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最近は「コーチをつけるのが当たり前」みたいな空気がありますな。ランニングでもビジネスでも、ちょっと本気でやろうと思ったら、パーソナルトレーナーをつけたりするのがスタンダードになりつつあります。

 

とはいえ、皆さまこんな疑問を持ったことはないでしょうか。

 

「同じコーチをつけても、伸びる人と伸びない人がいるのはなぜ?」

 

同じアドバイスを受けているはずなのに結果に大きな差が出てしまうことは、どの世界を見てもよくありまして、なんとも不思議なもんです。

 

で、近ごろこの問題について、面白い整理をしてくれたレビュー研究(R)が出てましたんで、今回はその話をベースに「コーチを活かして成長できる人の条件とは?」って問題についてまとめてみましょうー。

 

 

 

コーチング効果を左右する「コーチャビリティ」とは何か?

まず今回の論文ですが、ざっくり言うと「コーチャビリティとは何か?」ってテーマを整理したレビュー研究になっております。「コーチャビリティ」ってのは、フィードバックを受け取り、それを行動に反映できる能力のことで、「教えられたことをちゃんと吸収して実行できる力」って感じですな。昔は「生まれつきの性格」みたいに扱われてたんですが、最近の研究では「鍛えられるスキル」として扱われてるんですよ。

 

で、この論文はいわゆる具体的な実験(RCT)をしたものではなく、過去50年以上の研究やコーチへのインタビューをまとめて、

 

  • コーチャビリティの定義
  • どんな要素で構成されるのか
  • なぜパフォーマンスに差が出るのか

 

を体系化してくれてるんですね。この手のレビューは、単発の研究よりもそのジャンルの「全体像」をつかむのに向いているのがポイントです。たんに1960年代からのコーチング研究を整理しただけでなく、現役トップレベルの指導者の意見を収集して、実務的な視点を補強してくれてるのもいいっすね。科学的な証拠の強さで言えば「中くらい」なんですが、現実への応用性はかなり高いのが特徴であります。

 

その上で、研究チームは「コーチャビリティは6つのスキルで決まる!」と指摘しておられます。具体的には、

 

  1. 注意力(ちゃんと聞く)
  2. 学習意欲(やる気)
  3. 粘り強さ(すぐやめない)
  4. フィードバック探索(自分から聞く)
  5. フィードバック受容(素直さ)
  6. 実行力(行動に落とす)

 

という6つなんですけども、そのポイントは、「コーチされるのが上手いって特徴は、性格ではなくスキルである」として扱っているところでしょう。昔は「素直な人は伸びる!」みたいな精神論がよく言われたもんですが、かなり具体的な感じになってていいっすね。

 

では、「コーチを活かして成長が早い人の6つの特徴」を詳しく見ていきましょうー。