初雪も観測されるようになってきたのでそろそろ冬用のブーツを買わないと…
雪が良く降る地域なので靴選びは慎重にしてます。
それより皆さん小説ってどう思います?
大好き!という方もちょっと苦手という方もいるでしょう。
何故それを聞くのか、そう思ったあなた。
実は私が書く小説、読みやすいと好評なんです!!
まぁ気心の知れた友人に良く見せていたんですが
これがまた毎回楽しいという言葉をもらっております。
今回もそこまで長くなく簡単にパパッと読んでもらえる長さにしてあります。
物足りないという方はコメントをください。
むしろ感想お待ちしております!!
ということで今日も元気に行きましょう!!
1ヶ月前___
「レイ、今日の授業の事なんだけどさ。」
一日の授業を終えて鞄を持とうとしたリトが思い出したように
ノートを取り出したためオレも席に座り直す。
「ここの問題、答えこれだよね?」
「あぁ。というより、それ以外の答えはあり得ないだろう?」
オレ達が今まで習ってきた授業の答えはいつだって“一つ”だけだった。
リトが悩んでいた問題は現代社会の選択問題で
【問5 その昔、この世は存在する自己の思考や個性があることで、争いが絶えなかった。その理由はなぜか。】
という内容だ。
この答えは③の『個性が悪しきものだから。』だ。
それ以外の答えとしては『人々は争うことで学びを得ていたからである。』や
『個性の違いを認め合うためである。』という全くもってあり得ない答えが書かれている。
「そうだよな。」
そう呟いたリトに何かあったのか聞いてみると
「オレの家ってさ、観光大使とか隣国の偉い人とかを迎え入れるためのホテルだろ?
なのにこの前、例の奴らが泊まりに来て“相変わらず表情がないんだな”って言われてさ。」
「またか。何でだ?これが普通なんじゃないのか?」
そうオレ達は笑顔というものが少ないという。
確かにテレビに出てくるアイドルはキラキラと輝くような笑顔を浮かべている。
でも、それは人前に出て、誰かのために、エンターテインメントを見せるために
訓練をしているのだと聞いて育ってきた。
かくいうオレもいつか人前に出て人と関わらなければならないから微笑む位の訓練は
毎日父さんにしてもらっている。
「まぁ、気にしてないからいいんだけど。彼らの言葉なんて聞かない方が良いからね。」
“だって彼らは犯罪者なのだから”
この世界の法律で定められている罪は大きく分けて3つある。
1つは人を殺してはならない。2つ目は物を盗んではいけない。
そして3つ目は…
「なんでよりによって“個性”なんてものに憧れたんだろうね。」
最後の3つ目は“個性を持ってはいけない”
憧れを抱いても刑罰に処されると幼少の頃から聞かされているはずのなのに
彼らはそれを持ってしまった。
この世界で一番重い罪とされているのに何故そんなことをしたのだろう。
まぁオレ達が知ったことではない。
見てもお前のためにならないと両親にも言われているし、
何よりここ最近になってようやく名前を聞くようになったのだから。
問題を解き終えてすぐに帰路につく。
「ただいま。」
玄関の扉を開くが母さんの声が聞こえない。
あぁそういえば今日は買い物に行く日だったっけ、
リビングに入ると案の定、机の上にきれいな文字で
[買い物に行ってきます。 母より]
と書かれていた。
それを机に戻して自室に足を踏み入れる。
鞄を置いて、ノートを取り出し明日の予習と今日の復習をしようと
机に向かったが、今日はどうもやる気が起きない。
こんなんじゃだめだ。何としてでもやらなければならない、そうしなければ立派な大人に
なれないのだから…
両親に言われてきた言葉が頭の中で木霊して、自分を奮い立たせる。
何か曲でもかけながら勉強をしようとイヤホンとスマホを取り出し
syoutuenを開く。あとでmi6mi6も見てみようと思いながら操作していると
間違ってトピックされていた動画をタップしてしまった。
「これリトが言ってた…」
それが彼らとの出会いだった。
~To be continued~
はい!そろそろ面白くなってくる頃ですよ!
というわけで今回はここまで!!皆さん良い夢を~、チャオ!!