが、今回は円、豪ドル、ユーロなどが対ドルで買われ、基本的 にド
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