北島秀一・山路力也・山本剛志 共同責任編集
【目次】
□クロスレビュー「必食の一杯」
北島秀一
可成家TOKYO 代々木店@代々木「定番茶系肉入り」
ラーメン大至@御茶ノ水「白(鶏白湯ラーメン)」
ホープ軒本舗 吉祥寺店@吉祥寺「中華そば」
カッパ64@牛浜「とまとチリ」
天然魳煮干だしらーめん創房 魁花@ひばりヶ丘「魁花らーめん(醤油)」
山路力也
長尾中華そば@池袋「中華そばあっさり」
麺や維新@目黒「醤油らぁ麺」
中華そば さかいや@赤坂「中華そば」
麺屋鶴若@三ノ輪「背脂中華そば」
Trigo@志木「らーめん 醤油」
らーめん五ノ神製作所@大久保「海老リッチらーめん」
どっかん@幡ヶ谷「背脂煮干らぁ麺」
トクちゃんらーめん分店 次郎@三春「手打ワンタン麺」
うえまち@谷町六丁目「中華そば 醤油」
□拉麺人インタビュー
■クロスコラム
□異論激論!
■Q&A/ご意見・ご感想
□告知/スケジュール
■編集後記
■巻頭コラム:「東京ラーメンショーのポイント」山本剛志
2009年から開催され、今年で5回目の「東京ラーメンショー」。ラーメンイベントは全国で行われているが、東京ラーメンショーには他のラーメンイベントイベントとは異なるポイントがあると感じている。
第一のポイントは「テレビ局系列のイベントではない」ということ。各地のラーメンイベントではテレビ局が後援等につくことが多く、テレビ局の宣伝が集客に繋がっている。東京でも「大つけ麺博」開始時はテレ朝が関係し、フジやTBSもラーメンイベントをやったことがある。一方で東京ラーメンショーは特定の放送局のイベントでないということで、逆にNHKを含むテレビラジオ各社、海外からも取材が集まり、日本を代表するラーメンイベントになった。
第二のポイントは社会的なテーマとも関わりを持っていること。もともと、五輪招致関連行事として始まった東京ラーメンショーだが、2011年に発生した東日本大震災からの復興支援も取り組みに含めている。今年も復興を目指す地区からの出店が相次いでいて目が離せない。
第三のポイントとして、日本のラーメン文化、食文化を示す場になっている事があげられる。ラーメンが日本人に馴染まれていて、地方、時代ごとに様々な形を示している。「クールジャパン」の一コマとして世界に発信され、世界からラーメンを食べに来る日本人が増えれば、これ以上嬉しいことはない。また、出店したラーメン店同士が新たな縁を得て、その後新たな展開に繋がるケースも生まれる効果も発揮している。
今年は第1幕が11/15〜11/19、第2幕が11/20〜11/24 に開催される。駒沢公園をラーメンに染める10日間、天候に恵まれて美味しいラーメンに喜ぶ人の顔が一人でも増えれば嬉しく思う。東京ラーメンショーの「攻略法」を徹底予想し、「山本剛志のら~マニア共和国」にて、開始前に公開予定なので、こちらも参考にして頂きたい。
□クロスレビュー「必食の一杯」
一杯のラーメンを三人が食べて語る。北島、山路、山本の三人が、今最も注目しているラーメン店の同じ一杯をクロスレビュー。それぞれの経験、それぞれの舌、それぞれの視点から浮かび上がる立体的なラーメンの姿。今回は今月の拉麺人インタビューにも登場して下さった『支那そば ちばき屋』店主、千葉憲二さんが今年9月20日に東京ラーメンストリートにオープンした『仙台牛タンねぎ塩ラーメン 㐂蔵』の「仙台牛タンねぎ塩ラーメン」を三人が食べて、語ります。
「仙台牛タンねぎ塩ラーメン」980円
※実際の商品は潮味玉子が乗りません(別料金)