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【無料】ピックアップNEWSポストセブン「淡路島地震が示す東海・南海・東南海巨大地震の恐怖」

2013-04-22 17:00

    『女性セブン』から、中川淳一郎が気になった記事をピックアップします。
    ▼▼▼
    淡路島地震が示す
    東海・南海・東南海巨大地震の恐怖

    ………………………

    【中川淳一郎のひと言】

     この地震で違和感を覚えたことがある。地震の翌日、俺がとっている新聞の一面が、この記事じゃなかったこと。まぁ、東京新聞だからというのもあるけど、あれだけの大地震を取り扱わないのはなぜかと思った。大きな犠牲がなかったからだろうが、東京から見たら地方の出来事に過ぎない、ということなのだろうか。マスコミが大きく扱わないと、実体験していない我々は、すぐにこの地震を記憶から消してしまう。

     日本のマスコミは東京の情報に偏りすぎている。東京から発信する情報が日本のすべてになってはいないだろうか。今週末、大阪で宣伝会議の講演を行なう。ライタや編集者になりたい人たち向けの講演だけど、そこで「マスコミ人になりたければ、東京に行くしかない」と言おうと思う。大阪にいたって情報誌の仕事しかないんだから。しかもその情報誌だって数が減っていると聞くし。

     日本のマスコミの世界的な評価が低いのは、東京からの情報に偏りすぎているのもその要因じゃないかな。もっと地方発の情報も取り上げていくべきだと思う。

    ………………………

    「ゴー」という地鳴りとともに、立つのもままならない大きな揺れ。誰もが18年前の恐怖を思い起こした。

     4月13日、兵庫県淡路島で発生した震度6弱の地震は、兵庫、大阪、香川、徳島の4府県で半壊34棟、一部損壊1939棟を記録。幸い死者は出なかったが、負傷者の数は重傷7人を含む、26人となった。

     政府の地震調査委員会は翌14日に臨時会を開き、今回の地震はこれまでに存在が知られていない地下の断層が引き起こしたとの見解を示す一方で、1995年に発生した阪神・淡路大震災との関連性を示唆した。東海大学地震予知研究センター長の長尾年恭氏が説明する。

    「今回の地震の震源地は阪神・淡路大震災を引き起こした野島断層の南端に位置していて、未知の断層といえますが、場所も近く大きな意味で余震といって間違いないでしょう。ただ注意しなければならないのは、現在、京都や大阪を震源とする直下型地震が活動期に入っているといわれていることです。これまで観測されていた体に感じることのできない微弱な地震が、最近になって少なくなっているんです。これは、阪神・淡路大震災の時とよく似ています」

     特に現在、発生が危惧されているのが、大阪府豊中市から大阪市の都心を南北に縦断し、岸和田市まで伸びる長さ約42kmの「上町断層帯」だ。この断層帯が起こす地震の想定規模は阪神・淡路大震災のM7.3を上回るM7.6と想定され、大阪平野の大部分が震度6強となり、難波など大阪中心部では震度7が予想されている。国の中央防災会議は最悪の場合、4万2000人もの人が死亡するとみている。

     また、それ以上に危惧されるのが、静岡県沖から四国・九州沖にかけて伸びる浅い海溝(トラフ)を震源とする「東海」「東南海」「南海」の3連動地震である南海トラフ地震の発生だ。

    「100年に1度のペースで発生するとされる南海トラフ地震ですが、その発生前にはいずれも関西地方の内陸で比較的大きな地震が頻発しているんです。もちろん、いつ発生するかはわかりませんが、今回の地震も広い意味で前兆のひとつといえるでしょう」(前出・長尾氏)

     1854年に起き、いずれもM8.4の巨大地震だった連動地震、安政東海地震と安政南海地震では、その数か月前に今の三重県付近を中心にM7.2の伊賀上野地震が発生している。

     現在、関西ではこの時と同じように1995年の阪神・淡路大震災に始まり、2000年に発生した鳥取県西部地震など、M6を超える大規模な内陸型の地震が今回を含めて7度も発生している。

     3.11以後、国が最大でM9.1、32万人を超える死者数を試算する東海・東南海・南海巨大地震の恐怖。長尾氏はその危険が現実のものとなる可能性を示唆する。

    「南海トラフを震源とする地震の中でも、887年に起きた仁和地震はトップクラスで大きいものとして知られているのですが、その直前には宮城沖で東日本大震災と同じ規模の貞観地震が発生しています。そのことから、東北沖で巨大な地震が起きた直後の南海トラフ地震は、より大きなものといわれているんです。

     さらに、不気味なことに前回発生した南海トラフ地震は、それまでの地震に比べると小さなものでした(1944年、1946年に東南海、南海地域で起きた地震は最大震度6だった)。それだけ、今、震源域にエネルギーが溜まっているんです」(前出・長尾氏)

     被害が少なかったからと安心することなく、むしろ今こそ巨大地震に対する警戒を強めなければならない時だ。

    ※女性セブン2013年5月2日号
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