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記事 3件
  • 防護服をやっている帝国繊維(3302)の株価が穏健な訳

    2020-01-30 01:15  
     パンデミックが杞憂に終わることを望みながらも実際にそうなったら大変なパニックになるだろう。 2020年のこの時に一緒に生きている私たちが取るべき行動は時代の生き証人となって語り継ぐことぐらいかとは思うが、こんな時だからこそ関連した企業を評価する行動を採ることは株式投資を行う皆さんの自然な行動のようにも映っている。 マスクや除菌、消毒、防護服などのパンデミックを防止するお仕事に関わる企業の株式を市場は見出して物凄い勢いで買い上がっている姿が見出せる。この流れについていくかどうかはともかく、目ざとい投資家も多く、一種のお祭り騒ぎのような展開が見られるが、この咎めは宴の後のような相場につながることになる。 マスクでは市販用のユニ・チャーム(8113)が上げられるが、時価総額が大きいために株価へのインパクトは少ない。 一方で医療用マスクの興研(7963)や重松製作所(7980)は時価総額や発行済
  • 滅多に動かない株が動いた!!

    2020-01-07 23:43  
     日経平均が大幅に調整する大発会の株式相場で目を引いたのは一連の防衛関連銘柄が人気を集めたこと。 石川製作所(6208)や豊和工業(6203)、細谷火工(4274)といったお決まりの銘柄群が軒並みストップ高。また、本日は防衛関連銘柄として日本アビオニクス(6946)もストップ高を演じていたが、これは日本産業パートナーズ系のファンドによるTOBに絡んだ動きかも知れません。 このほかでは5G関連の多摩川HD(6838)の株価が3000円台に乗せるなど持前の仕手性を発揮していた。 また、防毒マスクの重松製作所(7980)がストップ高を演じていたほか防衛省向け防毒マスク納入に実績のある興研(7963)も一時210円高の1564円まで買われるなど有事に備えた物色気運が一気に盛り上がってきた。 興研株は筆者が過去1年半余りウォッチしてきた銘柄で長期に株価が低迷し続け気になっていた銘柄だ。過去、何かの有
  • 小型防衛関連銘柄の異常人気

    2017-04-20 14:28  

     北の脅威や中国の海洋進出に対抗するには防衛予算の拡大が不可欠との議論が巻き起こっています。  GDPの1%という防衛費の枠に留めている日本が米国の安全保障の庇護のもとでやってこれた時代が徐々に変わろうとしている昨今、国民を守るための防衛費拡大が国の施策に盛り込まれていくのは当然の流れでもあり、ここに来ての防衛関連株の人気化が顕著です。  とは言え、防衛関連銘柄と言っても物色対象は中小型株に限定されており、大型防衛関連銘柄は反対に冴えない展開となっています。  北朝鮮の生物兵器がミサイルに搭載されて日本に飛んでくる可能性が首相の口からも出てきたことで俄然人気化したのがサリン・防毒マスク関連の興研(7963)、重松製作所(7980)、アゼアス(3161)など。  これらの銘柄は3月末に比べ直近の高値まで3割から4割の上昇を示しています。これらは防毒マスクの定番銘柄と言えますが、短期投資家