【番外編】変な生き物
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【番外編】変な生き物

2018-08-11 21:37
  • 7

今回は番外編なのでマスコミ問題や日韓問題は一切関係ありません。





youtube版
https://youtu.be/s9m-BzqYYuM



以下は動画のテキスト版


レイム マリサ 大口
ゆっくりしていってね。


レイム
ねえ、今週休みじゃなかったの?


マリサ
そういやそうだ、なんで動画アップしてんだよ。


大口
その辺りは最後に説明するとして、今回はたまにおまけでやってる変な生き物特集だよ。


マリサ
変な生き物って、グロじゃないだろうな。


レイム
単体でやるからってとんでもないの持ってこないでよ。


大口
まあ、その辺りは大丈夫…たぶん!


マリサ
おい。


大口
じゃあ本編へいこうか



トノサマバッタ


マリサ
おいちょっと待て、まあグロくはないだろうが変な生き物じゃないだろ。


レイム
トノサマバッタなんてちょっとした原っぱならどこにでもいるじゃない。


大口
まあまあ、確かにトノサマバッタはどこにでもいるけどね、こいつらの仲間ってとんでもなく凶悪なんだよ。


レイム
どういうこと?


大口
飛蝗(ひこう)って知ってる?


マリサ
流石に知ってるぞ。
聖書とか三国志とかでも出てくるイナゴの大群の事だろ?
農作物が食い荒らされて国が潰れる事まであるんだよな。


大口
あれね、実は「蝗(イナゴ)」じゃなくてトノサマバッタやその仲間の事なんだよ。


レイム
え?そうなの?
じゃあなんで「イナゴ」って呼ばれているわけ。


大口
ああ、それはね。
イナゴが日本で飛蝗の原因と呼ばれる場合があるのは、日本では飛蝗が殆ど発生しないからなんだよ。


マリサ
どういうことだ?


大口
トノサマバッタが飛蝗になるには特定の環境と条件が必要でね、それは後で説明するとして、日本はその条件が整い難い環境にあるので、中国から飛蝗の概念が輸入された時に、これを当時の日本人達は「昆虫などによる農作物の害」と定義したんだ。


レイム
ああ、なるほど。
日本ではめったに起きない現象でなじみが無くて想像できなかったわけね。


マリサ
でもなんでイナゴなんだ?


大口
規模はまるで違うけど、イナゴも大量発生して稲などに被害を与える事があるからだろうね。


大口
それで飛蝗が発生する条件なんだけど、広くて開けて乾燥した土地で、丈の低い草が生えているって状況で発生するんだ。







レイム
なんかだいぶ条件が限定されるわね。
確かに日本で丈の低い草が生えている草原やステップ地帯ってほぼ無いわね。


大口
それでね、元々トノサマバッタやその仲間ってそういう丈の低い草の生えた比較的乾燥した土地に卵を産むんだけど、そういう地域が増えると当然繁殖地域が増えるわけでしょ?


マリサ
まあそうなるな。


大口
元々トノサマバッタって同種から離れて暮らす傾向があって同種が集まりすぎると共食いまでする場合があるのに、密度が増えすぎるとそういう離れて暮らしたり共食いする習性が徐々になくなって、互いに寄り集まって暮らすようになるんだよ。


大口
んで、2~3世代くらいかけて徐々に体の形や集まって暮らす習性が強くなっていって、最終的に飛蝗になるわけ。


レイム
体の形まで変わるの?





アフリカトビバッタの幼生のの孤独相(上)と群生相(下)



大口
そう、体が小さくなって羽が大きくなり、逆に足は短くなって体の色が茶色や黒に近くなるの。


マリサ
なんでだ?


大口
長距離を移動し易くするためのようだね。
で、そうなると大量に集まったトノサマバッタがちかくにある植物を片っ端から食い荒らしながら移動する飛蝗になるわけ。


大口
ちなみに、アメリカや欧州ではほぼ壊滅したけど、ロシアやアフリカでは今でもこれが問題になっていてね、ロシアじゃ2015年から毎年発生してこんな状況になっていて、毎年ロシア全体の農作物の10%が食い荒らされているそうだ。


2018年8月13日23時50分追記
ロシアの件、被害はロシア全体ではなくダゲスタン共和国の耕地の10%です。
間違えてしまいました、申し訳ないです。







マリサ
こわっ!
これぜんぶトノサマバッタなのか???


大口
飛蝗になるバッタの種は色々あるけど、これはトノサマバッタの近縁種っぽいね。


大口
で、これはトノサマバッタが乾燥した地域から降雨のあった地域に移動するまで延々と数世代続く事があって、安定して種を残すための習性と言われているね。
ちなみに、観測されている最大の群れは19世紀にアメリカのネブラスカ州で発生した群れで、幅160キロメートル、長さ500キロメートルで、日本の本州の1/3が飛蝗の群れに覆われた状態に相当するそうな。


レイム
それで移動先のありとあらゆる植物を何年も食い荒らすわけでしょ?
恐ろしいわね…


大口
それでね、日本でも19世紀末に北海道でこの飛蝗が発生した記録があって、その時は台風の直撃で十勝川と利別川の合流付近に大量の土砂が流れ込んで、草原ができてその後数年乾燥した状況が続いた事で発生したそうな。





大口
で、この時は日本中が大騒ぎになって、陸軍が出動して飛蝗に砲撃したり、大量の人員を集めて大規模な駆除作戦を行って、数年かけて「鎮圧」したそうだね。


大口
その時の記録によると、なんか障子とか木綿や麻の服とか、植物性のものは何でも食われたそうだ。


マリサ
要するにユニクロやGU最強ってことだな。


レイム
なんでよ。


マリサ
だって売ってる服の殆どが化学繊維じゃないか。


レイム
いやまあそうだけど、そういう問題???


ヤツガシラ


マリサ
ヤツガシラってなんだ?
また凶悪生物か?


大口
ヤツガシラは鳥だよ。
まあ日本では殆ど見かけない鳥だけど、変な生き物ではあるけど凶悪ではないかな。


レイム
どう「変」なの?


大口
それを説明する前にちょっと予備知識を説明するね。
さっきも言ったように、ヤツガシラって日本じゃあまりなじみの無い鳥で、たまに日本でも見かけられるけど日本じゃ非常に珍しい鳥なんだよ、ちなみに見た目はこんな感じね。







マリサ
なんかトサカあってかっこいいな。


レイム
結構きれいな鳥じゃない。


大口
で、生息地域はこんな感じ。







レイム
かなり広い範囲に生息しているのね。


大口
で、戦後のある時に皇居にヤツガシラが飛来してね、非常に珍しい鳥だったので昭和天皇が侍従に「ヤツガシラを観察したいから双眼鏡を持ってきて欲しい」って頼んだのね。


大口
それで問題はここからで、さっきも言ったようにヤツガシラって日本では殆どなじみの無い珍しい鳥なので、侍従はこの鳥の事を知らなかった上に、日本には同名の「サトイモ」があるのね。







マリサ
まさか…


大口
それで、侍従は困惑した表情で「お芋を見るのに双眼鏡が何故いるのですか」って聞いたそうなんだ。


レイム
なにその落語の話にありそうなエピソードは。


マリサ
昭和天皇って生物学の研究者でもあったかららしいっちゃらしいが、変っていうか珍事だな。


大口
言っとくけど、本題はここからだよ?


レイム
まだ何かあるの?


大口
この動画は『変な生き物』を紹介する動画だからね。


大口
このヤツガシラってね、古代ユダヤ教では「不浄な鳥」って言われていたり、旧約聖書では「肉は食べられるが禁食の食べ物の一つ」なんて言われているんだよ。


マリサ
いきなり凄い話になったな、なんでだ?
そんな禍々しい鳥なのか???


大口
この鳥、物凄く「臭い」そうなんだよ。


レイム マリサ
え?


大口
なんかカビたような変な臭いがするらしい。


マリサ
臭いだけで不浄の鳥なんて言われてるのか?いくらなんでも酷すぎじゃないか?
そもそも臭いといえば鶏だって充分臭いと思うが。


大口
まあ、単に臭いだけならそうだろうね。
問題は、ヤツガシラって鶏みたいに単に独特の臭いがするんじゃなくて、お尻から特殊な臭いを発するそうなんだ。


大口
で、特に繁殖期の個体は巣を守るためにこの臭いを頻繁に使う上に、外的がその臭いで動じないとフンにこの臭いの元を混ぜて「空中散布」するらしいんだよ。


レイム
は???


マリサ
爆撃機かよっ!


大口
この鳥が世界の広い範囲に生息している理由がわかるでしょ?


レイム
なんて迷惑な…
でも要するに臭すぎて嫌われている鳥って事ね。


大口
それが単に嫌われているってわけでもないんだよ。


マリサ
どういうことだ?


大口
古代イスラエル王国のソロモン王が、シバの女王へのメッセンジャーとしてヤツガシラを使ったというエピソードがあったり、


※欧州や中東のヤツガシラはアフリカで越冬する


大口
2008年にイスラエルの国民投票で国鳥認定されたりしているんだよ。


レイム
臭くて嫌われたり伝承で重要な役割をしたり、最近国鳥に認定されたり、見た目はきれいなのになんか凄い浮き沈みの激しい鳥ね。


大口
他にも、欧州で一時期農地の開拓などでヤツガシラの生息地域が減ったら、木を食い荒らす森林害虫が増えすぎて森が枯れ始めてね、今じゃ国によっては生態系保全のために大規模な保護活動が行われていたりするんだよ。


マリサ
自然を維持するのに一役買っていたりするんだな、偉いな。
臭い爆撃機だけど。


大口
変ないきものでしょ?


レイム
まあ、変な生き物というかなんというか…


マリサ
まああれだ、日本でこの鳥が子育てしていなくて良かったぜ。
歴史にも登場する益鳥とはいえ、知らずに近付いたら大惨事だからな。


大口
そんなわけで今回の本編はここで終わり。


レイム マリサ 大口
ご視聴ありがとうございました。


大口
おつかれ~


レイム
で、なんで休みって言ってたのに動画アップしたの?


大口
今回の動画って前からちょっとずつ作っていたんだけど、なんか完成しちゃったから。


マリサ
それだけなのか?


大口
それだけ。


レイム
ほんといいかげんね。


大口
やるって宣言して動画出さないよりはいいじゃないか。


マリサ
まあそれはそうだけど、一応何かしら予告だけはしておこうぜ。


大口
出来なかったらこまるから予告なんてするわけ無いじゃないか。


レイム
要するに、今回からは変な生き物は番外編で不定期にやるってことでいいの?


大口
それも未定。
本編で尺が余ったらそっちでもやる。


マリサ
なんだかなぁー


大口
そんなわけで今回はここまで。


レイム マリサ 大口
またらいしゅ~




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お盆に更新おつかれさまです。

変な生き物編も面白かったです!ソメイヨシノの特集記事の時も思いましたが、生態観察がご趣味なんですね。また、生態そのものだけでなく、時代背景や文化風習まで幅広く興味を持たれていて、ただの辞典よりも面白いです。
日本での飛蝗は吉村明の「熊嵐」にもあったので知ってたんですが、北海道の風土と乾燥地帯が“たまたま“相成って起きた災害だったのか、と補足出来ました。という事はまた起こるかもしれないんですね。もう終わった話だと思ってました。
皇を冠する虫って事で中二心が擽られ好きな虫。食べられますしね(東北民です)笑
子供らが雑に捕まえるので、トノサマバッタやショウユバッタも佃煮になってましたねえ…飛蝗がトノサマバッタなら佃煮出来ない。

そんなわけで、大口さんは朝鮮民族の生態観察をしてるのだな、と改めて感じました。加えて大和民族も。
外国人の目を通さないと気がつかない事多いものですよね。
15ヶ月前
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>>1
×北海道の風土と乾燥地帯
○北海道の地形と気象条件
15ヶ月前
×
バッタの孤独相と群生相を見て、日本人と韓国人の関係も似ているなあとか思いました。
同じヒトのゲノムを持っていながら、その生育環境によって、その心の在り方や価値観が全く異なる集団になるという意味で。
自分としては、色々と調べたり考えたりして、韓国人の独特な行動や思考は、無意識の影響が強いためという結論に落ち着きつつありますが。
韓国人は人間の無意識の思考を知る上で重要なサンプルに成り得るんじゃないかとか思ったりもしています。倫理的にはなかなか、表立ってそういう扱いには出来ないと思いますが。
そして、バッタの孤独相と群生相とまでは言いませんが、この心の形の差を考えると両者が相容れるのは相当に難しい気がしています。
15ヶ月前
×
「信用が一貫性を重視する事は知っているが、そもそも韓国は『信用』を得ることより『情』を得ることを優先する」って、この間知り合いの韓国人が言ってました。
今回の記事とは全く関係ないけど、いち早く伝えておきたかったです。参考になれば幸いです。
15ヶ月前
×
>>4
韓国人では一貫性の評価である『信用』ではなく、その場の評価(快感・不快感)である『情』が優先されるんですね。
その場の序列が重視されるということも関係あるのでしょうが、心理学的には『白黒思考』とか『部分対象関係』といった用語が想起されますね。
その本人もそうですが、ほとんどの他人も『部分対象関係』の傾向が強いのなら、韓国社会ではその場の『情』を優先した対応をするのは、好意的評価を得る上で正解だと思います。

でも、だとしたらやっぱり韓国人って、無意識の影響強そうだなあ。いっそのこと、無意識主体社会とか名付けたいくらいです。
15ヶ月前
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優れた者は対馬海峡や鴨緑江を越え、出来損ないが残っただけ
15ヶ月前
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古代の大陸と半島の伝統は島にしか残らんかったんじゃ
12ヶ月前
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