いよいよ「大海物語5スペシャル」が発表されましたな。e機、P機ともに発表されましたが、どちらもラッキートリガーを見馴れたパチンコユーザーからすれば、ハッキリ言って「ショボい」と言いたくなるようなスペックかもしれません。（詳細はニュースをご覧ください）
　それもそのはずで、海のループタイプというスペックは、今の規則において恩恵が薄いスペックと言えるんですな。
　当然安定感はあれど、今は普図抽選のタイプが恩恵を受けやすく、爆発するスペックを作りやすい。なので、今はどこもかしこも普図抽選のSTタイプや転落タイプだらけになってきているというわけです。
　ですが、海シリーズは亜種であればまだしも、正統シリーズではループタイプを崩すわけにはいかず、もちろんベースはかなり甘く作られてはいるものの、今のパチンコファンの食指を動かすほどのスペックにはなっていないように思えますな。
　

　先週も「eF機動戦士ガンダムユニコーン 再来‐白き一角獣と黒き獅子」の高稼働について書かせていただきましたが、業界内でもこのユニコーンの高稼働は予想外だったようで、各所から驚きの声を聞いた一週間でございました。
　もちろんその中には、ヘソデカが良いという声もあれば悪いという声もありましたが、なるほどなと思ったことについて書かせていただきますね。
　悪いという意見の中で、「ヘソデカはライトミドルスペックである」という話を聞けました。
　これは単純に計算して見ても納得なのですが、eユニコーン2のスペックって右打ち部分はライトミドル相応くらいのスペックなんですよね。いわば、魔法少女まどか☆マギカ3と同じくらいと思っていいです。
　eユニコーン2のボーダーはおよそ30回転程度。今の機種の主流のボーダーは16～17回転ですから、約2倍ですよね。
　初当たり確率を半分にすると、だいたい175分の1くらい。ほぼライトミドルになります。
　つまり、　

　お盆も明けましたが、「eF機動戦士ガンダムユニコーン 再来‐白き一角獣と黒き獅子」が高稼働を誇っていますね。
　次郎が見ている限りでは、同時期導入の「e北斗の拳10」よりも高い稼働、というか一度座ったらヤメないお客さんが多い、すなわち高い客滞率を誇っているように見えます。
　ヘソが大きい代わりにスペック面が落ちる、という点が懸念されていましたが、蓋を開けてみれば「P貞子」もいまだに根強いファンがいるようで、高い稼働をしているように、今のパチンコファンには受け入れられているように思いますね。
　「P牙狼コレクション」は時期尚早だった、ということでしょうかね……。　

　今回は読者の方から北斗の拳10についてのメールをいただきましたので、お答えしていこうと思います。
　いつも次郎に応援メールありがとうございます。
　さて、ミキティさんからいただいたメールですが、要約すると北斗の拳10を打って先バレ＆先読みカスタムが11回すべてハズレ。
　激アツの展開からでも緑カットインで無に還され、激萎えのところを世紀末ボーナスというオマケを当てられ、パチンコを打っていて久々に怒りの感情を抱いたとのこと。
　なぜそんな演出バランスにしたのか？ リゼロのようなバランスではいけなかったのか？ と。
　とくに、暴凶星は緑カットインでも驚きの展開で当たるバランスだったのに、ガッカリしてしまったわけですね。
　ええ、わかります、わかりますとも。　

　ちょっと前から現在に至るまで、パチンコの業界で、開発の方とお会いしてお話をうかがうと、必ずと言っていいほど「この台はすごかった」と言われる台があります。
　それは映像面、演出面でのスゴさ、といったところです。
　ヒントはスマパチ、まだ絶賛稼働中のコアなファンも多い台です。
　おわかりになりますかね？　

　いよいよ今週末からお盆休みがスタートします。9連休くらいのお休みを満喫される方もいれば、この暑い中お仕事という方もいらっしゃるでしょう。
　いずれにせよ、ホールは今週から導入の「e北斗の拳10」で盛り上がりますし、パチンコファンなら気になる新台だと言えるんじゃないでしょうか。
　北斗のライバルになると言われていた「e花の慶次傾奇一転」が、その大量導入の影響もあってか稼働を落としたところに、北斗がやってきました。　

　パチンコが勝てない、なんて話はここのところさらに良く耳にするようになりました。
　ラッキートリガーという一石が投じられたとはいえ、それによって勝ちやすくなったなんてことは一切なく、さらにラッキートリガーを目指して大負けが増えた、なんて体験をされる方が増えてしまっているかもしれません。
　ここのところのホールデータを見ていると、粗利の取り方に驚かされます。　

　次郎は毎週、嬉々としてパチンコの新台情報を見て楽しむという生活を20年近く続けてきているわけですが、ここのところスペックの複雑化で首をひねってしまうことも多いんですな。
　ラッキートリガーが導入されはじめていますが、ぶっちゃけそれ以前でも「上位ラッシュ」という仕様を持ったパチンコ台はたくさんありました。
　バカボン甘神なんかはそうだし、一騎当千などDaiichはそういう台を多く出してましたよね。　

　パチランのニュースにも掲載されていましたが、SANKYOの「PF.三国戦騎」という台が秘かに気になっている次郎です。
　詳しいスペックはニュースのコーナーをご覧いただくとしまして、初当たりで約50％を獲得できれば約7500発を獲得でき、そこから突入率は低いもののラッシュチャレンジを行う、というスペック。
　もちろん、ダメなほうの50％を引いたら2ラウンド、300発で終了であります。
　この尖りに尖ったスペック、オリジナルコンテンツ、そしてSANKYOというメーカー。なにか色々と思い当たる節はありませんかね？　

　スマパチ、ラッキートリガーとスペックは進化してきている現在のパチンコですが、演出面においてはどうでしょうか。
　先バレや先読みといったカスタム機能の搭載が流行した兆しはあるものの、演出面の進化というのを感じられないファンは多いんじゃなかろうかと。
　それもそのはず、開発の現場では従来と同じ機械作りをしているからなんですよね。
　先読みは先読みで演出を作成し、ステップアップや一発系演出なんかも“古い考えのまま”開発を行っている。