• 「韓国を説得できる」という間違い

    2019-10-17 00:2015

    さて、本日は最近日本のメディアで「韓国を説得できる」という前提での記事が連続して掲載されたため、その考え方に問題があるという件について、手短に書いていきます。

    初めて来られた方はまずこちらを先に読む事をお勧めします。

    ブロマガ『日韓問題(初心者向け)』を始めた理由

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    ・このブロマガは「日韓の価値観の違い」を初心者向けに扱っています

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    ・相手が不法を働いているからと、こちらが不法をして良い理由にはなりません

    ・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらど
    う思うか」という客観性を常に持ちましょう

    ・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください



    ※一部を除き、引用記事が日本語の場合には文中にリンク用アドレスとタイトルのみ表記、韓国語のものやリンク切れで参照不能な記事のみ文末にまとめて本文を引用します。
    ※本文中のリンクは引用の元記事、或いはインターネットアーカイブやウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。


    1:「韓国を説得する」という前提の記事


    まずは以下の3つの記事から

    【ニッポン放送・飯田浩司のそこまで言うか!】韓国内で文政権に“お手上げ”の声 「韓国を共産化しようとしている」 ソウル取材で分かった内情…日本は韓国を“利用する”手も?
    zakzak 2019.10.16
    1/2ページ) (2/2ページ

    私は先週月曜日まで3泊4日で、韓国・ソウルで出張取材をしてきました。文在寅(ムン・ジェイン)政権について、同国の安全保障や経済の専門家がどう見ているのかが知りたかったのです。

     結論から言えば、文政権のデタラメぶりに業を煮やしてはいるが、韓国大統領の持つ「強大な権力」を前に、指をくわえて見ているしかないということでした。

     安全保障では、韓国陸軍出身の国民大学政治大学院の朴輝洛(パク・フィラク)教授に話を聞きました。米朝実務者協議が決裂した日で、北朝鮮が新型潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射実験をした数日後でした。

     朴氏は、韓国駆逐艦による海上自衛隊哨戒機へのレーダー照射事件や、日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄決定も、文政権に責任があると指摘し、「日本政府には、関係を良くする努力も、悪くするような決定もしてほしくない」と言いました。

     小野寺五典元防衛相が折に触れ言っていた「丁寧な無視」を、韓国の識者も提案しているのです。この意味は非常に大きく、それだけ「良識派が追い詰められている」現状が見てとれました。

     朴氏はさらに、「文政権は韓国を共産化しようとしている」と明言し、「日本の安全保障にとって、それでいいのか?」と問題提起しました。

     そのうえで、第三者的ポジションに終始する日本に対し、「アジアの自由民主主義体制の勝利のためにできることを考えて、積極的に出るべきだ。韓国を批判しても現実は変わりませんよ」と覚悟を問いました。

    とはいえ、韓国側の言うことを無条件に受け入れて仲良くすることも、日本の国民感情からいってもあり得ません。だからといっていきなり「日韓断交!」というのも、リスクが高いことも自覚しなくてはいけません。

     仮に、北朝鮮主導で朝鮮半島が統一され、日本の防衛ラインが対馬海峡に下がったとき、日本をどう守っていくのか?

     敵基地攻撃能力の保有や、米国の中距離核戦力の導入なども容認するのか? 自衛隊の増強に予算を割けるのか? 憲法改正も必要ではないか? そのことも含めて「日韓断交」するのか? あるいは「丁寧な無視」で現状を維持し、北朝鮮とのクッションとしての韓国を生かすのか?

     ともかく、文政権のGSOMIA破棄決定のように、国内向けのアピールのために外交・安保関係を犠牲にする姿勢は最悪です。朴氏が言うように、文政権の間は「何もしない」我慢も必要でしょう。韓国は都合が悪くなると日本にすり寄ってきます。日本を利用する「用日だ」と言います。

     ならば、われわれも一足飛びに断交ではなく、冷徹な「用韓」も選択肢ではないかと、今回の取材で感じました。甘い考えでしょうか?

     ■飯田浩司(いいだ・こうじ) 1981年、神奈川県生まれ。2004年、横浜国立大学卒業後、ニッポン放送にアナウンサーとして入社。ニュース番組のパーソナリティーとして、政治・経済から国際問題まで取材する。現在、「飯田浩司のOK!COZY UP!」(月~金曜朝6-8時)を担当。趣味は野球観戦(阪神ファン)、鉄道・飛行機鑑賞、競馬、読書など。


    編集部の<秀逸>「たもつさん」さん
    毎日新聞 2019年10月13日
    https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20191011/pol/00m/010/001000d

    「たもつさん」さんのコメント「永遠の隣人との関係」

     文政権に対する評価では、尾上さんの意見は私見とは異なるようですが、韓国との関係を重視すべきとの意見はもっともなものと受け止めます。

    古来、朝鮮半島における独立国の存在は、極東の島国たる日本の安全にとって要の役割をしてきました。(中国の底力を過小評価して大陸に攻め込んだ何度か大失敗を例外として。)韓国がなければ中国のプレッシャーを直に受けることになります。

    「韓国併合」という大失政の後遺症が癒えるには時間がかかるであろうし、それなりの経済的負担を覚悟しなければならないでしょう。日韓基本条約ですべてが解決されたという安倍政権に認識は、おめでたいというか、歴史知らずというべきでしょうか。

     韓国の人たちの「反日感情」の先には、中国に従属した「統一朝鮮」の成立しかありえないでしょう。その道へ進むように煽ってどこに日本の安全があるのでしょう。ここは、多少のことは冷静に受け止めるべき時期だと思うのですが。


    抵抗か翼賛か 保阪正康氏が語る国会の岐路
    朝日新聞 2019年10月15日
    https://www.asahi.com/articles/ASMB35WFSMB3UTFK011.html

    日韓の関係悪化や過熱するナショナリズムにどう向き合うのか。外交を担う政府を監視する立法府の姿勢が、改めて問われている。臨時国会のスタートに合わせ、国会に求めるものを、近現代史を研究してきたノンフィクション作家の保阪正康さんに聞いた。

     臨時国会では、立法府つまり国会が行政府から本当に独立しているのか、三権分立が機能しているか、が問われる。試金石となりうるのは、日韓問題だ。

     日本政府は1965年の日韓基本条約・請求権協定に基づき、元徴用工の補償問題は「完全かつ最終的に解決済み」との立場を取ってきた。韓国政府も同じ立場だったが、昨年10月の韓国大法院(最高裁)が覆した。これだけをみれば、安倍政権が言う「韓国は約束を守らない」というのも、その通りだと思う。

     しかし、65年当時、韓国は軍事体制下であり、東西冷戦のさなかだったため、条約や協定があいまいさを残していたことは否めない。ここに目をつむったまま、日本政府が「私たちが正しい」と主張しているだけでは、「協定を認めない」とする韓国政府と平行線のままだ。

    安倍政権がそれでいいと言うなら、日韓問題を政治的プロパガンダに使っていると受け止められる。敵を作って世論を勇み立たせる形で、支持率アップや政権浮揚に利用していると。これでは、際限なく対立が拡大していき、両国の国民間の感情はとげとげしくなる。

     いや、世間に広がる韓国への妙な感情の高揚は、昭和10年代の「中国をやっつけろ、中国を支援している米国をやっつけろ」という感情の流れに近いと言ってもいい。ナショナリズムが一度はびこると、その先に待ち構えるは暴力の正当化だ。昔だったら戦争になっているかもしれない。

     手を打てるのは立法府だ。与野党を問わず、議会は行政府の問題点をただす役割を担っている。65年当時の国際状況を鑑みて、請求権協定の有効性に関する韓国側の言い分に議会として耳を傾ける。そのうえで、日本政府に「それでも韓国政府の言い分は間違っているのか」と問いかけ、冷静に議論を進めるべきだ。「約束をほごにされた」と言うだけでは、行政府を追認しているだけの立法府になる。

     かつて自民党内に戦争体験世代の良心派がいた。そういう大物の保守政治家は、基本条約・請求権協定の約束は約束として、日本が韓国を植民地化した歴史を踏まえて、「韓国の言い分も分かるね」と政治的な落としどころを探し、冷静な議論を心がけた。

     野党にも問題はある。歴史的座標軸が欠けているため、今の局面だけを切り取り、安倍政権を批判したいだけの揚げ足取りの質問に終始しているように見える。もう少し工夫が求められる。

     野党の対応で気になることがあった。日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を韓国が協定を破棄した際、立憲民主党の枝野幸男代表が「韓国は明らかにやり過ぎだ。毅然(きぜん)とするというのは日本政府の対応としてはありだ」と政府の対応を支持したことだ。危惧するのは、外交問題を国会の俎上(そじょう)に載せないとの判断にならないかということ。それが国益だと思うならば大いなる錯覚だ。姿勢を改めなければならない。

     韓国に厳しい世論がさらに強まったときに、迎合して野党が与党よりも強硬意見を述べ、政府を励ますようになれば、自分たちの保身、選挙での集票しか考えていないと見られる。それだけはやってはいけない。

     ファシズムという言葉はどこか仰々しく聞こえるが、簡単に言えば、行政府が立法府と司法府を下に置くことだ。それが行政独裁だ。戦前に行政府に対峙(たいじ)していた「抵抗国会」は、1933年ごろを境にして政府を追認し、ご機嫌とりに終始した「翼賛国会」に変容した。

     第2次安倍政権になってからの自民党は特定秘密保護法や安全保障関連法など政府が進める政策への異論を挟まず、行政の下請け機関のようになった。異論を唱える野党に対しては閣僚が威圧的に答弁したり、論理を平気ですり替えたりする。議会の討論が死滅状態になっている。抵抗国会か翼賛国会か。真の意味で今、岐路に立っている。(聞き手・永田大)

     ほさか・まさやす 1939年生まれ。ノンフィクション作家。2004年に昭和史研究で菊池寛賞、17年には「ナショナリズムの昭和」で和辻哲郎文化賞。著書に「昭和史七つの謎」「田中角栄の昭和史」など多数。



    上記記事なのですが、まずzakzakと毎日新聞の記事では、冷戦時代の延長線上として「韓国の位置に北朝鮮が来たらどうするのか」という前提で話が進んでいます。


    そして朝日の記事では、相変わらずの「韓国は1965年の日韓条約時に独裁政権だった」云々という「いつもの」内容です。


    まず前者に関しては、そもそもそれが成立しなくなってきたからこそ今があるのであり、これは「日本と韓国が共通の利益を持つことができなくなった」という事です。


    ですので、「これまで通りの関係」を保つには全く別の「共通の利益」を探しその前提で話を進めないといけないにも関わらず、これらの記事ではその部分が完全に抜け落ちています。
    解決策がないにも関わらず、解決すべきと書いているだけなのです。


    そして次の朝日の記事に関しては、過去に何度も指摘してきたように、「過去がどうであれ今都合が悪いから条約は無効だ」などとやっていたら、そもそも「韓国とは条約も協定ももう二度と結べない」という事にしかなりません。
    つまり論外です。


    そして問題はそうした個別のことではなく、これら記事全てにおいて「韓国と同じ価値と利益を共有できる」という前提で、「説得できる」としている事です。
    それができなかったからこそ今があるにも関わらずです。


    2:問題は韓国


    国防問題は重要ですが、そもそも日韓で利益の共有ができないのならば、まず利益の共有を行わないといけないのですが、現在の韓国はそれが不可能になっています。
    次に以下の記事を



    ブルックス元司令官「北が韓国に対米自主圧力、GSOMIA破棄と関係がある」 朝鮮日報 2019/10/16


    上記記事では、元米韓連合司令官だったビンセント・ブルックス氏が、「北朝鮮が『自主』の概念を強調し、韓米同盟を弱体化させようとしている」と警鐘を鳴らしています。


    この「自主」とは、いわゆる便宜上の韓国の左派とかリベラルの人々がよく口にする言葉で、「アメリカに依存するのではなく、自主的な国防を行い真っ当な独立国になるべきだ」とする主張で、記事でもあるように北朝鮮がこれを利用し、頻繁に米韓同盟にゆさぶりをかけています。


    そしてこれには「GSIOMIA破棄も関係している」とブルックス氏ははっきりと言及しているわけですが、現在の韓国ではGSOMIA破棄がおおむね世論から好意的に受け取られている事を見ても、「北朝鮮の論調」にかなり韓国が融和的になっている事がわかります。


    ただし、韓国において反米は一部の親北団体以外公言しておらず、韓国人の多くは「最も信頼すべき国」としてアメリカを挙げている人が多いという、ある種矛盾した状態になっています。


    これがあるため、韓国が北に完全に流されアメリカと「袂を分かつ」可能性は極めて低いです。
    おそらく、「北についても不利になるだけだ」という打算が働いているからでしょう。
    なので「日本との関係が悪化した」ということと、韓国が北朝鮮化するという主張はイコールの関係にありません。


    韓国が信頼できる国1位は米国、警戒すべき国は? 朝鮮日報 2019.10.02


    つまり、韓国人にとっては日本より北朝鮮のほうが利益の共有化をしやすいが、アメリカが最も重要と考えられているという事です。


    そのうえで以下の事例のように


    慰安婦損害賠償訴訟裁判が再開…徴用判決「第2ラウンド」に? 中央日報 2019.10.16
    スマートフォン版
    https://s.japanese.joins.com/JArticle/258578


    韓国内で慰安婦問題の損害賠償裁判が行われつつあります。
    これが起きた場合、事実上韓国は2015年末の慰安婦合意を破棄することと同じになります。


    おそらく徴用工裁判と同じで、裁判所が日本政府への賠償命令判決を出し、それに政府が追従するという名目になるでしょう。


    そしてそうなると、いよいよ韓国は日本と利益の共有を行うことができなくなり、さらに「離れていく」ことになります。


    つまり、最初の3つの記事では「日本が韓国を挑発すべきでない」とし、日本が動かなければ韓国との関係が悪化しないという論調になっていますが、実際にはこの慰安婦裁判の動きや、今年中に行われることがほぼ確定している徴用工裁判での三菱や新日鉄の資産売却など、韓国側が次々と「原因を生産している」のが問題の根底なのです。


    そしてこうなるのは、(実態がどうかは別として)韓国人たちが「日本と利益の共有化を行うよりこちらの方が利益がある」と考えているからです。


    当たり前のことですが、こうなってしまっては共通の利益を見つけ出して協力していくことなど不可能ですし、韓国が変わらなければ状況が好転することもないわけです。


    にもかかわらず、いまだに日本のメディアでは、今回紹介したように「日韓で利益の共有ができる」という前提で、韓国を日本が説得すべきとする論調がまかり通っているのです。


    もし、本当に韓国を説得できるとしているならば、まずはこの状況で「利益の共有ができる新たな枠組み」を作り出さないといけないわけですが、そうした提案は一つもありません。


    また朝日のいうように日本が大幅譲歩して韓国側に歩み寄っても、すでに「利益の共有化ができていない」現状では、さらなる要求が来るだけで状況はまず改善しませんし、譲歩は慰安婦合意の二の舞になるだけです。


    そのうえで、今後韓国がどうなるかは未知数です。
    zakzakや毎日の記事では、日本が強気に出れば「韓国が北に飲み込まれるぞ」と指摘していますが、先ほども書いたように韓国人の多くは本気で北と共闘する意思などみじんもありません。


    なので少なくとも今の段階で「日本が強気に出ると韓国が北朝鮮に飲み込まれる」というのが間違いであり、この辺りは日韓関係ではなく米韓関係の範疇になります。



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  • 【日韓問題】続・記憶の改変をしているわけではない?

    2019-10-13 00:1371

    さて、本日は予定を変更し、前回の理気二元論に関連した追加解説を行います。

    関連記事
    韓国社会では「記憶の改変」が起きているわけではない?


    関連動画
    【日韓問題】韓国の右と左

    youtube版
    https://youtu.be/cnqjhhdxZBM

    【日韓問題】旭日旗問題の問題

    YouTube版
    https://youtu.be/Uq93x1gIslI


    youtube版
    https://youtu.be/StPglNFdHxE


    youtube版
    https://youtu.be/Zk4XP6QbfEo

    youtube版
    https://youtu.be/FVhTZIcQrLE


    注意
    ・この動画は「日韓の価値観の違い」を扱っています

    ・うp主のスタンスは「価値観に善悪や優劣は存在しない」というものです

    ・相手が不法を働いているからとこちらが不法をして良い理由にはなりません

    ・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たら
    どう思うか」という客観性を常に持ちましょう。

    ・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください

    ・キャラ崩壊あり

    ・動画の拙い部分は生暖かく見守ってください、そのうちなんとかします


    本日の投稿動画


    YouTube版
    https://youtu.be/kTEc2aB-6gI



    以下は動画のテキスト版となります。
    ※本日テキスト版の編集を忘れてしまっていたうえに、原因不明のトラブルが頻発したため、キャラクター名の色分けをするところまで手が回りませんでした、もうしわけないです。


    レイム マリサ
    ゆっくりしていってね


    レイム
    さて、今回は急遽予定を変更し、前回と同じ韓国の理気二元論について解説していくわ。


    マリサ
    おいちょっと待て。
    私の出番どこいった。


    レイム
    前回の動画ね、質問が多かったのよ。
    それはつまり、動画の説明に不完全な部分があるって事でしょ?


    レイム
    元々この動画、尺を短くするために色々端折っていたから、全部は無理だけどその中から重要そうな部分を色々ピックアップしてみる事にしたのよ。


    マリサ
    嫌な予感しかしないんだが?
    あ、そうだ、そろそろメープルシロップが切れるからカナダに収穫に行ってくるぜ。


    レイム
    却下。
    あとメープルシロップの収穫は春先よ。
    じゃあさっさと始めるわよ。


    マリサ
    レイムは鬼だぜ。


    主気・主理論


    レイム
    それで、この韓国の理気二元論なのだけど、過去日本にも関係する歴史的事件に関係しているのね。


    マリサ
    歴史的事件?


    レイム
    豊臣秀吉の文禄・慶長の役の事よ。


    マリサ
    文禄・慶長の役に朱子学が関係しているって事か?


    レイム
    そういう事ではないわ。
    文禄・慶長の役が起きる約10年前の事なのだけど、朝鮮の儒学者である李珥(イ・イ)という人物が、「最近国の政策が杜撰になり官僚も仕事をせず、民は困窮し軍備はボロボロだ、もし戦争が起きたらひとたまりもない」と警告したのね。


    マリサ
    この人、10年も前に文禄・慶長の役を予想していたって事か?


    レイム
    そうじゃないわ。
    この人は朱子学の学者ではあったけど、主気論といって、「天の秩序たる理は重要だが、だからと行って気(現実)を無視してはいけない、物事の判断に現実に起きていることも考慮すべきだ」と主張していたの。


    マリサ
    ああ、客観性や具体性といった現実的な事を重視する考え方だったのか。


    レイム
    あくまで「相対的に」ね。
    そして「理が気をコントロールするのだから理を優先すべきだ」とする考え方の主理論の人々と対立し、ずっと派閥争いを続けていたのだけど、李珥の死後主理論派が優位になった結果、この「現実を直視し財政と軍備を立て直すべき」とする考え方が廃れ、その結果李朝は秀吉からの再三の警告を無視することになり、文禄・慶長の役へと繋がっていくのね。


    マリサ
    なるほどな。


    レイム
    でね、ここからが重要なのだけど、現在の韓国でもこの主気論派と主理論派の対立が発生しているのよ。


    マリサ
    ちょっとまて、もう21世紀だぞ?意味が解らんのだが。


    レイム
    論より証拠ね、この記事を見てほしいわ。

    【コラム】文在寅政権には「士大夫の遺伝子」がある
    朝鮮日報 2018/12/30
    1/3ページ) (2/3ページ) (3/3ページ

     今現在の積弊(前政権の弊害)清算政局を目の当たりにして、朝鮮時代の「士禍」の殺りく劇を連想するのは仕方ないことだ。士禍とは、士大夫(科挙官僚)に対する粛正のことで、それを連想するのは、情け容赦ない残酷さのせいだ。朝鮮時代中期、性理学の理念闘争が繰り広げられるたび、血しぶきが飛んだ。敗北陣営では多くの士大夫が拷問され、誅殺された。家族・親族・弟子まで奴婢となり、流刑となる滅族の惨禍をもたらした。それは恐怖の統治術だったことだろう。「血の警告」で抵抗の芽を摘んだのだ。

     韓国軍機務司令部の李載寿(イ・ジェス)元司令官自殺に権力の「殺気」を感じた人も多い。前政権を象徴する人物を洗いざらい調べ上げ、あらゆる容疑をにおわせて手錠をかけた姿を公開し、辱める。「必ず捕まえて鉄格子の中に入れてやる」という意志を隠そうともしない。李載寿元司令官の焼香所に現役軍人の姿はほとんど見られなかったという。軍人たちがおじけづいて近寄らなかったからだ。これが政府の望んだことなのか。

     過去の政権をターゲットにした積弊捜査は2年間にわたり続いている。100人を超える前政権関係者が拘束されたり、裁判を受けたりしている。これら関係者に言い渡された懲役判決の合計は既に100年を上回った。政権交代のたびに繰り返されてきたことだが、これほどまで残酷に大なたを振るったことはない。「現代版士禍」という声も聞かれる。朝鮮時代の支配層は、政敵を斯文乱賊(儒教の根本を乱す盗賊)と名指しした。現政権は「積弊勢力」というレッテルを貼り、政治的・社会的・人格的に葬り去っている。積弊清算も士禍も、反対派を根絶やしにしようという非寛容の権力行為にほかならない。数百年間という時を経ても、その本質は変わらない。

    『韓国は一個の哲学である 〈理〉と〈気〉の社会システム』という興味深い本がある。ソウルに8年間留学し、韓国という謎と格闘した日本人教授の韓国研究書だ。著者は韓国を「理の社会」と規定した。儒教理気論で「理」とは観念の哲学を意味する。「気」が物質と経験論だとすれば、「理」は道徳と精神、名分と形而上学だ。朱子学が花開いて以来、韓半島(朝鮮半島)史は「理」が支配した歴史だった。「理」の独走が士禍と小中華論を生み、衛正斥邪運動(朱子学を守り、邪教・邪説を排斥しようという運動)につながった。朱子学的観念の世界に没頭するあまり、孤立と衰退の道をたどったのだ。そして、韓国は今もまだ「理」が息づいている「哲学の国」だというのだ。

     著者は、北朝鮮を「理気社会主義の完成体」と考えている。私の目には、文在寅(ムン・ジェイン)政権も間違いなく「理」の哲学の継承者に見える。実用よりも理念、成長よりも分配、富国強兵より包容の国を目指している点はまったく同じだ。朝鮮時代の士大夫は農本社会(農を国の本とする思想社会)を目指したし、文在寅政権は労働中心の社会をうたっている。官の役割を強調する「大きな政府」の哲学は、朱子学の王道政治に通じる。道徳的優越意識にとらわれ、意思疎通のないまま突き進んでいるところまで同じだ。文在寅政権は朱子学をベンチマーキングしたわけではないだろうがソックリだ。

     朱子学は士農工商の序列意識を持っていた。現政権も、反企業路線をまっしぐらに進んでいる。士大夫が商人に対してぞんざいに接したように、現政権も企業を軽視し、企業関係者を見下している。これは、政権中枢部を市民運動・労働運動・学生運動出身者が掌握していることと関係がある。こうした人々は苦労して金を稼いだ経験がない。他人が稼いだ金を使うばかりなので、企業がやっていることがどれだけ大変で、どれだけすごいことなのか知らない。文大統領は「利益より人」とよく言う。崇高な言葉に聞こえるが、その背景には金を稼ぐことを罪悪視する思想がある。

     文大統領のやり方は「士大夫リーダーシップ」に近い。意味と価値をあがめ、理念と理想を追求する。しかし、高尚で厳格な議論を楽しんだ士大夫のように、現実的な感覚は劣る。文大統領の「流体離脱」的な現実認識はこれまでしばしば議論を呼んできた。先週も雇用労働部(省に相当)を訪れた際、「最低賃金の引き上げ速度は本当に速すぎるだろうか」と問いかけ、人々をあ然とさせた。この1年間「最低賃金ショックで庶民経済がズタズタになっている」というニュースで持ちきりだったのに、だ。全韓国人が知っている事実を、大統領だけが知らないかのように言っている。世間の事情に暗かった、いにしえの士大夫もこんな調子だったのだろう。見たくないことは見ようとしないからだと思われる。

     文大統領の言動が変わったという。突然、経済活力・投資・産業政策といった概念を強調し始めた。一部からは路線転換を期待する声も上がっている。そうであることを切に願いたいが、私はどちらかと言うと悲観的だ。大統領府の言い方を借りれば、「現政権には『士大夫の遺伝子』がある」からだ。言葉さえ変えれば、政権の遺伝子まで変わるというものではない。実際の政策と行動を改め、何よりも人を変えなければならない。骨の髄まで労働運動・学生運動系の遺伝子を持つ大統領府の参謀たちはそのままで、国政転換を口にするのは言葉遊びに過ぎない。目の前の危機だけ避けようというテクニックに過ぎない。

     今、私たちは「孔子の末裔(まつえい)」同然の政権を目撃している。孤立した理念の城から出なければ、現政権は決して成功できない。政権の任期は刻々と過ぎているが、未来が明るいとは言えない。

    朴正薫(パク・ジョンフン)論説室長


    レイム
    記事では、韓国の事を「理の国」と紹介する日本の学者の話を紹介しながら、「理」を重視しこの理に沿った「正しい姿」を追い求めるのが文政権であり、李氏朝鮮時代の衛正斥邪運動(朱子学を守り、邪教・邪説を排斥しようという運動)のように、自分達の理想に沿わない意見を排除していると書いているのね。


    ※動画説明欄に関連動画へのリンクがあります。


    マリサ
    ちょっと待て、文在寅政権って一般的には左派政権と呼ばれている政権だろ?
    まあ過去動画でレイムが解説してきたように、実態は単なる民族主義だとしても、だからって左派政権が古臭い朱子学に沿った考えなんてするか?


    レイム
    別にこれは韓国に限ったことではないけど、左派とかリベラルって名乗る人達の中には、かなり旧守的で異なる考え方に不寛容な人達がたくさんいるわよ。
    朝日新聞とかわかりやすいでしょ?ちなみにマスコミ業界って、日本で最も儒教的な年長者絶対主義が生きている社会よ。


    マリサ
    まあそういうのもあるかもしれんが、文政権の人達が朱子学を重視しているって違和感しかないぞ?


    レイム
    朱子学「そのもの」ではないわ。
    あくまで韓国社会の慣習や文化として根付いている朱子学的理念に忠実なのよ。
    「この世には絶対的・普遍的な道徳的正しさが存在し、その正しさを選択する事こそ正解である」という考え方ね。


    レイム
    これがわかりやすいのがGSOMIAの事例ね。
    GSOMIA破棄って、現実的に見れば韓国にとって不利しかなく、案の定アメリカからも不信感を持たれているうえに、ここぞとばかりに北朝鮮は韓国を揺さぶりに来ているわ。


    マリサ
    まあ、あの判断が韓国にとってプラスになった事例は一つもないな。


    レイム
    でも、理気二元論に基づく「天の秩序たる正しさ(理)」の考え、実態としての「自身のその時の感情的利益」に基づくと、「日本が我々を信用しないとしてメンツを潰したからGSOMIAを破棄したのだ、日本が態度を改めればいいだけだ」という解釈なのね。


    マリサ
    ああ、なるほどな。
    傍から見ると単なる逆切れにしか見えないが、確かに韓国人の「感情的利益」には沿っているな。


    レイム
    つまりね、文政権は主理論に沿った考えで「理に基づく正しさ」を行い、朝鮮日報とかの便宜上の保守系は主気論に則って「米韓同盟や日本との安全保障問題(気)も重視すべきだ」として対立しているけど、与党の文政権による主理論が優勢というわけ。


    マリサ
    なるほどな。


    問題はもっと根本的


    マリサ
    要するに、朝鮮朱子学的考え方を持っていても、主気論的な考え方なら現実を直視できるから問題は起きないって事か。


    レイム
    そういうわけでもないのよ。


    マリサ
    レイム、やっぱ私は秋に収穫できるメープルシロップを求め…


    レイム
    却下で。


    マリサ
    レイムは容赦がなさすぎるんだぜ。


    レイム
    それでね、主気論でも主理論でも共通している考え方として、「この世には絶対不変の正解が最初から存在しており、その正解を選択する事こそ道徳的に正しい行いである」という考え方があるのね。


    マリサ
    でも主気論では現実に起きている事も重視して考慮されるんだろ?


    レイム
    それはあくまで自分の持つ「普遍的正しさ」に抵触しない場合よ。
    GSOMIAの場合には、伝統的な米韓同盟に亀裂が入りかねないという、保守系の利益に沿っていないから反発が起きたという背景があるの。


    マリサ
    「自分の感情的利益に沿うか沿わないか」という部分が変わらないって事か?


    ※動画説明欄に関連動画へのリンクがあります。


    レイム
    そう、なので例えば旭日旗問題の事例とかわかりやすいけど、韓国は旭日旗を「侵略の象徴であり韓国人に見せてはいけない旗」と主張している割に、2010年以前は自衛隊が旭日旗を掲げて韓国の港に入港しても、一切公的な批判がなかったわよね。


    マリサ
    確かに客観的には矛盾しているな。
    主理論ではこれが重視されないけど、主気論では重視されるんじゃないのか?


    レイム
    それが違うのよ、この朝鮮日報の記事を読んでもらうとわかるけど。

    なぜ今になって韓国は旭日旗に怒っているのか
    朝鮮日報 2018/10/06
    1/3ページ) (2/3ページ) (3/3ページ

    戦争の象徴か、自衛隊の象徴か

    「戦犯旗を掲げた日本の軍艦が済州港に入港することは容認できない」

     今月10日から済州民軍複合観光美港(済州海軍基地)で開かれる「2018大韓民国海軍観艦式」に、日本の海上自衛隊の艦船がいわゆる旭日旗という海上自衛隊の旗(自衛艦旗)を掲げてやって来るというニュースが知れ渡ると、韓国国内では反発の世論が大きくなっている。韓国や中国など日本に侵略された国々にとって、旭日旗は日本帝国主義の象徴と認識されているからだ。一部の市民団体や元従軍慰安婦らが公に日本を批判し、旭日旗を降ろして入港するよう要求した。この問題が話題になると、今月2日には与党「共に民主党」の李錫玄(イ・ソクヒョン)議員が、旭日旗を掲揚した船舶が韓国領海に入るのを認めないことなどを盛り込んだ旭日旗禁止法案3件を代表発議した。観艦式の主催者である韓国海軍も手を貸した。観艦式に参加する14カ国に「参加する艦船に自国の国旗と太極旗(韓国の国旗)を掲揚して欲しい」と要請し、日本にも「韓国国民の感情を考慮して欲しい」という趣旨の立場を伝えた。結局、日本は5日、観艦式に参加しないと韓国海軍に通知した。論争が大きくなると、ソーシャルメディアでは「旭日旗は戦犯旗ではないのに、韓国だけが過剰に反発している」という反論まで出てきている。

    (1)戦犯旗とは何か

     戦犯旗とは通称、侵略戦争を起こした犯罪者を意味する「戦犯」と、「旗」の字を合わせた単語だ。国立国語院によると、戦犯旗は韓国の標準国語大辞典に正式登録された単語ではない。ここ10年の間に韓国国内で作り出された新造語とみられる。また、法的・学術的に通用する概念でもない。国会図書館の所蔵資料中、戦犯旗に言及した韓国の学術論文は「0件」だ。戦犯旗という単語がメディアに登場し始めたのは2012年ごろ。それ以前は、韓国国内はもちろん戦犯国だった日本のメディアでも、戦犯旗という言葉が使われたケースはない。ヒトを指す「戦犯」という単語に、モノである「旗」を意味する言葉をくっつけるのは、語法の上では正しくないという指摘もある。

     旗を特定したものではないが、戦犯が使う象徴物を法律で禁止した代表的なケースがドイツだ。第2次世界大戦の主犯だったナチスの象徴「ハーケンクロイツ」の模様を旗や服などに使った場合、3年以下の懲役または罰金刑に処される。日本では、旭日旗の使用に対する処罰は特に行っていない。


    (2)自衛隊の艦船はなぜ旭日旗を掲揚するのか

     旭日旗は自衛隊の象徴だ。世界各国の軍隊は、自国の国籍旗とは別に、軍隊を代表する象徴が入った軍旗を掲げる。明治維新期の1870年に日本陸軍が創設された際、旭日旗を軍旗として採択し、それが現在まで続いている。一部には、この旗は「昇天旗」であって日本帝国主義を意味するという主張もあるが、戦中・戦後を通して、日本でそのように呼んだという証拠はない。旭日旗の原型は、江戸時代から使われている、いわゆる朝日の模様だというのが定説だ。これは赤い太陽から伸びる陽光を形象化したもので、出産・豊作・豊漁などを祈願する意味を込めたものだった。「旭日」を日本語で訓読みすると「あさひ」だ。朝日の模様は、軍隊だけでなく民間でも広く使われている。日本の代表的な革新系メディア、朝日新聞社のロゴもこの模様を応用したものだ。

     軍艦の軍旗掲揚は国際法に基づく義務的な措置だ。国連海洋法条約は、軍艦が航行する間、国籍を識別できる旗を掲揚することを義務として定めている。韓国海軍もまた、それに従って海軍旗を掲揚する。観艦式のような各国海軍の艦艇が集まる行事でも、軍旗の掲揚は慣行だった。今回に先立ち、1988年と2008年に韓国で行われた観艦式において、海上自衛隊の艦船は旭日旗を掲げて参加した。ただし中国は、2014年に青島で観艦式を主催した際、当初から日本を招かなかった。


    (3)旭日旗、なぜ今問題になっているのか

     旭日旗のイメージは、軍旗として使われる前から民間で吉兆と考えられ、使われてきたものだ。今でも日本では、帝国主義の称揚とは全く関係ない流れでひんぱんに使われている。だが周辺国では、旭日旗だけでなく、それを借用したイメージまで全て戦犯旗や帝国主義と関連付けて認識している。ドイツではヒトラーやナチス勢力の大部分が民間政治家だったが、日本では、東条英機など主な戦犯はおおむね軍の将官出身あるいは現役軍人だった。旭日旗は1945年の日本の敗戦後、軍隊が解散したことで姿を消した。しかし54年に日米安全保障条約、すなわち日米同盟が締結される中で自衛隊が創設された際、旭日旗も一緒に復活した。当時の記録を検討すると、旭日旗を自衛隊の象徴として使うことに反対した痕跡はない。むしろ、在日米陸軍航空大隊など一部の在日米軍部隊は、旭日旗のイメージを借用した部隊マークを使ってもいる。

     だが戦勝国だった米国とは異なり、韓国や中国など日本に侵略された被害国は、旭日旗を見る視線が異なるものになることは避けられない。ドイツとは異なり日本は、政府レベルで南京大虐殺など戦中の各種犯罪について公式に認めたり謝罪したりしたことがほとんどない。その上2000年代以降、日本の右傾化がはっきりする流れに合わせ、韓国では旭日旗に対する反感が徐々に増幅されているのが実情だ。少女時代やBIGBANGなど韓国のアイドル歌手が、旭日旗を連想させるイメージの入った服を着たりソーシャルメディアにアップしたりして世論の集中砲火を浴び、公に謝罪するという事件がしばしば起きているのが代表例だ。

    クォン・スンジュン記者


    レイム
    記事では前半で韓国が元々旭日旗を公的に拒否していなかったことを認めながら、「日本が歴史問題で公式に謝罪していない」とか「日本が2000年代に入って右傾化していき韓国人の反発が徐々に増幅していったからだ」としているのね。


    マリサ
    これおかしくないか?
    それなら当初から「日本が歴史を反省しないから問題化したのだ」って意見があるはずじゃないか。



    レイム
    そう、これ「過去には問題にしていなかった」と指摘されて、後付でこう言いだしているだけなのよ。


    マリサ
    んな無茶苦茶な。
    後付でいいならそれこそなんにでも因縁を付けられるじゃないか。


    レイム
    そう、それこそ何でもありになるわ。
    でもね、朝鮮でローカル化された理気二元論においては、自身のその時の感情的利益を天の秩序である理として絶対視しているでしょ?


    レイム
    「その時の感情」を絶対視する韓国では、実際問題「なぜ旭日旗が問題なのか」は重要ではないのよ。
    世界に訴えかけたらそれが通ったから、日本の道徳的劣等性を指摘するのに都合がよくなったので、それを「理である」と判断して矛盾が起きるたびに都度理由をつけ足していくの。


    レイム
    理とは普遍的な正しさだから、彼らの考えでは「本来の正しさを見つけた」というところかしら。


    マリサ
    そんなご都合主義が通るわけないだろ。


    レイム
    そうね、この朱子学における理気二元論は、そんな状態なので矛盾が次々と発生して、だから中国では陽明学が発展し、日本では筑波大学の古田教授が指摘するように、矛盾を解消するために朱子学のローカル化が繰り返されたけど、朝鮮ではそのまま原理主義化したというわけ。


    レイム
    なので、主理論でも主気論でも、根本部分で私達と相いれないという事にさして違いはないのよ。
    旭日旗に対する朝鮮日報の「言い訳」は、まさにその証明なの。


    派閥社会


    レイム
    ここまで説明したように、韓国では文政権による理気二元論の原理主義化が進んでいるうえに、対立する保守系も理気二元論を絶対視していることに変わりはないから、現在のように日韓関係がこじれているのね。


    マリサ
    でもこれだと、韓国内でも秩序を保てないんじゃないか?
    誰もが「自分は正しい」と認識しているわけだし。


    レイム
    なので韓国では、秩序維持のために「厳格な序列社会」となっていて、どちらが上か下かが何よりも重視されるのね。


    ※動画説明欄に関連動画へのリンクがあります。


    レイム
    でもそれでも序列が決定できない場合があって、その場合は「他者の劣等性を指摘する」ことで自己の優越性を証明すると過去動画で解説したわよね。


    マリサ
    それでも、専制政治でもない限り「正しさの衝突」は起きるんじゃないか?


    レイム
    起きるわね、次にこれを見てほしいわ。

    私たちは、今の葛藤、社会に住んでいる
    GOODNEWS WEEKLY(韓国語) 2018.02.24
    http://www.igoodnews.or.kr/news/articleView.html?idxno=6512

    最近、私たちの社会の葛藤水位がますます深刻になり、国民の間に大きな懸念を醸し出している。 指令700号を迎え、本紙では、今日蔓延社会葛藤の深刻さを見て、これにより、譲歩と妥協の価値を考えてみる特別企画シリーズを用意した。

    OECDの中で、社会の葛藤指数3位、莫大な費用値の可能性

    今回の平昌冬季オリンピックは、久しぶりに来た国民を一つにしてくれた夢のような時間だった。 平昌が見せてくれた脚本のないドラマは、私たちの国民はもちろん、全世界に深い感動をプレゼントした。 そして今、私たちは再び現実に戻ってしばらく忘れていた混乱冷たい現実に直面しなければならない。 すぐに私たちの社会を絶えず苦しめてきた葛藤という怪物である。
    数年前、韓国の代表的な社会学者ソン・ホグンソウル大教授は、現在の時代を「二分法社会」と定義した。 彼の鋭い指摘のように、今日の私たちの社会は、私の側と4編を分ける両極端な表現があふれている。 太極旗とキャンドル、甲乙、正規職と非正規職、左派と右派、金の匙と土の匙、既成世代と新世代と男と女に至るまで、その種類の数を推し量り難しいほどだ。
    専門家は、近代化された社会では、個人や集団の間正しさの衝突」が必然的に発生し、これは葛藤で綴られるしかないと言う。 さらに残念なのは、まだ私たちの社会が葛藤を解消したり、解決すべき十分な能力を備えていなかったという事実である。
    去る2月初めに開かれ国政懸案点検調整会議でイ・ナギョン首相は「韓国社会の葛藤指数はOECD加盟国の中で3位。 私たちの社会は、葛藤がいつも調整されることが難しく拡大深化している。 これで、後莫大な社会的費用を払わなければならない」と憂慮した。

    私たちの社会で最も深刻な対立は「理念葛藤」

    葛藤(葛藤)の語源は、葛と藤の桁の戦いだという。 葛の藤は同じつる植物であるが巻く方向が互いに異なっている。 葛は右に、藤は左に巻く。 まるで二植物が絡み合ったように、個人や集団の間の立場、あるいは利害関​​係が絡んで衝突することを私たちは葛藤と呼ぶ。
    私たちの社会の葛藤水位がどの程度深刻なるさまざまな統計資料を通じて垣間見ることができる。 昨年、韓国保健社会研究院が発刊した「社会統合指数開発研究」によると、私たちの社会の社会統合指数はOECD加盟国の中で最下位に近い29位。 社会的葛藤による損失が国民1人当たり900万ウォンに達するという、サムスン経済研究所の研究結果もある。
    その後、我々国民が最も深刻であると考えている社会葛藤は何だろうか? 韓国行政研究院が発刊した「2016社会統合の実態調査」を見ると、私たちの国民8000人に葛藤の種類ごとにどのようひどい考えるか認識を調査した結果、「非常に激しい」と回答した国民が一番多かった項目は、▲理念葛藤(38% )であった。 続いて▲貧富の葛藤(29.3%)▲労使対立(24.7%)▲開発と環境保全の葛藤(18.7%)▲世代の葛藤(14.5%)▲都農葛藤(13.7%)▲宗教対立(10.4%)▲男女の葛藤(7.5%)の順となった。

    葛藤はあるが解決メカニズムがないことが大きな問題

    このように、私たちの社会に葛藤が深刻な水準に達したが、社会的葛藤は、民主主義社会で発生する自然な現象であるため、葛藤そのものが悪いわけではないと主張する専門家もいる。 重要なのはコミュニケーションと妥協を通じて両極端にあった意見が中央に収束される紛争解決メカニズムが作動されなければならないというものである。 ところで、私たちの社会は、このような解決メカニズムがほとんどないことが問題として指摘される。
    国内1号平和学博士として有名な定住た博士(平和紛争研究所長)は、韓国社会の葛藤が解決されない最大の理由は「葛藤が正しく扱われないため」と分析した。 また、いくつかの理由の葛藤が水面下で潜伏することもありますが、そのまま放置した場合、より複雑で醜い姿で再登場することができると述べた。
    先週末の記者は、光化門など、ソウル市内のあちこちを歩いてみた。 声を高め悪口を浴びせている道路上の運転者から自分の正しを主張するために広場に出た人々まで、大小の葛藤が都市をいっぱいあった。 一方、今この瞬間にも、インターネット上には、匿名という仮面に隠れて葛藤を助長する書き込みができなく作られているものである。 2018年、私たちは、深刻な葛藤社会に住んでいる。


    レイム
    記事では、韓国はOECDのなかで社会葛藤指数が3位になるほど高いとしているのだけど、この指数というのは調べてみると「所得不均衡の程度、民主主義の成熟度、政府政策の効率性(政府効果性)」を指標として算出されるそうなのね。


    レイム
    それで最も韓国で大きいのは「理念対立」となっていて、誰もが「自分の正しさ」を訴えて社会対立を起こしている事がわかるの。


    マリサ
    結局は社会が成り立っていないじゃないか。


    レイム
    でも現実には成り立っているわよ?
    じゃないと韓国はとっくに国が崩壊しているはずだし。


    マリサ
    なんでだ?


    レイム
    前回の最後で、韓国社会では法が理の下位に来る概念であり、権力者は法より上位で理より下位にくる立ち位置と解説したでしょ?


    マリサ
    ああ、そういやなんかあったな。


    レイム
    これには中国の思想の「天」の概念が関係していて、古代中国では天という絶対不変の存在(朱子学における理の事)があり、人は天から受けた使命を全うする生き方をすべきとされていて、この天命に逆らえば必ず滅びるとされているの。


    レイム
    そして権力者はこの天から授けられた使命として支配者となっているので、「道徳的に最上位の存在」とされていて、もし不道徳な行いをすればそれは新たに天から使命を与えられたものによって滅ぼされる(革命)という考え方なの。


    マリサ
    なんか難しいな。


    レイム
    特にそんなことはないわよ。
    日本だってこの天命思想を持っていたし、「天皇」という名称だってこの考えが下地として存在しているのよ。
    「誰も見ていなくてもお天道様がみている」という考え方の元もこれね。
    あと、韓国人が天皇と呼ばずに「日王」と呼ぶのは、「日本人は道徳的に劣等なのだから天命を受けた天子がいるわけがない」というエスノセントリズム的思想が下地にあるわね。


    マリサ
    なるほどな。


    レイム
    それで現在の韓国の場合、この考え方をベースとして「道徳的に正しい人間を大統領に選んでいる」という考え方なので、大統領は法より上位に来る存在として考えられているわけね。


    マリサ
    でも最近文政権に対する大規模デモとかあったよな?


    レイム
    それも天命思想よ。
    文政権が特定集団の「理」に沿わない行動をした、つまり特定集団のその時の感情的利益に沿わない態度をとったから、不道徳な存在として「権力から引きずり降ろせ」となっているの。


    マリサ
    それが実際に実行に移されたのが朴槿恵政権時代のロウソクデモってことか。


    レイム
    そういう事。
    彼らはこれを「発達した民主主義」とか「広場民主主義」としているけど、実態は今回説明したように中国の天命思想に基づく「天意による革命」なのよ。


    マリサ
    この天意というのは理の事か?


    レイム
    そうよ。
    別に理でも天意でもイデア論でもアカシックレコードでもなんとでも呼んでいいわよ、要するに彼らはそうした「根源的存在」にアクセスして正しさを得ていると考えているわけだし。


    マリサ
    でも実態は「その時の感情的利益」なんだよな?


    レイム
    客観的にはね。


    今回のまとめ
    ・文政権は「理」を現実よりも重視する朱子学における主理派に近い原理主義
    ・主気論であっても、「理が絶対不変」という考えに変わりはない
    ・韓国では誰もが「理にアクセスしている」と考えているので、社会対立が激しい。


    マリサ
    なんというか、ほんと日本と韓国ってあらゆる意味で違うのな。


    レイム
    そうそう、韓国がノーベル賞をとれない理由にもこの件が関わっているのよ。


    マリサ
    え?そうなのか?


    レイム
    韓国では権力者が法より上位に来る「道徳的優越者」と考えられているでしょ?
    なので、政権が変わると「前政権は道徳的に劣等だった」として、前政権の政策を次々と否定してしまうのね。


    マリサ
    え?


    レイム
    その過程で、国の方針として予算がついていた科学研究などの費用が全カットされたり、国立の研究所の所長が解雇されたりするの。

    マリサ
    だから長期研究が必要な基礎研究は結果が出ないと。


    レイム
    そういう事。
    そんなわけで今回の本編はここで終わるわ。


    レイム マリサ
    ご視聴ありがとうございました。


    大口
    お疲れ~


    大口
    ところで、最近コメント欄で気になることがあってね。


    レイム
    ああ、なんか冒頭の注意書きを無視したような書き込み増えているわよね。


    マリサ
    ああ、あれな。


    大口
    過激な発言は溜飲を下げるのにはいいけど、それ以上の意味がないうえに、マスコミとかに都合よく切り貼りされて利用されるだけなのね。


    レイム
    まあ、デメリットばかりなのだから使わないほうがいいわよね。


    マリサ
    感情的に過激な発言をしなくても、問題提起はできるしな。


    大口
    そういう事。


    レイム
    そんなわけで今回はここで終わるわ。


    レイム マリサ 大口
    またらいしゅ~



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    番外編マイリスト




  • 韓国が強気の理由

    2019-10-10 00:1631

    さて、本日は一連の日韓の間の問題に関連し、なぜ韓国があそこまで強気なのか、その点について手短に書いていきます。

    初めて来られた方はまずこちらを先に読む事をお勧めします。

    ブロマガ『日韓問題(初心者向け)』を始めた理由

    注意

    ・このブロマガは「日韓の価値観の違い」を初心者向けに扱っています

    ・当ブロマガのスタンスは「価値観に善悪や優劣は存在しない」というものです

    ・相手が不法を働いているからと、こちらが不法をして良い理由にはなりません

    ・自身の常識が相手にとっても常識とは限りません、「他者がそれを見たらど
    う思うか」という客観性を常に持ちましょう

    ・日常生活で注意する程度には言動に注意を心がけてください


    最近の韓国を観察していると、韓国に対して不利になるような要素が多いにも関わらず、なぜか韓国側は日本に対して非常に強気な態度をとっており、さらに日を追うごとに態度が大きくなってきている。


    これは韓国内で韓国に都合の良い情報のみが報じられている事が原因だが、それ以上に世論が日本に有利で韓国に不利な情報を嫌っており、そうした情報を報じると親日派認定を受けるためできないという背景もある。


    また、いわゆる日韓友好論者(良心的日本人)が韓国人に対し、「韓国に一切問題がなくあらゆる面で問題があるのは日本」といった情報を伝えるため、韓国人の多くがそれを真に受け「何が問題とされているのか」すら知る環境にないことも問題を悪化させている。


    ※一部を除き、引用記事が日本語の場合には文中にリンク用アドレスとタイトルのみ表記、韓国語のものやリンク切れで参照不能な記事のみ文末にまとめて本文を引用します。
    ※本文中のリンクは引用の元記事、或いはインターネットアーカイブやウェブ魚拓(別サイト)へのリンクです。


    1:韓国の報道


    まずはこちらの記事から

    日本製バルブ関税巡る紛争 WTOで韓国の「判定勝ち」確定
    聯合ニュース 2019.09.30
    https://jp.yna.co.kr/view/AJP20190930004100882

    【ジュネーブ聯合ニュース】世界貿易機関(WTO)の紛争処理機関(DSB)は30日(現地時間)、韓国が日本製空気圧バルブに課した関税について、大部分の実質的な争点でWTO協定違反とは認められないとする上級委員会の判断を採択し、韓国の「判定勝ち」が確定した。

     空気圧バルブは自動車や半導体の製造設備などで使われる部品。韓国は日本が不当に安く輸出しているとして、2015年8月に5年間の予定で11.66~22.77%の追加関税を適用した。この当時、日本製の同製品は韓国国内市場で70%以上のシェアを占めていた。日本政府は16年、この措置をWTO協定違反としてWTOに提訴した。

     これに対しWTOの二審に当たる上級委員会は10日に公開した報告書で、韓国の日本製空気圧バルブに対する追加関税の適用について、大半の実質的な争点でWTO協定違反が立証されなかったとの判断を示した。事実上の韓国勝訴とした一審に当たる紛争処理小委員会(パネル)の判断がおおむね維持された。


    関連記事
    韓経:「日本に敗訴していたら韓国政府は『ドミノ提訴』の逆風を迎えていただろう」 中央日報 2019.10.07
    スマートフォン版
    https://s.japanese.joins.com/JArticle/258312


    一時期話題になっていた空気圧バルブの関税問題なのですが、韓国は記事にもあるように「韓国が判定勝ちをした」と主張しています。


    実際には、韓国以外のメディアでは「韓国が敗訴し関税の是正勧告を受けたこと」が報じられているうえに、WTOの公式アナウンスでも韓国が関税を撤回しないといけない旨が書かれています。


    日本製バルブへの韓国の関税は協定違反-WTOが認定 Bloomberg 2019年9月11日
    WTO最終審でも日本勝訴=韓国バルブ関税は違反 時事通信 2019年09月11日
    Korea — Anti-Dumping Duties on Pneumatic Valves from Japan WTO 2 October 2019


    またほかにも、韓国が行っている日本ボイコット運動の影響で韓国から日本への観光客が減少した件なのですが、韓国メディアでは以下の記事にあるように


    「No Japan」旅行絶壁2カ月…日本の被害額、韓国の9倍 中央日報 2019.10.07


    あたかも日本が大きな被害を受けたかのように書かれていますが、実際には以下の記事にあるように


    韓国人客半減でも旅行収支黒字は過去最高 8月国際収支 産経新聞 2019.10.8


    韓国によるボイコット運動は日本の観光業にほぼ影響を与えていないことが、具体的に数字として出てきています。


    そのうえ、以下の記事にもあるように


    “日本ボイコット”減れば良くなるか…格安航空会社「山また山」 ハンギョレ新聞 2019-10-02

    「百薬が無効」…航空業界、日本路線不振で最悪の7-9月業績「目前」 朝鮮日報 2019/10/03


    韓国のいわゆる格安航空会社(LCC)にはかなりの損害が出てきている事が判明しています。
    なぜならLCCの利益は3割以上が日本便からもたらされていたからです。


    このように、現在の韓国では韓国人にとって気分のいい、都合の良い情報しか報じられなくなってきているのです。

    2:世論が後押し


    これまで書いてきたように、日韓の対立において韓国にとって不利になるような情報がいくつもあるうえに、たとえばいわゆる日本による対韓輸出管理強化問題にしても、これまで韓国の主張に同調する国は一つも出てきていないにも関わらず


    韓国が輸出管理成果アピール「日本の輸出規制は不当」 国連総会委で 聯合ニュース 2019.10.09


    今でも韓国は「日本が不当な措置をとっている」と国際会議の場でアピールし続けていますし、GSOMIAの件でもまだアメリカに対して「悪いのは日本だ」とアピールし続けています。


    これらは、メディアが情報統制をしているというのもあるのですが、それ以外に2つの要素があります。


    まず一つ目は文政権が自分達に不利になるような情報をシャットアウトし、都合の良い情報しか伝えないというものです。


    過去動画で言及していますが、文政権は自分達の政策に批判的なメディアに露骨に圧力をかけており、それが原因でメディアが萎縮し批判的な報道も目に見えて減っています。



    youtube版
    https://youtu.be/FVhTZIcQrLE


    また最近も朝鮮日報が伝えていますが


    韓銀、研究者も知らぬ間に最低賃金の副作用記述縮小 朝鮮日報 2019/10/08 (1/2ページ) (2/2ぺージ


    記事によると、研究者らが行った韓国の中央銀行に対する報告書の中で、韓国政府による「週52時間労働制や最低賃金の大幅な上昇が経済にマイナスに働いている」と指摘した部分が、すべて削除され政府に都合の良い内容に変えられていたそうなのです。


    韓国では過去にも類似の事例がいくつかあり、朴槿恵政権でもセウォル号事故が大きく批判された原因として、政府に都合の悪い情報を各機関が隠蔽していたことが発覚したからというものがあるのですが、文政権ではそれがさらに露骨になっているのです。


    なぜかといえば、これも以前から書いていますが文政権は自分達に批判的な意見を持つ人々に対して「親日派」とか「土着倭寇」等のレッテル貼りを行い排除しようとするため、そうしたレッテル貼りを恐れて各機関が政府に都合の良い報告しかしなくなってきているのです。


    そしてもう一つの理由として、世論が韓国に不利で日本に有利となる情報を受け入れないという事情もあります。


    先ほどの文政権によるレッテル貼りにも関係しているのですが、文政権が式典で「土着倭寇」というレッテル貼りを行って以来、韓国内では日本にとって有利な情報を伝えると、その人物やメディアに「土着倭寇だ」とか「親日だ」といったレッテル貼りをして排除するケースが目立ってきています。


    実際、先ほどのWTOの事例では、韓国以外のメディアやWTOの公式ページでは韓国がバルブ関税の是正勧告を受けたことが書かれているため、もちろんそうした情報を入手する韓国人も存在します。


    そして「政府やメディアの報道と違う」とネット上で指摘すると、即「親日派」や「土着倭寇」というレッテルが貼られ徹底的に叩かれます。


    また、韓国ではいわゆる便宜上の左右のイデオロギー対立が激しいため、左派政権の行っている政策に批判的なら保守系は受け入れそうにも見えますが、今回の輸出管理強化の件に関しては保守系であってもこうした情報を頑なに受け入れません。


    元々彼らは「自分達は日本人より道徳的に優れている」とする考えが強いため、「日本が韓国に行った否定的措置は『日本が正しい』」という事が感情的に受け入れられない人が多いのです。
    平たく書けば、単純に「日本に負けるのが気に入らない」という事です。


    結果、メディア報道も輸出管理強化のような「現在の対立」の問題では、誰一人実態を伝えないという状態になっているのです。


    3:問題を悪化させる人々


    今回書いたように、韓国内では今日本に有利で韓国に不利という情報が政府と世論によって意図してシャットアウトされている状況にあるわけですが、さらに問題があります。


    それが以下のような事例です


    韓国研究した東京大教授「日本は傲慢では駄目、彼らの『恨』を推し量るべき」 朝鮮日報 2019/07/25
    日本政府を批判した映画『新聞記者』の藤井道人監督、来韓確定 ISPLUS/中央日報 2019.10.08
    「韓国擁護すれば非難される雰囲気」 安倍政権の動向にも警戒=日本人司教 聯合ニュース 2019.10.09

    (※1)
    [映像]「本当の嫌韓勢力は1%以下」保坂が明らかにした嫌韓の実体 news1(韓国語)  2019-10-07

    (※2)
    「韓国のキャンドル、涙が出る」日本ネチズンの感心と嘆き 国民日報(韓国語) 2019-10-08


    いわゆる「日韓友好論者(韓国人から良心的日本人と呼ばれる人々)」が、韓国人に対して「韓国は何も悪くない、悪いのは全面的に日本だ」とか、「韓国の行っている事は素晴らしい、それに比べて日本は」といったことを耳打ちし続けているのです。


    結果、韓国にはそもそも「日本側が何をなぜ問題にしているのか」「なぜ韓国は批判されているのか」が一切伝わっていません。


    そのうえで彼らが「日本は安倍政権の扇動で右傾化しているからだ」「罪を受け入れられない日本人が増えているからだ」と、韓国人にとって耳に聞こえの良いことばかりを延々と伝えているのです。


    そのため、韓国人の多くはなぜ安倍総理が「国際法を守るべき」とか「約束を守るべき」と言っているのか、その理由すらほぼ知りません。


    もちろん、過去記事や動画で解説したように、そもそも日韓は約束の概念が異なっているので、仮に日本側の意図が正しく伝わったとしても問題意識の共有ができるかは怪しいですが、対韓国の場合「何が問題なのか」を伝える日本側の人間が事実上存在しないため「それ以前の問題」というわけです。


    過去記事
    日本人と韓国人とでは「約束・契約」の概念が全く違う

    過去動画

    youtube版
    https://youtu.be/xTENgO_9VjE


    このように、現在韓国に伝わっている日本の状況というのは、こうした人々が伝える「解り易い悪」としての日本像だけなのです。


    当然ですがこれではお互いの齟齬が増大するばかりで問題は悪化し続けます。
    しかも日韓友好論者の人々自身、朝日などの事例を見ていればわかるように、自分達がなぜ批判されているのかも一切見ようとせず、「自分達の理想のネトウヨ像」を叩き続けています。


    こんな状態では当たり前ですが韓国人に対して「日本が何を問題にしているのか」を伝えられるわけもなく、状況がどんどん韓国にとって不利な方向へと向かっているにも関わらず、時間経過とともにさらに強気になっていっているのです。



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    (※1)
    [映像]「本当の嫌韓勢力は1%以下」保坂が明らかにした嫌韓の実体
    news1(韓国語)  2019-10-07
    http://news1.kr/articles/?3738146

    「実際に嫌韓勢力はそんなに多くありません。単に声を出し始めたら多く見えるだけです」

    世宗大学校の保坂祐二教授が、嫌韓勢力の実態についてこのように語った。彼は極右派の嫌韓勢力は実際には1%以下に過ぎず、日本の人口の20~30%程度が「嫌韓に巻き込まれかねない人たち」と主張した。

    引き続き、現在の日本社会と第二次世界大戦当時のドイツ社会の間に、「似たような狂気が存在する」と説明した。彼は、「当時のドイツ人は理性的だったが、ヒトラーに熱狂した」とし、「日本の人々も非常に理性的だが、韓国に謝罪しなければならない事実に悔しがっている」と話した。

    韓日関係改善のための克服の課題では、『言語の壁』を挙げた。彼は、「(韓国の)保守気質の記事が主に日本に伝達される」とし、「情報が少ないことが問題だ」と話した。

    (※2)
    「韓国のキャンドル、涙が出る」日本ネチズンの感心と嘆き
    国民日報(韓国語) 2019-10-08
    http://news.kmib.co.kr/article/view.asp?arcid=0013794201

    先月28日と去る5日、ソウル 瑞草洞(ソチョドン)のソウル中央地検前で行われた検察改革ろうそく文化祭に200万~300万人(主催側推算)の人波(人ごみ)が集まると、日本ネチズンは羨望と感嘆、嘆息が混じった反応を吐き出している。

    「市民が社会改革を求めるために、週末の夕方に自発的に街に出た光景を見て感動して涙が出た」という意見から、「なぜ我々日本人は、このような爆発的なエネルギーを表せないのかもどかしい」という反応まで続いた。

    5日、日本のTwitterなどではキャンドル文化祭に殺到した数百万人の人波(人ごみ)を撮影した映像と写真が人気を集めた。

    日本のネチズンはこのように多くの市民が街に飛び出し、平和的な集会を開いたことに驚きを隠せなかった。「これこそ民主主義」という賛辞と羨望混じりのコメントが相次いだ。

    「数百万人の市民が韓国の検察改革を推進する文在寅(ムン・ジェイン)大統領と曹国(チョ・グク)法務部長官を支持するキャンドル集会を開いた。我々が目指す民主主義の姿がここにある。我々の思いはこう果たすのだという見本がここにある。感動で涙が止まらない。日本はどうすればこうなれるのだろう」
    「いかにも民主国家だ。すごい」
    「すごい。歴史教科書に載るようなことではないだろうか」

    「100万人を超えるらしい。 韓国すごい!」
    「市民革命の芸術だ」
    「香港とソウル、すごいエネルギー!新たな国家を作るのは国民のエネルギー!」

    社会改革を夢見る数百万人の市民が自発的に集まり、声を一つにしている点を見て、そうでない日本を批判する声が多かった。

    「韓国の国民が検察改革を要求するデモです。 韓国の国民は韓国の政治について改革意識がこのように高いのです。自国の政治腐敗に関心がなく、意味も分からず韓国批判だけするどこかの国民とは違います」”
    「韓国も香港もパリも国民が強い。日本は?」
    「日本は島国根性でいじめが強く、“隣に歩調を合わせなければならない” という伝統がある。貧富の差別も歴然で上司の機嫌を伺って過ごす」

    「韓国国民の国民性の高さが羨ましい。振り返ってみれば日本国民は国民性が低い。安倍の支持率が50%以上だ。安倍の友人が不正を犯しても、千葉県民が台風に引き裂かれても反抗さえしない日本人」
    「自発的に集まった。先週一人だった者が家族になった。弟夫婦と地方から来た女性もいる。保守勢力のデモに反発して、検察改革の声を出すために無条件で来た若者もいる。高位公職者の不正捜査の正当性を要求する声。日本では全て見られない光景だった」
    「日本政府はこのようなことが怖くて法律を変えている。政財界と大企業、メディアなどを甘く洗脳して、安倍晋三首相の考えが我々の考えだと強要している」

    「最も印象深かったのは曹国長官の去就には関心がないという言葉だった。検察改革が最終目標ということだ。韓国の市民意識の高さ、日本とは正反対で高い」
    「21世紀の広場民主主義だ。 民主主義が初めて考案されたギリシャもその始まりは広場だった。哲学のある市民なら、自分の権利が無視されていると感じたら声を出せなければならない。その声を十分に伝えるには連帯することも知らなければならない」

    一部の日本人は、このような韓国の姿には背を向けて、文在寅大統領を非難する報道ばかりする日本メディアを批判した。そのような報道姿勢が嫌韓を扇動するという分析が続いた。

    「韓国では検察改革を要求する大規模な集会が開催されている。日本のメディアは一切の事実を報道せず、文在寅政権を非難する報道だけしている。事実と正反対なので呆れる。これだからネトウヨだけが大量発生する」
    「韓国の検察改革支持デモ。日本は偏向報道を止めてこれもちゃんと取り上げろ。韓国の人々は自分の思いを伝えるためにこんなに必死だ」
    「日本は報道しない。国内政治ですらちゃんと報道しないけど、韓国と香港の報道に対しては思考停止状だ。なぜこんなに変になったのだろう日本人は?」

    「これはすごい。韓国をパカにする日本のテレビ局は何て言うのだろうか」
    「このような集会は日本で全く報道されない。本当に日本メディアは落ちる所まで落ちた。一方、文在寅反対デモは大きく報道する。日本メディアは報道の使命を完全に放棄した」