• 美樹4

    2014-05-12 13:29
    お父さんの仕事は大変だ。曲をつくること自体は難しくないけど、ハッキングを防ぐのが大変だ。今日も操作していないのに、外人の写真がずらっと並んでいて、そのサイトは開けた覚えも無いサイトだった。お父さんが収入を得られないのは、ホワイトゴーストという宗教団体とハッカーの攻撃によるものだ。特にWindows社のパソコンはセキュリティホールだらけなので敵はやりたいほうだいだ。
     お母さんが仕事をしなくては生活が出来ない。僕は魔法の力でホワイトゴーストを倒し、かたきをうってやるつもりだ。
     今日はうるさい機械を鳴らしてるやつの脳にひまわりの種を植えてやった。そして、時間を早送りにすると、根っこが成長し脳が破裂して数分で死んだ。これは完全犯罪ってやつだ。脳の中に種や根っこを植え付けても誰がやったかは解らない。
     お父さんの仕事を邪魔するやつはみんな根っこの刑にしている。まぁ今日殺したのは下っ端だけど。いつかトップのやつに根っこ攻撃をして、お父さんがちゃんと収入を得られるように、毎日頑張ろう。
     意外と犯罪者は成功したか近所まで見に来るので、飛んで火にいる夏の虫だ。
     夕方お母さんが帰ってきた。お父さんは嬉しそうに「お帰り」と言っている。僕はもう1才を過ぎたところで、この間誕生日パーティをしてくれた。黒いチョコケーキを少しだけ食べた。まだ、ケーキの上には一本のローソクだけだったけど。
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  • 美樹3

    2014-05-09 15:44
    「消費税が上がってね」とお父さん。「私は安いスーパーで買い物してるけど」とお母さん。今、飛行機が上を飛んだ。祭高は産後の肥立ちも良くすくすくと育っているので退院は早めだった。
     祭高は空気を震わせて飛行機に種を送った。飛行機の乗客ひとりひとりにバラを一本ずつ送った。乗客はみなびっくりしていたが、みんな喜んでいた。中には神と思う人もいたり。
     妖精は樹齢があるけど人間よりかなり長生きだ。何万年かに一回ぐらいの確率で人間の妖精が生まれる。木の妖精は花を配ることが出来るけど他は人間と変わらない。
     日本には神や仏やいろんな信仰があるけど、全く関係なくリアルに生まれてくる。
    お父さんはパソコンで作曲していて僕に聴かせてくれたり、お母さんはおっぱいをくれる。一日のうちほとんど眠っているので起きているときに気にかかるのは工事の音ぐらい。今、何かの工事をしているみたいだ。

  • 美樹2

    2014-05-08 12:44
    病院の日向は気持ちいい。祭高は日の光を浴びてフリージアの花を手のひらに咲かした。お母さんがこれ何かしらとフリージアをてにとってみた。「まぁ綺麗な花」「でも、誰が、いつの間に?」とびっくりしていた。まぁ誰かの贈り物でしょうと気軽に花びんにさしといた。するっと花から茎が伸びて花びんの水に浸かっている。
     もちろん前世の記憶が無いけど、不思議と会話がわかる。前世も日本人かな?祭高にはわからなかった。とりあえず、なんかよだれが出たり体に力が入らず歩けないのが残念だ。
     だんだんお腹がすいてきた。実はしゃべれるけど今しゃべるとおかしいので「おぎゃー」と泣いてみた。そしたら、母親がおっぱいをくれた。なんとも牛乳を温めたものに感覚は似ていた。
     「はーい、検査の時間ですよ」と看護婦さんが来た。まず聴診器をあてられたから、祭高は体内の樹液を動かしてみた。「はーい、オーケーですよ」と看護婦さんは行った。祭高はばれずにすんだ。とたんに眠くなって自然に寝てしまった。
     次に起きたときはお父さんとお母さん両方がいた。育休をどれぐらい取るのか話していた。お母さんからおとうさんへさっきのフリージアの話をしていた。
     「へえー誰だろうか」と咲いているフリージアを触ってみた。「本物の花だ」と。「手の中から出てきたって?」「本当か?」お母さんは「誰かのプレゼントに違いないわ」と言った。また、バラが咲きそうなのでちょっと我慢した。まさか部屋中を花だらけにするわけにはいかないから。