【完結?】東京喰種最終回【第二部?】
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【完結?】東京喰種最終回【第二部?】

2014-09-19 00:17
  • 2
※今回はレビューではありません。

あくまで感想文です。

というわけでこんばんは。最終回だと噂されていましたが、ヤングジャンプ連載のマンガ

東京喰種トーキョーグール

が無事(?)最終回を迎えました。

レビューではありませんが・・・一応未読の方向けの情報も。

東京喰種は石田スイさんののデビュー作で既刊13巻(14巻で完結)
既にアニメ化されており現在こちらは佳境を迎えています(来週最終話かな?)






東京喰種トーキョーグール1話リンク



ジャンルとしては(Wikipediaによると)サスペンスホラー・・・なんですかね?これ
現代物のファンタジー(ロー・ファンタジー)のほうがしっくり来ます。

人間社会の中に喰種(グール)という謎の食人怪人が紛れ住む東京で、主人公の金木研がグールの臓器を移植されてしまったことから「半」グールになってしまうという物語です。

人間の立場からすると残虐で、日常に潜む殺人鬼のような存在で「」そのものの恐怖の存在のグールなのですが、グールの立場になると
食事を摂らないと死んでしまう(発狂してしまう)」「グールに望んで生まれたわけではない」「人間社会で暮らそうにも人権すら認められない
など・・・ペンダントが毎度書いている「常識は社会と教育が作る」「社会が変われば常識も変わる」というものを表現したとてもよい作品です。とってもおすすめ・・・なのですが


何故レビューではなく、この作品の感想文を今書こうとしたかというと・・・

ええ、もう最終回が出る直前からファンの間では散々話題になっていましたが・・・

「こんな後味悪い最終回はないよ!!!」

いや、間違えなく第2部をやるんだよね?やるよね? わかってるよ・・・と思っていたら

本当に最終回だったらしい!(今日)

そりゃー各地ブログや感想サイトなどでも話題になりますよ・・・といった最終回でした。
分かりやすく言えば(同じ集英社の)週刊少年ジャンプでよくある
不人気マンガの打ち切り並
と言えばいいでしょうか・・・しかも後味がとてつもなく悪い。

まあ、このお話・・・元々とても救いの少ないお話で、夢や希望を持つことがこんなにしんどいのかーってくらいシビアな物語なのですし、仕方ない?といえば仕方ないのですが・・・
それにしたって・・・ねえ、と言ったところです。

作者石田スイさんが、Twitterでは続編を匂わすようなことを書いてはいますけど・・・
WEBマンガTHE PENISMAN」の連載を再開したということもあり・・・もしかして本当に本編終了なのでは??などの感想もありました。

余談THE PENISMAN」(←リンク)はとてもシュールで素晴らしい作品です。絵って描けば本当にうまくなるのですね・・・(というくらい申し訳ないですが初期の絵は下手ですww)
内容もシモネタギャグ漫画っぽい感じで、最初はドン引かれること請け合いですが、実はかなり真面目なマンガで東京喰種の原型とも言えるマンガです。(ヒーローの立場・怪人の立場など)是非・・・中盤まで頑張って呼んでください(笑)

と、ここまでが前文。東京喰種を知らない人向けのアナウンスです。

以下は・・・既読者向けの内容です(ただしネタバレはありません。ご安心ください)



























というわけで、ペンダントから見た東京喰種を最終回まで読んでの感想です。

まず・・・この作品の感想を一言でまとめると
東京喰種は極めて道徳的な作品だと思います。


これに尽きると思うのです。
THE PENISMAN」もそうだったのですが、見た目や生まれで差別や偏見を持たれる世の中で、いかに生き抜くか・・・が作品前半の内容でした。

人間の生活をしていると
グールにも感情があることや生きるために必死なこと、殺人を好き好んで行う者ばかりではないこと、人間的な感情や思考を持ち・・・精神面の弱さなどは人間と変わらないこと。
それを金木くんは自身がグールになることで初めて知るという内容は、私達は目に見えているものしか認識できない という示唆だと考えています。

遠い国の飢餓や貧困、民族紛争や宗教対立、歴史的な価値観の違いや数多くの問題
私達は知っているようで全く知らない現実が多いように、グールの世界も在ることを知っているのに内情を全く知らない

そんな異世界のような話がきっと私達の知る現実にもあるんだよ、と教えてくれる物語だったと思います。


中盤は価値観の章だと思います。
みんな大好き「大変態」月山さんをはじめ、個性的なキャラがどんどん登場します。

以前ペンダントの書いたフェチの話(こちら)に通ずるところがあり、それぞれみんな「趣味」「趣向」「倫理」「欲」などを持っており、それらは簡単には相容れないものだと語っているのだと思います。

・美食対し極度に拘る者
・拷問行為が何よりも好きな者
・仲間を何より大切にする者
・クインケの収集に執着する者
・食欲に執着する者
・人造グールの製造を試みる者
・過去の償いのために生きる者
・・・他にも色々いますが

みな相容れない価値観を持っていても、利害や目的のために手を組んだり傷つけあったりしています。
そう、他人とは理解できないのが当たり前なのです。

すごい余談ですが、アヤトにはこうしたこだわりや価値観が希薄(流されて生きている)ため、魅力の薄いやられ役になっていると思います。

人間同士でも、グール同士でも価値観が大きく違い、仲間同士でも相容れられない事が多いこの世の中で(特に人間側視点では)いかにその価値観のギャップを埋めて、相手を受け入れられるか・・・が大きなテーマになっていたと思います。
受け入れるためには理解までいかなくてもいいのです。そうした趣味もある事実を認めてあげれば良いということ・・・

と言いつつ
金木くんはとても理解不能だったはずのジェイソンの価値観を受け入れ・・・あんなことをしてるところから見ても、やはり究極は「相手を理解する」のがベストなのでしょうかねえ。

そう。ここまでは金木くんが

世界を受け入れ
社会を受け入れ
個人を受け入れ

そして

自身を受け入れる

物語だったと思うのです。

なんというか・・・仏教で悟りを開く?じゃないですが
自分にない世界を観るということは、こんなに苦しいことだ・・・と示唆する一方で
本当は観ないといけないんだ・・・と言っているような気もします。



そして後半・・・
後半のテーマは戦争だと思っています。

戦争とは、お互いの正義のぶつかり合いです。
そう、お互いに言い分があり・・・多くの場合はそれ相応の筋があり
一方が悪で一方が善 などということはまずあり得ないのです。

この正義と筋を貫けるのは「勝者だけ」なのですよね・・・

この図式は世界共通で、宗教戦争も民族紛争も・・・世界大戦ですら殆どがこの図式が当てはまります(勝てば官軍とはよく言ったものです)

戦争が善なわけではありません。これにより「さらに」傷つく人も増えますし、怨み・憎しみの連鎖は加速していきます。

それでも自分たちの正義のために戦おうとするのが人間で、世界はこんなにも無慈悲で残酷である・・・と説いているような気がします。

自分たちの社会を維持するために、脅威を全て取り除こうとする人間側と(社会)
自分たちの生活の場を守ろうとするグール側と(社会)

グールに殺された仲間への復讐を誓う者も(個人)
人間に狩られた恨みを晴らそうとする者も(個人)

全てが彼らにおいての正義です。

戦争に置いて悪など無いのです。



規模が小さい戦争ほど、意識は明確です。
目的がはっきりしており、それを勝ち取るために立ち向かえるのですが・・・

大きくなればなるほど、その目的を見失います。そして人は狂っていくのです。

人は大きな戦争を俯瞰で見渡せるほど優秀ではないのです

この狂気の戦場で狂ったまま戦えるのはやはり男であり
狂気に身を委ねることはできず、どんなに強くても最後は外から見守るしかないのが女なのだという示唆もあるような気がします。(後半のトーカちゃんの出演率の低さったら)

そして・・・

戦争でハッピーエンドなんて存在しないのです


この作品後半を戦争がテーマで道徳的な作品と考えるなら・・・
残念ですが、東京喰種はこれが正しいエンドのような気がします。

だって、どんなに
世界を
社会を
個人を
自分を

受け入れても

正義の前で戦争を止めることなどは絶対にできず

戦争は悲劇しか生み出さないのだから!

・・・という示唆をしていると思うからです。

はい、ここで下手に夢や希望を持たせてはいけないのです。
嫌な見方になりますが・・・反戦的な内容の物語とするならば、ここでハッピーエンドにしたら戦争を認めることになってしまいますからね・・・


そんなわけで、最後に第二部(必ずあると思います)の予想をしますと・・・

ここまでの内容が
・個人や社会を人は受け入れることができる
・けれど、大きな意志の流れ(正義)の中で人は抗えない

ですから・・・
きっと、個人同士を受け入れ和解の道を模索する
という物語になると思います。

そう、戦争は終わるのです。
どちらが勝利しても・・・最終的にはお互いを許し合おうと努力するのです。

そのためには、どの国でも「トップ同士が手を取り合う」ことで、その下にいる人達が(いやいやでも)手を取り合う。
感情よりも事実が戦争和解への道だとペンダントは考えています。

どんなにいやいやでも手を取り合えば・・・社会を見ることができるようになり
文化交流などで個人を見ることができるようになり
そして、様々な感情が渦巻く自分自身も見ることができるようになると思います。

あえて観るではなく見る と書いたのは、やはりほとんどの人間は実際に「見」ないと実感ができないからです。

ただ、社会の正義は融合できても個人の正義を融合するのは困難で・・・個人の憎しみが終わるには1世代以上は必要ですよね。


さてさて東京喰種において手を取り合うトップ同士・・・

うーん・・・グール側は主人公でしょうが(きっと意志や意識はあるはず・・・)
人間側が難しいですねー・・・そこの役は亜門くんがやると思っていたけれど・・・どうなるのかな


・・・などと夢想をしながら、今日の感想文を終わりたいと思います。


石田スイ先生最終回までありがとうございました。お疲れ様でした。


続き待ってます。



2014/9/18 ペンダント
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東京喰種はなんというかあれですね 世の中の不条理さを改めて教えてもらった気がします まあ後味はすごく悪かったですけどね・・・
70ヶ月前
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情報を仕入れて調べたところ、雑誌の最後のカラーページでトーカの服の端っこにSee you nextって書いてあるのですねー。
さすがに後味悪すぎですしどうやら続きもあるっぽいです。 ほんと不条理というか・・・救いのない話ですよね。
70ヶ月前
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