vol.2 【出会い~勇者?すのぅ~】
~ゆりのん行きつけのバー~
あれ、いつも一人もお客さんいないのに今日は誰かいるなぁ。
しかも巷で噂のKYマスターのお店に女の子なんて珍しいわw
マスターがいつもと変わらない胡散臭い笑顔でニッコリとこちらに向かって微笑んで来た。
いつもあの似合わない蝶ネクタイをつけてるのは何でだろうと思いながら
会釈程度して、カウンターに座ると
すぐにマスターが私の大好きな黒霧島のロックを出してくれた。
しかも私はすぐに飲み終わっちゃうから、
マスターはいつもボトルごと黒霧島を私に渡してくれるw
ふと、隣の女の子を横目でチラっと見ると、
バーに来てOJ(オレンジジュース)なんて飲んでやがる。
[ゆりのん]
「OJなんて飲んでないで女は黙って黒霧島でしょ!」
気が付くと勝手に言葉を発していた。
私の悪い癖だw
振り返って私の方を見つめて来た女の子は、
黒髪で色白で目のくりくりした子だった。
[すのぅ]
「あんた、だれ?」
[ゆりのん]
「私は黒崎優梨乃(くろさきゆりの)、ゆりのんでいいよ♪
そしてこれは私の相棒の黒霧島!よろしくね」
大好きな黒霧島のボトルを抱きしめながら自己紹介をした。
女の子の名前はすのぅちゃんと言う事がわかった。
すのぅちゃんもゲームが大好きと意外な接点で、、
ゲームの話しで長い時間盛り上がった。
そして、ゲームアイドルユニット結成する為に旅をしているという
奇妙な話も多少は理解できた。
そこで一瞬、今日のお客さんの話を思い出したけど
まいっか!と直ぐに忘れた。
私も実は昔からアイドルになってA●B48やモー●ング娘。みたいに
大きなステージで輝きたい夢があったので、
期待膨らませて一つ返事でアイドルユニットに加入した!
そのつかみから、ゾンビゲームのはなしになり話がヒートアップしてきた。
すると怪訝そうな顔をしたマスターが話に割り込んできた。
[マスター]
「もう店閉めるんで、決着は実際にゲームをやって決めればいいじゃないんですかねぇ・・・」
[すのぅ・ゆりのん]
「そ・れ・だっ!」
ここからゲームアイドルユニットへの道程が始まったのである。
To be continued...
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《EPISODE1〜すのぅの旅立ち〜》
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《EPISODE2〜ゆりのんの旅たち〜》
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《EPISODE3〜ひょんの物語〜》
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