スマスロ登場前、「どうしてこんな台が検定を通るのか謎」とスロメーカー関係者が言っているとコラムで書きました。
 そのとき次郎は、「スマスロは業界をあげて盛り上げたいから、試験もオマケしてくれているのでは」と、そう思ってたんですな。
 
 しかし、実際は違いました、と。
 
 今話題になっている「L革命機ヴァルヴレイヴ」について、業界関係者から裏話を聞かせていただきました。
 ぶっちゃけ、裏話すぎてここに書いていいものか迷うほどでして……確実な情報かどうかもわからないので、「あくまでウワサ」と思って聞いていただければ幸い。
 
 単純な話、ネットではもう話題になってますが、「検定試験を通すためのモード」が存在しています。
 そのモードでは試験を落とされるほどの爆裂をするようなことがない、大きく負けることもないギザギザのグラフを描くもので、このモードに滞在していれば試験は合格するってカラクリ。
 このギザギザモードを抜けない限り、まず爆発は不可能に近いということです。ギザギザモードは設定6だったとしても機械割が100%を超えていないため、勝つことすらも難しい。
 
 小さな小さな針の穴を通した人が一撃数千枚、万枚といった「超革命RUSH」という爆発への切符を手にできるってワケですな。
 「打ってる側としてはそんな薄いところを通したようには見えない」ってのがポイント。
 
 同時導入の「Lバキ強くなりたくば喰らえ!!!」がどういった抽選になっているのかはまだわかりませんが、あれもまた万枚突破率が高くなっているため、似たような仕組みになっていると考えて良さそう。
 
 これねぇ……まず試験が甘くなったかも、と甘い考えをしてしまった自分に喝でした。ごめんなさい。
 決して甘くなっているわけではなく、結果的に「検定をだまくらかした台」ってだけだった話。
 
 まあそれならそれで全然いいし打ち手としては大歓迎なんですけど、「遊技者もだまくらかした台」って印象になっちゃったのが残念。
 
 正直、そんな「爆裂しませんモード」があるならあるでいいんですよね……
 それを打ち手にも見せて、教えてくれよってこと。
 
 4号機にだってありましたよ、絶対AT抽選してないモードとかね。あのミリオンゴッドの地獄モードだってそう。
 ただ、解析でそんな恐ろしい情報が出ても普通に打ってた。だからこそ夢がある台なんだって納得感がありますから。
 
 スマスロも同じですよね、実際は6号機ではあり得なかったコンプリートの19000枚が多発してるわけで、その事実さえあれば狭い入口だってみんな夢を見て打つんすわ。
 こういった表に出てこないであろう隠された情報が気持ちに水を差してしまう……「スロを打っている」じゃなく「スロを打たされている」感覚になってしまうというかね。
 デキレースじゃない部分まで、すべてデキレースに見えてしまうのは制作側としても本望じゃないのでは。演出が過剰になりすぎて、期待させるような見せ方が当たり前になってしまったことも関係しそうですがね。
 
 
 ちょっと愚痴だらけになっちゃったとこはありますが、スマスロの爆発力は間違いなく本物で、スロットの時代が始まる可能性も見せてくれた一週間だったのは事実。
 もちろん、始まったばかりなのでこのような問題点や闇の部分が多少あるのは仕方なし。今後出てくる台がどうやってこのような問題をクリアしていくのか、スロットの時代を作っていくのか。まだまだ大注目のスマスロですな。
 
 
■次郎の色んな意味で注目の一台
・スマスロ「L北斗の拳」
 
 せっかくスマスロのコラムを書いたので、スマスロ台に注目。やはり獣王から時代を作り上げたサミーですから、スマスロでもその可能性には期待しておきたいんですわ。
 
 では、今週はこの辺で。
 また来週お会いしましょう。