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複雑怪奇な株価下落の背景
2019-03-28 14:26市場には疑心暗鬼がうごめいている。 文字通り得体の知れない複雑怪奇な鬼があちらこちらでゾンビのように徘徊し、ムードを暗くしている。 投資家心理の集大成が株式市場の方向性にも影響してくるのであるが、相場全体の見た目は良くても心の中ではこの疑心暗鬼がとがった針をちくちくと突き刺してくるから決して喜べたものではない。 業績低迷時には話題にすらならなかったことが業績の好調な時期に様々な不祥事や不具合となって表れる。これは企業への警鐘でもあり社会全体への戒めかも知れません。 どんなに業績が伸びても常に企業に潜むリスクの芽が投資家の心の中で醸成されリスクオフの行動になって表れるから普段は表舞台に出ることのない疑心暗鬼が舞台のそでから顔をのぞかせることになる。 疑心暗鬼が誘導する相場下落へのシナリオは昨年12月のクリスマスシーズン後から鳴りを潜めてきたが、いつ表舞台に再び表れるのか絶えず気 -
大型株か中小型株か
2017-08-22 20:39
東証2部指数が堅調に上昇しています。 なぜ堅調に上がってきたかがネット証券などでもコメントとして出ているようですが、例えばその要因の一つは2部銘柄が1部昇格前に指数への組み入れ前に高く評価されることが考えられます。今年は東邦アセチレン(4093)が東証2部から東証1部への昇格を6月1日に果たしましたが発表の翌日に26%もの株価上昇を演じたそうです。 昨年はアドソル日進(3837)でも東証2部から東証1部への昇格発表で株価が上昇したりしていますので、こうした昇格期待が底流にある東証2部銘柄が絶えず関心を呼ぶことは想像に難くありません。 また、時価総額が大きなシャープ(6753)の株高も東証2部指数の上昇要因となっているようです。そういう意味では8月から東証2部の仲間入りした東芝株の行方も気になるところです。半導体事業の売却が進捗しない中で下手すると上場廃止も考えられますので先行き
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