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為替市場動向~英EU離脱目前。こう着の為替相場~
2019-03-05 01:15今週末から3月への月替わり。 今月に入り、株式市場が戻り相場となる中、債券市場、為替市場はこう着状態が続いています。 英国のEU離脱BREXITの期日が実質的に1か月を切る中、未だ行方は不確か。新しいニュースが出る度にポンドが乱高下。2月の主要通貨のパフォーマンスでは、対米ドル上昇のトップが英ポンド。特に昨日、「メイ首相が、離脱延期案を検討」の報で上昇したのが影響しました。 一方で、多くの主要通貨は、2月月初来昨日まで、対米ドルで下落しました。 さて、今週は、注目イベントが続く週でもあります。 26日27日にはFRBパウエル議長の上下院での議会証言。28日には米国の18年第4四半期のGDP数値発表があります。また、政治的には米北首脳会談、進展が伝えられる米中貿易協議の行方も、米中首脳会談開催も含めて楽観的な見方を織り込みつつあるだけに、逆に、今後の動きには気をつけたいところで -
為替市場動向~出口へ向く米欧英、日本は?~
2017-06-30 00:07
週末、月末、四半期末、半期末の節目が重なる6月30日を前に、先週から狭い値動きだった市場でしたが、昨日ドラギECB総裁、イエレン米FRB議長の講演で大きく動きがありました。また、同じ日に、米上院議会で共和党がヘルスケア法案(オバマケア法案の見直し)採決を延期したことも影響がありました。 イエレンFRB議長の発言主旨は、利上げ路線は不変、(使う尺度によるので確信はないとしながらも)『やや高く見える資産価格』の2点だったように思われます。資産価格(株価)が幾分高いとしているのは他の当局者からも出ていて、ニューヨーク株式市場は、発言を受けて下げ幅を広げ、長期金利は上昇しました。資産価格への言及については、今後も注目していく重要ポイントでしょう。 また、このところ、注目されてきたインフレについては、(インフレ低下)懸念もありつつ、指標により相反するシグナルがあるとしました。 昨日は講演
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