こんにちは、ピカクロスです。
さてずいぶん前にやった「初心者向が覚えておくといいこと」の最後の解説です。
善は急げってわけではないですが、勢いがあるうちに書き上げるのがベストですね。
最後のこれも、初心者は意識すべきことだと思います。
では参りましょう。
『人狼初心者が覚えておくといいこと』
④村人は無能力者ではなく「自分が狼ではない」と知っている人物。
一見しただけでは「何を言っているんだ?」となりそうなこの言葉。
村人は村人陣営なのだから狼ではないのは当たり前だろ?と思われる方も多いかと思います。
村人陣営の中でも多数を占める「村人」という役職を改めて確認しましょう。
■村人
村人陣営、占い判定も霊能判定も「人間」と出る。
人狼を全員ゲームから除外すれば勝利となる。
特に何か能力をもつ存在ではない。
ビバ★シンプル
大抵どこの説明でもこんなもので、あとは「推理と説得があなたの武器です」とかの装飾があるぐらいでしょう。
では何故「『自分が狼ではない』と知っている」という言葉をこのように強調したのか。
「村人」は基本的に人狼の配役の中でも一番人数が多い役職です。
そのため「人狼」は基本戦術として、この「村人」の中に紛れ込みます。
いわゆる「潜伏」という戦い方ですね。
大勢の「村人」の中に「人狼」が紛れ込むため、基本的に全員が「容疑者」となります。
お互いがお互いを「人狼なのではないか?」という前提で考察や推理をしていかなければなりません。
つまり「村人」は「自分が人狼ではない」と知っているが、
「他の村人」からすれば「その村人が本当に村人かどうか」分からない状態なのです。
ちなみに客観的に証明できるのが「共有者」という役職です。
よって「村人」は「自分が人狼ではない」ということを「他の村人」へ信じさせる必要があります。
その方法は「推理」や「説得」または「行動」かもしれません。
一度まとめますね。
・「村人」にとって「自分が人狼ではない」と知っているのは「自分」だけ。
・他の人達は「人狼」が紛れている以上「あなたが村人かどうかは分からない」状況。
・そのため「村人」は他の村人達へ「自分が村人であること」を信じさせる必要がある。
だからこそ「自分が狼ではない」と知っている。というのが大事になってくるわけです。
さて、ここまではどちらかというと、概念や心構え的な話でしたが、
今度は論理的にこの言葉が大切な理由を説明します。
編成は「狼2狂1占1霊1狩1村3」としましょう
現在の生存者は7名、
「A、B、C、D、E、F、G」
状況は
―――――――――――
■占
A:C○G○
B:H○D○
■霊
E:I○
■占われていない人(完全グレー)
F
■初日処刑:I 襲撃:H
―――――――――――
だとします。Fは村人です。
F目線だと、ここで処刑されると最悪PPが発生します。
PP:パワープレイの略、説明は省略します。
この村の中で、村人陣営が負けに近いことを真っ先に認識できるは「F」だけです。
他の村人のどの視点でも、Fが人狼の可能性はあります。
※正直なところH襲撃をどう見るかですが……
またFの視点からみると、占い師Aの偽の可能性が高いです。
占い師Bが偽物ならば人狼しかありえず、B-Dの2狼で狂人は潜伏しているという状況です。
Aが偽物ならば狂人でCとGが人狼となるので、素直な推理といえるでしょう。
A狂人が二連続人狼に白出せたという状況となりますが……
この推理はFの視点からか、あるいはFを白前提の考察をしない限りできません。
このように、各村人は「『自身が狼ではない』事を知っている」からこそ、
それぞれ違う要素や情報を入手することができ、それを元に考察を進めることが出来ます。
そしてその考察から推理へつながり、その推理が他の村人に対する説得の一つとなるのです。
いかがだったでしょうか、
少しでも「『自身が狼ではない』事を知っている」という言葉の大切さを認識し、村人の時はあきらめずに考え続けるようにしてもらえれば幸いです。
また人狼の時も同様で、村人は「『自身が狼ではない』事を知っている」ので、村人の振りをするならば、その心構えは忘れてはいけません。
これにて初心者向け解説は完結ですね、何年かかってるんだと。
私が上げた4つの要素はどの人狼をやる上でも共通して大切な事です。
こういう基礎の要素を身に着けることが、上達への近道かと思います。
皆様の人狼ライフにおいて、少しでも助力となれば幸いです。
それでは。