探偵神宮寺三郎 時の過ぎゆくままに プレイ後記
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

探偵神宮寺三郎 時の過ぎゆくままに プレイ後記

2019-12-21 20:22
    ※当記事めにはネタバレが含まれておりますのでご注意ください

    PS版アーリーコレクションに収録されているラストタイトル「時の過ぎゆくままに」。
    1990年にファミコンで発売された今作、今までのシリーズと比較してもドットの表現が細やかでキャラクターの造形も豊かな印象を受けました。
    ではでは、そんな登場キャラクター達の紹介を独断と偏見により記させて頂きます。
    ・・・・・・・・・・・・・


    神宮寺三郎
    シリーズの主人公であり、探偵。
    ヘビースモーカーでお酒もかなり飲む様子。
    名刺をようやく作り、事務所の電話を新しくしたらしい。
    細川家の盗まれた絵画を探すという依頼を受ける。
    ズタには全く懐かれず、依頼主との信頼関係もほぼ築けずじまい。
    前作までは脅したりタバコ吸ったりという展開が多かった気もするのですが今回は控えめ。
    これが時代の流れというものでしょうか。

    御園洋子
    神宮寺探偵事務所の助手。
    今作では神宮寺と別行動をとることが多く、担当パートでは健一の母親を探す。
    シリーズ毎にビジュアルが変化。
    今回の見た目もいいと思うのですが、個人的には前作の方が好みです。
    作中、突然髪をバッサリカットするという豪胆さを見せました。

    熊野参造
    淀橋署の警部。
    最近は捜査に出ることも少なくなり、若手に任せているらしい。
    今作の冒頭で元警察犬のズタを三郎に押し付けてましたが、ズタの活躍を見るに今回の影のMVPは熊野さんなんじゃないかと思います。
    登場した二つの事件にはあまり関わることがないものの(病院の取次位)、三郎と洋子から事件の話を聞くという聞き手役を担うことで、登場シーンを水増しした模様。

    ズタ
    元警察犬。
    熊野警部が預かってくれと三郎事務所に連れてくる。
    三郎には決して懐かない。
    老犬なのであまり活発ではないものの、ここぞという時に大活躍をしてくれました。
    紛うことなきMVP。
    無事でよかったなぁとしみじみ思いました。
    みんなが乗ったタクシーを追いかけるという名犬ぶり。
    出来ればだれか一人、タクシーに乗らずに負傷したズタちゃんのことを見ててほしかった。

    佐田健一
    一人でいたところを洋子が保護し預かることになった子供。
    重い心臓病を患っていて、母親の和美と二人暮らしをしている。
    妙にトイレに行く描写がありましたね。
    トイレ云々が登場するゲームって珍しいなと思いました(サンサーラナーガとか?)。
    心臓病であることが知られたら嫌われると思い込んでおり、空気を読み、我慢をする。
    いい子です。幸多からんことを。

    若い衆
    名もなき若い衆。
    洋子ちゃんのことを気に入ってるっぽい?
    何も告げずに中に入ろうとした三郎を追っ払う位には腕っぷしも強いっぽい?
    さほど情報をもってなそうと油断していると案外そうでなかったりするので侮れない。


    風林豪造
    この方も洋子ちゃんのことを気に入ってるぽい?
    というか美人全般を気に入ってるのではないか?
    ホステス時代の信子を気にかけていて、今もそれが引き続いている様子。
    信子の為に三郎を呼び出し依頼をする。
    信子の到着が遅く探しに行くというシーンがありましたが、長いこと帰ってこなかったので「何かあったのではないか」と思っていましたが、特に何もありませんでした。
    新たな事件発生の予感は気のせいでした。

    細川信子
    元ホステスで良介の後妻。
    細川家から消えた絵画の捜索依頼を三郎にするが、あまり協力的ではない印象。
    世間体を気にしてかトラブルのことを近所に知られないように、と三郎にくぎを刺しておりましたが、ゴタゴタが周囲にバレバレという。
    美術品に取り付けられた防犯ブザーの音が大きすぎるのがいけないと思うんだ。

    細川淳子
    信子の連れ子。
    そっけなく見えて家族思い。
    信子の為に嘘をついたり、義兄の英二を気遣ったりと良い娘さんでした。
    三郎的に合格だと思うのですが、今作では「合格」そのものが封印されてましたね。

    細川英二
    良介の息子で、信子にとっては義理の息子。
    18歳の時に家を飛び出すが、最近になって家に戻ってきた。
    信子との仲はあまり良くなく、お金目当てと思われている。
    実は和美との間に生まれた健一が病気を患い、お金が必要となった為に良介に借金をする条件として家に戻ってきていた。
    条件は和美と別れ家督を継ぐことだった。
    だが、半分しかお金は出してもらえず、細川家の絵を盗み売ることで資金を確保しようと考えたが三郎に見破られ失敗。

    ニッキー
    和美の勤め先である美容院モトリーの店長。
    初登場時、インパクトのある見た目に驚きましたが和美さんや健一君のことを気にかけてくれたりと、いい人でした。
    ただ、初対面の洋子ちゃんに勝手に和美の部屋の鍵を渡すのはどうなんだろうか?
    物語的にはそうしないと進まないのですが、危険な行為ではないかと思うんだ。

    よしえ
    ニッキー同様、初登場時のインパクトで驚いた人。
    バーよしえという店を経営していたが、つい最近閉店。
    新たな店を開く為に資金集めをしていたせいかかなり強欲な印象。
    昔信子と同じ店でホステスだったらしい。

    花田勘吉
    時の過ぎゆくままにインパクト三人衆の一人(次点・良介)。
    ただもんじゃねぇビジュアルの持ち主。
    骨董品の店、ガラン堂の店主で英二や和美と昔からの知り合い。
    終盤に現れたビッグインパクトですが、あまり絡みはありませんでした。

    佐田和美
    健一の母親。
    行方不明となり洋子が捜索することとなった人。
    交通事故に遭い一時的な記憶喪失になるも、健一と再会し記憶を取り戻す。

    細川良介
    今作のラスボス的存在(個人的見解)。
    名前自体は初期に登場しており、終盤にようやくビジュアルが解禁されたと思ったら、突如事務所に乗り込んできて大立ち回りを展開。
    自らの脱税の証拠となる手帳を探しており、三郎が所持していると信じて疑わない。
    最終的に脱税を公表し罪を償うような展開となり、英二とも和解して丸く収まったような終わり方でしたが、暴れ方があまりにもアレだったのでちょっとモヤッとしてます。
    ・・・・・・・・・・・・・
    思い出のシーンを少しだけプレイバック。



    今作は三郎と洋子ちゃんが別行動。
    それぞれ絵画捜索と人物捜索を担っておりました。




    ソファのような大型家具を三郎が「とる」と、上記のようなセリフが発生。
    俺の中に住んでいるもう一人の俺。
    かっこいいようでかっこよくはない。
    なにものにも縛られない、それが三郎という男。



    大胆にもよく知らない状態でニッキーに髪を切ってもらう洋子ちゃん。
    個人的には短い版の方が似合っていると思いますし、ニッキーも似合ってると言ってましたね。



    ニッキーの本名を暴露する健一氏。



    健一君が公園で拾ってきた木切れを汚い木切れと表現する三郎。
    「汚い」という表現が必要であったのかはともかく、この木切れは重要なアイテムであり、それを持ち帰ってきた健一君のファインプレーでした。




    インパクトの塊、よしえに会うまでが最大の難関と三郎が言っているように、プレイしている当人にとっても最大の難関でした。
    ゲーム内で一番詰まったのはここといって間違いなく、開発サイドの思うつぼであったと言えます。

    ただただ、よしえに会いたい。



    あれやこれやとさまよった果て、やっと会えたよしえと何故かマネーゲーム勃発。
    新しい店を開く為にお金を欲しているよしえ。
    有力な情報と引き換えに三郎からお金を巻き上げていきました。


    ここでまさかの5円が活躍。
    以前のシリーズで登場した5円大好きさんが友情出演し、どうにかよしえを納得させることに成功。
    しかし三郎はいつもお金もってないな。



    一方、警察署での対応に不満を抱えた結果、爆発する洋子ちゃん。
    どの程度の爆発なのか表記されていないところが大変スリリングです。

    その結果、手のひらを返し対応が丁寧になる淀橋署受付。
    洋子ちゃんってあまり怒らないイメージ(給料未払いでも)だったので、そういう人が怒ると怖いんだなぁというシーンでした。

    だいぶすっとばしますが、よしえとのマネーゲームの後は良介とのリアルバウトが開幕。
    三郎は相当強い設定なはずなんですが、その三郎を相手に引けを取らないタフさを見せる良介。
    三郎のフックを受けても立ち上がり、ありえない突進力さえ見せつける良介の執念たるや。
    実は強キャラでした! という設定は私個人的には大好物なのですが、そういうことじゃない。
    良介に強キャラ設定はいらないんだ……。
    良介の執念が恐ろしい。

    ドット表現が素晴らしいです。
    全シーンの中でも指折りの良ドットシーンと思います。
    この時点で人質にとっている健一君が自分の孫であると知らないとはいえ、子供の腕をへしおると言い放つ様は極悪人である。
    何かあれば本当にへし折ってそう。
    この人、世の中に放ってたらいけないんじゃないかと真剣に思ったシーン。

    殺伐とした場に救世主ズタ現る。
    こちらも良ドットグラですね。
    ズタの活躍もあり事件は無事に解決。
    こんなに大暴れした良介ですが、健一が自分の孫と知るや一転。
    英二と和解し、和美さん達を受け入れて家族がまとまっていきます。
    つまりは最初から孫の手術代の為と伝えていればお金も借りられたし、こんなにえらいこっちゃなことにならなかったのではないか?
    と、考えてはしまいますが、家族にはそれぞれの事情があり、人それぞれに思うところがあり、そう簡単にはままならぬものなのでしょうぞ。
    健一君の手術も無事に終わり、物語は終幕へと向かいます。

    ラストのバトルで大けがを負ったズタでしたが元気であることが分かり何よりです。
    しかもスタッフになっているとはめでたしです。
    そもそも熊野さんはいつまで預けるつもりで事務所に連れてきたんでしょ?
    事務所スタッフになっているあたり、完全に飼わせるつもりで連れてきた疑惑が。
    大型犬なのでエンゲル係数とか大丈夫なんですかね?
    洋子ちゃんの給与も払ってるのでしょうか?

    ストーリの最後に健一君から絵が届きました。
    この絵、ものすごい好きです。

    三郎が美味しんぼの山岡さんみたいですね。
    となると洋子ちゃんが栗田さんみたいですね。
    ・・・・・・・・・・・・・
    神宮寺三郎シリーズも四作目ということで、かなり洗練されたストーリーであったように思います。
    筋道もしっかりしておりましたし、動機や根拠にも十分に納得できました。
    何よりもズタが元気で良かったです。
    過去と現在をセピアとカラーで分けたのも良かったですね。
    いい感じに雰囲気ありました。

    何だかんだでアーリーコレクション収録の四作品、すべてプレイすることとなり、何だかんだで満足している自分がいます。

    新たな三郎シリーズは入手済みですので、またいつか別の三郎でお会いいたしましょう。


    広告
    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。