前回同様、「※」は、芸大和声でやっちゃダメっぽい所
数字に下線がされているもの(○)は、シャランが内声まで回答しているもの
その他は、両外声のみシャラン例示で、内声は推測したもの
[004]
(01)→(02):Ten保留
※(02)→(03):反行(Sopの代理解決によるAltの導音下降)
※(03)→(04):Ten保留(弱進行だが…)
※(04)→(05):反行
(05)→(06):反行 / 半終止
(06)→(07):反行(Ⅴ→Ⅳは芸和ではダメだけど、半終止で一旦区切った後だから全然O.K.)
※(07)→(08):反行(前の小節からの単なる鏡写しともいえるが…。一応ⅣはⅠトニックとしてはⅠにしか行けないことになってる…。シャラン全然守ってないんですが…。まさに空文規定)
(08)→(09):反行
(09)→(10):反行
※(10)→(11):反行(こっちのⅤ-Ⅳは議論の余地あるかも、綺麗だけど(゜o゜;))
(11)→(12):Alt保留
(12)→(13):Ten保留
(13)→(14):Ⅴ→Ⅵの規定通り
(14)→(15):Ten保留 / 重音を介して大きく跳躍
(15)→(16):Alt保留
(16)→(17):Alt保留
※(17)→(18):Sop保留(Ⅱの3rdはⅳなので重複は全然オッケーだが…、基本形では初めて見た…。おそらく、次で共通音非保留にするため)
※(18)→(19):反行(下行系と全然形が違うが、ここでも忠実にⅡ-Ⅴにおける共通音非保留が貫かれている!)
(19)→(20):Ten保留 / 完全終止
-感想-
ラストのⅡ-Ⅴ-Ⅰが面白いね。
芸大和声にはベースが上がって下がるパターンしかないけど、これは下がって上がるパターンだし、メロディーもⅵ→ⅶ→ⅰの上がり方。
これは覚える価値の高い形だと思う。
[005]
(01)→(02):反行
(02)→(03):Ⅴ→Ⅵの規則通り
(03)→(04):Sop保留で配分転換
(04)→(05):反行
(05)→(06):Alt保留
※(06)→(07):Ten保留(Ⅴを介さずにⅥの3rd重複)
(07)→(08):Alt保留 / (06)→(08)によって大きく跳躍
(08)→(09):反行 / 半終止
※(09)→(10):反行(Ⅴ→Ⅳは芸和ではダメだけど、半終止で一旦区切った後だから全然O.K.)
(10)→(11):反行
(11)→(12):Ⅴ→Ⅵの規則通り
(12)→(13):Alt保留
※(13)→(14):Alt保留(Ⅳ→Ⅵは御法度のはずだが、これも(12)~(14)全体でⅥと見れば良い?) / Ⅳを介して標準的な Closed のⅥに
(14)→(15):反行
(15)→(16):反行 / 完全終止
-感想-
「ⅣとⅥ」のコンビネーションでメロディー飛ばすのが上手過ぎるw
Ⅵを重音配置にすることと、続くⅣで保留声部を変えるのがコツのようだ。
[006]
(01)→(02):Ten保留(Ⅴを介さないⅥの3rd重複)
※(02)→(03):Ten保留
(03)→(04):反行
(04)→(05):Ⅴ→Ⅵの規則通り
(05)→(06):反行
※(06)→(07):反行 / 重音配置(Ⅲの3rd重複。Ⅱ→ⅢでⅤ→Ⅵライクな動きしてる…。むむぅ、なんだこれ(゜o゜;))
(07)→(08):反行
(08)→(09):反行 / 半終止
(09)→(10):反行(Ⅴ→Ⅳは芸和ではダメだけど、半終止で一旦区切った後だから全然O.K.)
※(10)→(11):反行(これも弱進行だし、そもそもⅣ→Ⅰじゃないし)
※(11)→(12):Tenの保留
(12)→(13):反行
(13)→(14):Ten保留
(14)→(15):Sop・Ten保留
(15)→(16):Alt・Ten保留
(16)→(17):反行
(17)→(18):反行(Sopの代理解決によるAltの導音下降。これは同度に入れても良いのだが個人的にあんまり好きじゃないので…)
(18)→(19):Alt保留
(19)→(20):反行(共通音非保留)
(20)→(21):Alt保留 / 完全終止
-感想-
Ⅱ→Ⅲで3rd重複するのが面白いね。
これやっとかないと、Ⅲは{d:f d a}になって、次のⅣでAltとBasで連続8度なるから、今の形の(08)にはもっていけない…。
上手いこと考えてるわー。
ということで、序盤なのに既にけっこう面白い。
ⅢとかⅥの扱い、特にⅣとの絡みが色々むずかしい。
30題までできたら、Ⅲ→Ⅳのみとか、Ⅳ→Ⅵのみとかだけで抜き出して、もう一回整理してみないとイカンなぁ…。
画像と音源は10回分まで用意できて、問題は60題中盤まで解いた。
ちょくちょく頑張って続きあげていきます^^
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