• 友達になってください

    2018-06-24 14:37


    友達っていいよね。
    一緒に映画観たり、音楽の話したり、読んだ本貸しあったり、恋バナしたりすんだよね。
    フットボールバーで日本代表を応援したり、スマホゲーで一緒のチーム組んで全国ランキング上位を狙ったり、新大久保でカーズチッタルビを食べたり、同性同士なのに悪ふざけでキッスしちゃったりすんだよね。
    あ~~友達がいない!友達がほしい!と言うと「こっちは友達だと思ってたのにあなたは友達だと思ってくれてなかったのですね…残念」と言い出す人がいます。お前誰だよ!一緒にお寺で座禅組んだことあるくらいの仲じゃないとこっちは友達だと認めないからな!うおぉぉぉおおお友達ほしい!

    そうやって大騒ぎするくせに自分からはアプローチを一切かけない。ただ騒ぐだけ。
    そうしてるうちに数回遊んだことのある友達とも2,3年で疎遠になり、ハローもグッバイもサンキューも言わなくなってこんなにもすれ違ってそれぞれに歩いていくのです。
    だから最近やることがなくておなかに猫を乗せながらベッドに横たわり一人でスマホゲーをして自分よりレベル低いプレイヤーにボコボコにされたり、ギターと猫を膝に乗せながらパソコンに向かって37分16秒の曲作ったりしてんだよね。バンド活動も全然してないし連絡すら取ってないしこのままフェードアウトして解散すんのかな。
    ツイッターを見ると人と人が楽しく繋がっているのを見せつけられてイライラするのでほとんど見なくなった。
    毎週ヒナまつりを録画して観てたんだけど今週もう最終回だった。最近アニメが始まってから終わるまでが異常に早く感じる。
    (これから先何十年もこんなのを繰り返して過ごすのか~~~~?)

    でも考えてみなよ。私には結婚式で流す動画を作ってくれと俺に依頼してくれる友人がいる。来月は復活したスパルタローカルズのワンマンライブに一緒に行く友人がいる。座禅はやったことないけどな。数えたら12人くらい友達がいました。だから残念だけどもう友達いりません。友達にならないでください。


    動画の話する?これ、datamoshingというグリッチアートの手法を覚えたのでグチャグチャに破壊して遊んだ動画です。グチャ。グチャ。1週間くらい爆笑し続けながら作ったらこうなりました。aviglitchを使用してます。やり方は今意識が朦朧としてて上手く説明できないので気になる人はググろう!

    絵は小学生の時から使ってる大学受験合格祈願のHBえんぴつとピングーの色えんぴつで描きました。









    それからあと踏み絵サンダルス来月ライブやります。解散しないです。祝!

    2018年7月25日(水)@東高円寺UFOクラブ
    【Street Hassle】
    踏み絵サンダルス,burasagari, らびぞば, デッドバンビーズ, Noise Paratiisi
    OPEN 18:30~ / START 19:00~
    ADV.¥1800(D別) / DOOR.¥2300(D別)

    新曲をやります。
    チケットの予約はここのブログじゃなくてツイッターにリプライかDMお願いします。
    3日に1回くらいチェックしてるのでちゃんとあなたを見つけます。

    で、あとやっぱりここまで読んでくれた人、友達になってください。
    よろしくお願い


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  • 高いとこ回る: 80歳になる頃には…な

    2018-05-26 03:07

    私たちは平行世界という概念を捨てて生きなければなりません。何故ならこれを本気で信じると確実に頭がおかしくなってしまうからです。長時間電車に乗っていたせいで頭がおかしくなってしまった私は当然のように窓の外に平行世界の存在を発見します。どうやって見つけたかと言いますと「電車が止まったままなのに外の景色が動いてるのは変だ」と思ったからです。私以外の乗客は全員スマホをいじってました。
    この時私は"高いとこ回る: 80歳になる頃には…な"という曲を作っていました。この曲はもっとカッコよくできるはずだが、そのためにはいろいろなものを捨てなければならない。例えばラップとか。けど捨てたくないな。あっちの世界の車窓から聴こえてくるのは"二つ道"という似たようで別の曲でした。

    A 高いとこ回る: 80歳になる頃には…な
    B 二つ道

    欲張りな神様はこのアダムとイブを殺さずに生かすことにしました。頭の切れる人ならわかると思いますが、別の平行世界で誕生したこの2人は同じ世界に同時に存在してはいけないパラドックスの元凶であり非常に危険な因子なのです。航時機でタイムトラベルしたキテレツが未来のキテレツに会って体が消えかかるなんて生易しい事態ではありません。世界がまるごと消滅するのです。神はせっかく創造した世界を消したくないと考え、"Imaginary Friends""No Depression"という2枚のアルバムを制作し、そこに彼らを閉じ込めました。
    この2枚のアルバムは実在することなく、インターネット空間を漂います。boothで販売されています。何人かの聖者はこれらのアルバムを購入しダウンロードし、歌詞カードをプリントアウトし、CD-Rに焼いて顕現させました。どうだ、実在したぞ。ハッハッハ。と思ったかもしれませんがしかしそれは本物ではありません。まことに申し訳ないですが、所詮は実在しないものから生まれたコピーです。偶像です。やはり本物はありません。パッ。気が付くと電車は普通に動いていました。いつもの見慣れた景色が広がっていく。そういえば今なんかおかしなこと考えてた気がする。危ない危ない。スマホに夢中になっていた人も次の駅がどこか気になって電光掲示板を確認したりしています。んん?電光掲示板を流れる文字が読めない。全く読めないのでよーく見てみると、一つ一つの小さなLEDライトが緑やオレンジに点灯したり消灯したりして文字が流れているように見せているだけということに気付いた。文字なんてどこにも流れていないのだ。電光掲示板の一粒一粒と目が合いました。あなたが今生きているこの宇宙も無から誕生したと言われてるけど単なるコピーだったらどうする?


  • Crazy Athletic

    2018-05-15 16:38

    これは数年前に作った曲のリアレンジです。この頭おかしい風のサイトでオリジナル音源がダウンロードできます。「もっと良いアレンジをすればもっと良い曲になるはずなのに」と作った当初から抱いていた悔しい思いを胸に今アレンジし直してみました。
    まずAメロの4小節目で突然半音下がるという不要な転調をなくしました。当時はヘンテコな個所に転調をたくさん入れれば奇抜になってオリジナリティ溢れる曲ができると思ってたのですが、ただ音程外してる下手糞にしか聞こえないのでやはり転調する場所はしっかり選ぶべきということを数年で学んだのです。
    オリジナルver.ではリズムがのっぺりしてたので16ビートを意識して軽快さを求めました。サビでは歌のメロディーに対してピアノでオブリガードを入れます。さらにラスサビで1音上げて転調。うん。これだけでもだいぶ良くなった。というか普通になった。あれ、もしかして個性潰れた?



    動画制作のお話をします。


    電車内でよく見かけるアリシアクリニックのこの広告。手前の壁がくり抜かれて奥にいる被写体が現れる。とても素敵だと思うし、神田沙也加さんが可愛いのでこのデザインを意識して動画を作りました。ただこの奥行感が表現できなかったのはちょっと悔しいですね。音楽でもそうですけど私は奥行感作るのがめちゃくちゃ苦手なんです。



    それから"I Love Fue"というスマホゲーム。バラバラになったグラデーションを組み直すだけのシンプルなパズルゲームなのですが、これもかなり影響を受けました。というかもうほぼこれですね。
    グラデーションしてるブロックがボロボロ崩れて中にミクさんがいたらイカす動画になる気がする。そうだ、BPMに合わせて時計回りに色が変わっていく仕組みにしよう。



    作り方は簡単。画面を4分割し4色に塗ります。



    ぼかします。




    モザイクをかけて完成。

    この絵を1枚photoshopで作るだけならとても簡単なのですが、BPMに合わせて色がころころ変わるとなるとその全ての工程を動画制作ソフト上で行わないといけません。私の使用環境はAviutl。ぼかした上にモザイク掛けはなかなか重い動作になりますが涙を堪えながら作っていきます。
    適当な正方形の集合でマスクを逆にかけて窓を作り、その中にミクさんが現れるようにしました。絵はTwitterで一目惚れしたどくみつさんのイラストです。「心臓持ってるし絶対このミクさんが良い!」と思ってDM飛ばしたらご快諾頂きました。心臓はフォトショでバクバク動かしてgifにしました。
    これだけでもかなりハイカラな動画が出来上がったのですがそれでは飽き足らず、私の作品ではお馴染みですが、VHSに焼いてアナログ化してからデジタルに逆輸入してます。よりおしゃれっぽい画質になってますね。2017年はVHS動画流行ると思って先取りしてたのに未だに全然流行らない!なんで?




    これはある大学新入生の話なんだけど。
    高校時代からギターをやっていた彼は軽音サークルへの加入を希望していた。新歓をいくつか回ったところで、学内で一番大きな軽音サークル"BRock Music(通称ブロック)に目星をつけていた。ゴールデンウィーク中の5月3日にバーベキューが行われるのでそれに参加した後、入部しようと考えていた。

    5月3日、憲法記念日。総勢100人以上の若者が多摩川に集まる。彼がブロックを選んだのはこの規模の大きさも理由の一つだ。これだけたくさんの人がいればきっと自分と趣味の合う人もいる。それに女の子も多いし彼女とかも……。

    内田「こんにちは、君も来てくれたんだね!」

    彼「う、内田先輩!あの、僕もうここに入ろうって決めてて……」

    内田「わーっ、嬉しい!ブロックは人が多いからきっと楽しい大学生活が送れるよ」

    彼「た、楽しみにしてます!よろしくお願いします!」

    この内田という女は新歓コンパで仲良くなった3年生の先輩。くるりとはっぴいえんどが好きということで意気投合したのだ。実は彼がブロックに入りたい理由ランキングの1~8位がこの女に占められるくらい、既に彼は内田に惚れていた。

    BBQの準備をはじめる。5月といえど日差しが強いので日陰になるよう橋の下で行う。常に頭上を車やトラックが走っているので若干うるさい。
    そういえば彼は同学年とまだほとんど喋っていない。新入生という生き物は一刻も早く友達を作らなければならないのだ。まだ遅すぎるということはない。とにかく誰かに話しかけなきゃ。この男に話しかけよう。名前はわからないので仮に"男A"とする。

    彼「あっ、あのさ、どんな音楽とか聞く?」

    男A「えー、アレキとか?あとはー……」

    男B「アレキwwいやいや普通ドロスっしょwww」

    男A「いやいやwうちの地元だとみんなアレキって呼んでたからww」

    男Aに話しかけたのに突然男Bが割り込んできた。"マクドナルドをマックと呼ぶか、マクドと呼ぶか"みたいなお決まりの掛け合いなのだろうか。どちらにせよこの2人の男は興味のないバンドの話で盛り上がり始めてしまったので彼は無言でその場を離れた。

    その後も何人かと会話をするが、米津玄師が好きと言いながらハチを知らなかったり、メタルしか聴かなかったり、自分と話の合わない者ばかりで友達を作るのが面倒臭くなってきた。炭の燃える匂いを嗅ぎながら彼は土手の傾斜した芝生の上に寝転がる。インターネットには趣味合う人ゴロゴロいるのに現実だとこんなもんなのかなー。

    ???「アンタ、ミッシェルとブランキーどっち好き?」

    仰向けに寝そべる彼の上に突然関西訛りの質問が降ってきた。細い目の男がキャップを被って立っている。しかもよく見るとセーラームーンのルナをモチーフにしたデザインのキャップだ。すぐにこの男が変態だとわかった。

    彼「え?えーっと、ミッシェルかな」

    ???「合格や」

    彼「……は?ブランキーなら不合格なの?」

    ???「ちゃいます。ミッシェルかブランキーか訊かれて答えられれば合格。何のことかわからず口をポカーンと空ける人種は不合格や。趣味合う合わない以前に最低限の音楽知識がないやつとは話にならんからな。ワイはこうやってふるいにかけてんねん」

    彼「うーん。でもどっちも生まれる前のバンドだし、今時知ってる人の方が少ないと思うよ」

    ???「せやな。答えてくれたのアンタがはじめてや。申し遅れたけどワイは一年の松村って言います。よろしく」

    彼「ああ、よろしく」


    彼は松村と友達になった。BBQの準備を碌に手伝わず延々と音楽の話をした。腹が減っては誰かの焼き育てた肉を食べ、酒を飲み、現在の日本音楽シーンに未だ漂うナンバーガールの残り香について話した。

    松村「いやー、食ったな」

    彼「ほとんど準備してないけどね。片付けはちゃんとしとこう」

    松村「アンタこのサークルどう思う?」

    彼「どうって……人多いし、楽しいかなって」

    松村「嘘や。正直に言ってみい。つまらん奴ばかりやと思っとるやろ」

    彼「……」

    松村「こんな糞サークル入らんほうがええって」


    みんなが後片付けをしはじめる。何もせずぼーっと座っている彼らに注目してる人は現時点ではいないが、そのうち一緒に手伝うように誰か言いにやってくるだろう。

    松村「片付けが終わったら今日のBBQ代徴収されるで。もう新歓やないから1年生も負担するらしい。こんなゴミ共の集まりに1500円払う価値、ワイはないと思う」

    彼「何が言いたいの?」

    松村「さっさと今のうちにずらかろうぜ」


    気付くと彼は松村と一緒に走り出していた。BBQの準備もせず、後片付けもせず、金も払わず、タダで肉を食い、酒を飲んで逃げてきたのだ。とんでもなく最低なことをしてしまったが、誰にも気づかれていないのでなんだか無性に笑えてくる。彼は爆笑しながら橋の上まで走った。

    松村「おい、下見てみろよ」

    松村に言われて橋の下を覗くと参加者たちがゴミ拾いをしているのが見えた。ゴミはそこら中に散らかっており、最短でもあと10分はかかるだろう。無銭で食い散らかした彼らのゴミもやがて善人の誰かが片付けてくれるはずなのだ。

    男A「あれ?橋の上にいる奴、さっきまで一緒に参加してたよね?」

    男B「何アレ、帰る気満々じゃん」

    ソッコーばれた。また何人かこちらを指さして何か喋っている。ポジティブなことを言っていないのは確かだ。かなり気まずい。

    松村「うるせー、バーカ!!!バーーカ!!!」

    突然橋の下に向かって叫び出す松村。100人の参加者たちが続々とこちらを見てくる。この100人の視線の中には内田先輩の目もあるのだ。彼女の目に彼は今どう映ってるのだろうか。彼はもう後戻りできないと思った。

    彼「アホーーー!!!アホーーー―!!!」

    松村「ウンコ!!シネ!!!ウンコ!」

    小学校低学年レベルの罵倒を散々喚き散らした後、また笑いながら走って逃げた。いや、泣いていたかもしれないけどよく覚えてない。

    6月某日。ブロックの新入生初披露ライブが開かれた。ライブ会場として貸し切った4号館の103教室に銃を持った1人の男が乱入し、その場にいた9人を殺害、24人に重軽傷を負わせた。その男はどのサークルにも所属していなかった。