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■「東京ラーメンショー2013」に行こう!

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<この記事の写真は、全て2012年の東京ラーメンショーで撮影した写真です>


 2009年に始まり、今年で5回目になる東京ラーメンショー。2回目からは「10月下旬~11月上旬」に開催されていましたが、今年は少し遅く、11月中旬~下旬の開催。毎年「ただの客」として楽しませてもらっているので、例年の経験からのアドバイスや予想を紹介します。

1.開催期間

 2013年は「11月15日(金)~11月24日(日)」の10日間。前半の第一幕と後半の第二幕に分かれ、出店ブースが入れ替わる。

 開催時間は「10:00-21:00」だが、19日と24日は最終日にあたるため、17:00まで。特に19日の夜ははそれを知らずに会場に行ってしまう人がいるので注意すべし。

 ラストオーダーは30分前だが、混雑状況や天候などで当日券販売の終了時刻やラーメンの提供終了時刻は少し前後する事も。そして、各ブースごとに提供数を越えた場合も終了になる。特に最終日は数時間前に販売終了になるブースがいくつか出てくるので注意しておきたい。

 平日は12~14時頃と、18時以降が混み合う。通常のラーメン屋だと混まない16時前後から、放課後の高校生などがやってきて徐々に混みだしてくるのが特徴。土日は11時以降はひたすら混み合い、14時頃からもお客さんがどんどんやってくるのがイベントの特徴。お目当てのブースを巡りたいという方は10時前に会場に着いておき、10時からの1時間に勝負を掛けるべし。

 冒頭にも書いたが、今年は例年と時期が異なり、寒さが強まる可能性も高い。例年行っている人は、着る物を多めに用意しておきたい。

2.前売券をセブン-イレブンで(発売は11/22(金)23:29まで!)

 会場が混雑すると食券売場も行列に。また、10時の販売開始前に食券を持っていれば、食券売場に行くことなく直接ブースに並ぶことが可能。前売券を買ってから行くのがポイント。セブン-イレブンのチケット端末で申し込んでレジで会計する。会場の駒沢公園近辺にはセブンが少ないので、事前に買っておくべし。なお、食券の払い戻しは前売・当日券ともにできないので、食べようと思っている分より少なめに買っておき、数杯食べてから休憩ついでに食券を買い足しましょう。

3.気になるのは天気…

 外で開催されるイベントだけに天気が気になる所。事前に天気予報を確認して、雨が予想される時はカッパなどを用意しておくといいです。食べる所はテントがありますが雨が降るとテントに人が集中して混み合うし、ブースでラーメンを待つ時は屋根がない。とはいえ、雨が降ると行列が短くなるので、穴場だと思って万全の準備をした上で訪問するのもアリだと思う。

4.オススメの交通手段は「恵比寿駅-用賀駅」のバス

 ラーメンショーが行われる駒沢公園の最寄駅は、東急田園都市線の「駒沢大学」駅。駅から10分前後の徒歩で駒沢公園に入れるが、都内最大級の公園なので、入ってから会場の中央広場まで5分はかかってしまう。

 ラーメンショー目当ての人に一番のオススメは、「恵比寿駅」西口バスロータリーから出発する「用賀駅」行きのバス。15分に1本程度運転されていて、「駒沢公園」バス停で降りれば、階段を登るだけで会場(20番ブース側)に着くので便利。

 渋谷駅からも「駒沢公園東口」を通るバスがあるが、行き先を確認しないと途中で違う方向に行ってしまうのと、バスから降りても少し歩く事になるのでベストとは言えない。

 都内の大規模イベントでは繰り返し言われることだが、イベント用の駐車場は設定されていない。駒沢公園近辺の駐車場は通常でも満車になるので、駐車場の空きを待っている間にラーメンが食べられなくなる事態も考えられる。自家用車の利用はいいことがない。家族連れでもバスを活用しましょう。

5.ラーメンショー会場に着いたら

 会場の中でどうすればいいか。1番ブースの側に総合案内所があり、そこでパンフレットをもらうべし。ラーメン各ブースの紹介、ラーメン以外の出店ブースやステージイベントの案内が書かれているので参考にしてほしい。
 東京ラーメンショーの楽しいところはラーメン店だけじゃない。ラーメンを食べる時に嬉しいペットボトル入り水やお茶の販売がある他、ラーメン店よりお客さんが集まるのでは、と注目なのが、赤城乳業の「ガリガリ君」ブース。「ガリガリ君」はオリジナルステッカーが付き、「ガリガリ君リッチ」とともに100円均一。ラーメンを食べて温まった胃を冷まし舌もリフレッシュできる。そんな「ガリガリ君ブース」は、アノ「シチュー味」もあるかもしれないしで今年も注目。
 また、インスタント麺やお土産ラーメン、産直野菜などの販売もいろいろとあるので、帰りの荷物は持って帰れるような準備をするのがおすすめです。
 ステージではアイドルのライブやトークショー、ラーメン店主による「腕相撲」や、一般参加可能な「エア湯切り」大会など、豊富なイベントがあるので、食べ疲れても飽きる事がない。

6.どこを食べればいいか

 これが一番の問題。好みに合うラーメンを食べるのが一番だが、人気あるラーメンも気になる。そんな参考になればと思い、出店ブースごとに「混雑予想」と「味の予想」を記載しました。
 「混雑」には、「行列」と「回転」の要素がある。特にラーメンイベントでは「素早く提供される店」と「提供まで時間がかかる店」がある。同じくらい並んでいるからと、友達と分かれて並んでみたら、回転に差があって同じタイミングで食べられないなんて事もあるので、回転のスピードを見ながら慎重に並んでみてほしい。
 もちろん事前予想なので当たるも八卦当たらぬも八卦。参考程度にしていただければ幸いです。

まずは、パターン別にオススメのブースを、ドーンと予想!

【第一幕】
<醤油派>【03】房総竹岡式
<味噌派>【20】札幌濃厚味噌
<塩派>【15】静岡
<豚骨派>【13】久留米
<あっさり派>【16】三陸秋刀魚だし
<こってり派>【10】呼び戻しブラック
<ご当地派>【06】笠岡ラーメン
<辛口派>【11】名古屋台湾ラーメン


【第二幕】
<醤油派>【03】秋田稲庭中華そば
<味噌派>【04】ど・にぼ
<塩派>【14】沖縄ちゅら塩ラーメン
<豚骨派>【09】佐伯ラーメン
<あっさり派>【13】白醤油ラーメン
<こってり派>【16】鳥取・牛骨ラーメン塩
<ご当地派>【11】福島喜多方黒中華そば
<アツアツ派>【19】信州王様中華そば

引き続いて、各ブースの詳細を予想します。

【第一幕:2013年11月15日(金)~2013年11月19日(火)】
■01:京都ラーメン
(写真は昨年の同店舗)
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<行列予想>午後から伸びそう。回転は普通。

<味の予想>昨年に続いて出店の「京都ラーメン たかばし」。京都の老舗ラーメン店と縁がある店。豚骨醤油味だがスープは澄みつつこってりしすぎず、滑らかさにネギがマッチする。「あっさりした京料理」をイメージすると驚くほど、京都のラーメンは濃厚ではっきりした味が多い。そんな一杯です。


■02:埼玉焦がし醤油ラーメン
(写真は昨年の同店舗、特製トッピング)

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<行列予想>朝一番から伸びそう。回転はやや遅い

<味の予想>埼玉のラーメン店が集まった「彩岩(サイロック)軍団」が、「埼玉のご当地ラーメンに」と定着を目指す「焦がし醤油ラーメン」を今年も提供。トッピングも豊富なので色々選べる。両手に持ったバーナーでスープを炙るスタイルは必見かも。


■03:房総・竹岡式ラーメン
(写真は昨年の同店舗)

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<行列予想>朝一番から伸びそう。回転はやや遅い

<味の予想>チャーシューの煮汁をお湯で割った「竹岡式」発祥の「梅乃家」に感銘を受けた3店舗が今年もコラボ。麺も「梅乃家」で使っている製麺所の乾麺を使用しているが、茹で時間を短くできる特注の麺にして回転率アップも目指している。昨年よりパワーアップしたチャーシューにも注目。


■04:山形鶏中華
(写真は昨年の同店舗、チャーシュートッピング)

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<行列予想>比較的少なめか。回転は速い

<味の予想>山形県新庄市に本店を置く若く元気な店。鶏ペースのあっさりしたスープに鶏チャーシューなどをトッピング。海老ワンタンも乗せて、懐かしさある山形の味をアレンジしつつ伝えている。


■05:秋田桃豚・宮城三元豚「極旨トロ肉豚骨」

<行列予想>午後から伸びそう。回転はやや遅い
<味の予想>去年までの東京ラーメンショーで長い列を作ってきた「秋田成ト会」の一軒「錦」が、宮城の「本竈」とコラボ。秋田県の「桃豚」を使った魚介豚骨スープに、宮城三元豚を使ったとろ肉をトッピングして、東北の魅力をアピール。

■06:笠岡ラーメン

<行列予想>比較的少なめか。回転はふつう
<味の予想>岡山県西部、尾道と県境を挟んだ笠岡市には独自のラーメン文化がある。養鶏が盛んな笠岡らしく、鶏を使ったスープに、コリコリした親鶏の醤油煮が特徴の「笠岡ラーメン」。ラーメンもしばしば作る料亭「お多津」と、笠岡の味を広める「味々亭」のタッグで挑む。

■07:播州赤穂塩ラーメン

<行列予想>比較的少なめか。回転はやや遅いかも
<味の予想>有名な「赤穂の塩」をバックに、塩ラーメンを提供。私も未訪問の土地だけに、どんなラーメンが出てくるかは未知数。あっさり味のスープが自慢の一杯らしい。

■08:新潟ご当地 濃厚味噌ラーメン

<行列予想>夕方前から伸びそう。回転はふつう
<味の予想>県内にたくさんのご当地ラーメンを抱える新潟県。今回は濃厚味噌ラーメンを提供。現地新潟では濃すぎて割りスープを用意する店があるほど。東京に味で殴り込みをかけるか。

■09:海老そば

<行列予想>夕方から伸びそう。回転はふつう
<味の予想>格闘家として知られた小路氏は「えびすこ@富山」、プロレスラーの高山氏は今年開店させた「ばふ。@武蔵小金井」。この両者が今年もがっちりタッグ。インパクトある海老固めで我々の舌をKOするか?

■10:呼び戻しブラック

<行列予想>昼頃から伸びそう。回転はふつう
<味の予想>松戸の行列店「とみ田」と、博多「だるま」によるコラボ。濃厚な豚骨スープにマー油が乗るスタイルか。呼び戻しで味の絆も繋がるか。

■11:名古屋台湾ラーメン

<行列予想>昼頃から伸びそう。回転はふつう
<味の予想>去年の東京ラーメンショーでは「ベトコンラーメン」を出してきた「桜」「雀」コンビに、名古屋の名店「如水」も加わり、名古屋最大の地ラーメン「台湾ラーメン」を提供。ミンチとニラもたっぷり乗った「名古屋メン」。辛さをどれくらいにして出すのか気になるところ。

■12:とんこつ発祥! 久留米ラーメン

<行列予想>昼頃から伸びそう。回転はやや遅いかも
<味の予想>九州に広がる豚骨ラーメン発祥の地、福岡県久留米市の人気店らが各店の醤油ダレを持ち寄って作った一杯。福岡のラーメンは博多だけじゃなか!

■13:超絶品!! 味噌とんチャーシュー麺

<行列予想>比較的少なめ。回転は速い
<味の予想>都内を「辛うま」で席巻する「中本」と、博多で人気の「新風」がコラボ。豚骨ベースの味噌ラーメンに、中本「赤」の辛味、新風「黒」のマー油が加わる。チャーシューにも工夫を凝らしてくると面白そう。

■14:山岸一雄の中華そば

<行列予想>比較的少なめ。回転は速い
<味の予想>つけ麺発祥の「東池袋大勝軒」マスター、山岸さんの名を冠した中華そば。弟子の「茨城大勝軒」グループの二軒が挑む。

■15:富士山"極み"らーめん

<行列予想>夕方から伸びるかも。回転はふつう
<味の予想>静岡県から初の東京ラーメンショー出店ということで盛り上がる両店。今回は塩ラーメンをベースに。富士山の伏流水を使用。

■16:三陸秋刀魚だしわかめらーめん

<行列予想>比較的少なめか。回転はやや遅いかも
<味の予想>三陸のわかめを練り込んだ麺を提供する大船渡の店。秋刀魚だしであっさりさせ、麺の印象を際だたせようとしている感じ。

■17:博多ラーメン
(写真は去年の同店舗)

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<行列予想>比較的少なめ。回転は速い

<味の予想>昨年も出店していた博多ラーメンの店。細麺で回転が速いため並びは少なめだが、本店同様の白濁豚骨スープで提供される。「博多ラーメン食べたい!」という人の期待に素早く応えてくれるはず。


■18:日替りご当地コラボ

東京ラーメンショーは「5日間×2幕」が基本だが、このブースに限り「2日間×5種類」の提供になる。提供日が限られているので、興味ある味は確実に食べておきたい。

11/15~16 広島:尾道肉中華/醤油
<行列予想>夕方から伸びるかも。回転はやや速いかも
<味の予想>東京近郊の若手・元気店が広島尾道の味を提供。スープは豚・鶏に小魚をプラスした味。大粒の背脂にシャープな醤油味。チャーシューもしっかり乗ってインパクトもあり。

11/17~18 山形:豚肉王国庄内チャーシューメン/醤油
<行列予想>昼頃から伸びるかも。回転はふつうかも
<味の予想>様々なラーメンが楽しめる山形県の中でも、庄内は「酒田ラーメン」で知られる。今回は鶴岡市の店を中心にしたコラボで、シルクを使った滑らかな麺にあっさりスープ、庄内豚を楽しめる一杯。

11/19 新潟:心温まる!元気が出る!男の味噌ラーメン/味噌
<行列予想>夕方から伸びるかも。回転はやや遅いかも
<味の予想>第一幕に出店の「新潟ラーメン親父の会」参加店を含めた三軒。煮干スープにゴマみそと生姜味の挽肉で楽しませ、暖まる一杯を提供。


■19:函館塩ラーメン"海"
(写真は去年の「えん楽×次郎長」コラボ、バターコーントッピング)

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<行列予想>昼頃から伸びるかも。回転はやや速い


<味の予想>去年に続いて出店の「えん楽@函館」「次郎長@森」に、「三八飯店@長万部」が加わっての道南塩ラーメンコラボ。海をテーマにしたとのことで、魚介系素材がいろいろ加わってくるとの事。


■20:札幌濃厚味噌ラーメン
(写真は去年の「つくし×IORI×彩未」コラボ)

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<行列予想>朝一番から伸びそう。回転はやや遅いかも


<味の予想>去年も人気だった「札幌濃厚味噌」。「つくし」「IORI」の2軒に、東京に今年開店した「福籠」が加わった。3軒の修行先を想起させる、濃厚で熱々な味噌スープを提供。


【第二幕:2013年11月20日(水)~2013年11月24日(日)】
■01:熟成とんこつ 徳島ラーメン 
(写真は昨年の同店舗)

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<行列予想>昼頃から伸びるかも。回転はとても速い

<味の予想>昨年、怒濤の回転でこのイベントでの一日最大杯数を叩き出した「東大」が2年目の出店。マイルドな豚骨醤油に太麺。並んでいても待たせないのがポイント。ただ、焦りすぎての勇み足もあったので、その点は改善されることに期待。


■02:伊勢海老味噌らーめん

<行列予想>昼過ぎから伸びるかも。回転はやや速い
<味の予想>様々な味を提案している「けいすけ」。札幌の「白樺山荘」と合体。海老と味噌が互いに負けない味を楽しめそう。

■03:秋田 稲庭中華そば

<行列予想>昼前から伸びるかも。回転はやや遅いかも
<味の予想>稲庭うどんの製法で作られた乾麺「稲庭中華そば」の魅力を伝えるべく、店でも提供している「七彩@東京」ら3軒でコラボ。鶏ダシに醤油味、なめこ、筍、鶏肉というスタイル。滑らかだけどへたらない麺は魅力的。

■04:青森スタイルみそらーめん ど・にぼ

<行列予想>昼過ぎから伸びるかも。回転はふつう
<味の予想>東京スタイル味噌の専門店「ど・みそ」と、津軽煮干ラーメンの人気店「長尾中華そば」のデュオが送る、まさに「にぼみそ」な一杯。

■05:小豆島ラーメン/醤そば

<行列予想>夕方から伸びるかも。回転はふつうかも
<味の予想>素麺、オリーブ、牛など、小豆島は瀬戸内海に浮かぶ「食の島」。カタクチイワシや煮干しをあわせ、鶏や野菜をじっくり煮込んだスープ。島の醤油をあわせた「醤(ひしお)そば」で、小豆島に新たな食のページを刻むか。

■06:鮮魚のアラ炊き中華そば

<行列予想>昼頃から伸びるかも。回転はやや速い
<味の予想>震災後、南三陸町を支援したラーメン凪のスタッフらがのコンテナ店舗で立ち上げ、1年間営業した「あおぞら食堂」。被災地の炊き出しやこの店を仙台から支援した「五福星」とのタッグで、あの時の味と心を。

■07:新東京背脂ブラック わぽ軒

<行列予想>比較的少なめ。回転はふつう
<味の予想>都内でスタンプラリーやコラボなどを積極的に展開する「日本のラーメンを変える若手っぽい会(わぽ会)」が東京ラーメンショーに参戦。今回は東京に古くから伝わるラーメンの中から「背脂ブラック」で挑む。古い船を動かすのは新しい水夫だ!

■08:奥美濃古地鶏ラーメン

<行列予想>昼過ぎから伸びるかも。回転はふつう
<味の予想>池袋で期間限定出店をし、創作メニューで「大つけ麺博」にも出場した店。東京ラーメンショーでは「奥美濃古地鶏」を使ったラーメンを持ってきた。滑らかな鶏の味を活かした一杯になりそう。

■09:大分佐伯ラーメン

<行列予想>昼頃から伸びるかも。回転はやや速いかも
<味の予想>大分県佐伯市だけに存在する地ラーメンは、今年カップ麺でも話題に。豚骨スープにたっぷりのニンニク、コショウを感じるジャンクなラーメン。佐伯でその味を伝える店が我々を驚かせそう。

■10:鶏豚 海老ワンタン麺

<行列予想>比較的少なめ。回転はやや速い
<味の予想>「博多一風堂」の河原さんと「ちばき屋」の千葉さん。東西の名職人がタッグする味は、豚骨鶏白湯のブレンドスープ。セブンイレブンでカップ麺として発売される味の、リアルバージョンが会場で食べられる。

■11:喜多方黒中華そば

<行列予想>昼頃から伸びるかも。回転はふつう
<味の予想>福島県中通りのラーメンを盛り上げる若手店主達によるコラボ。会津喜多方の味と、醤油が利いた「郡山ブラック」を巧みに取り入れあった一杯になりそう。そして、看板は何故か萌えキャラ!

■12:杜の味噌とんこつ ~海と大地の松島味噌~

<行列予想>夕方から伸びるかも。回転はやや速い
<味の予想>都内の城南地区の人気店3軒がコラボ。厨房で楽天イーグルスの帽子をかぶる「えにし」店主の出身地、宮城県松島町の味噌を使った味噌豚骨で、「百麺」「むら田」と組んで狙うはラーメン日本一。

■13:白醤油らーめん
(写真は昨年の同店舗)

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<行列予想>比較的控えめ。回転は速い

<味の予想>昨年ラーメン好きの話題を集め、私も二回食べた「白醤油ラーメン」。今年も「せたが屋」出身の同門「進化」「びぎ屋」「なわて」でコラボ。澄んだスープの奥深さがまた話題を呼びそう。


■14: 縄ちゅら塩ラーメン
(写真は昨年の同店舗)

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<行列予想>比較的少なめ。回転はやや速い


<味の予想>昨年も登場した「琉球麺侍」による沖縄コラボ。豚骨を使いつつ澄んだ塩ラーメン。豚はチャーシューでも柔らかく楽しめる。沖縄そばに負けないラーメン文化が根付き始めた沖縄の今も感じたい。


■15:濃厚味噌「炎炙」肉盛そば ~加賀百年蔵出しバージョン~
(写真は昨年の同店舗)
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<行列予想>夕方から伸びるかも。回転はふつう

<味の予想>去年に引き続き出店の金沢人気店コラボ。肉をたっぷり乗せた味噌味で今年も勝負。スープを鍋で炙って仕上げるスープはなかなか冷めない。


■16:牛骨ラーメン 白

<行列予想>比較的少なめ。回転はふつう
<味の予想>去年の東京ラーメンショーをはじめ、各地のラーメンイベントに登場している「鳥取牛骨ラーメン」。これまでは澄んだスープだったが、「白」と名付けられた今回はこってり系白濁牛骨スープ。これは気になります。

■17:我流あぶり味噌

<行列予想>昼頃から伸びそう。回転はやや遅いかも
<味の予想>札幌で鶏白湯をきかせたスープが話題の「飛燕」と、東京を拠点に札幌味噌ラーメンを提供する「真武咲弥」。炙り味噌で寒い日もホッとできるか?

■18:日替りご当地コラボ

東京ラーメンショーは「5日間×2幕」が基本だが、このブースに限り「2日間×5種類」の提供になる。提供日が限られているので、興味ある味は確実に食べておきたい。

11/19 新潟:心温まる!元気が出る!男の味噌ラーメン/味噌
(第一幕参照)

11/21~22 北海道:旭川中華そば/醤油
<混雑予想>比較的少な目。回転はやや速い。
<味の予想>旭川出身の「恵比寿」をはじめ、都内の気鋭店が集まり、旭川の味を提供。魚介の味を利かせるか、油はどう活かすか。注目点の多い一杯。

11/23~24 小樽×高知:濃厚味噌カツラーメン/味噌豚骨
<混雑予想>昼頃から混むかも。回転はやや遅いかも。
<味の予想>高知で話題という「味噌カツラーメン」を、当地の「なかひら」を始めとした各店で提供。一気に全国区の知名度を得る機会になるのか。最後の土日だけの提供なので混雑する可能性も。


■19:信州王様中華そば
(写真は昨年の同店舗)
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<行列予想>比較的少なめ。回転はやや速い

<味の予想>昨年の東京ラーメンショーでデビューし話題を集めた「信州王様中華そば」。今は無き、権堂の名店「光蘭」の独特なスタイルを真面目にインスパイア。激アツの醤油スープでたっぷりのネギがしんなり食べられるスタイルは、その後県内や都内各店で提供されて話題になっている。


■20:立山ポーク豚肉(トンロー)麺

<行列予想>昼時はできるが徐々に捌けそう。回転はとても速い
<味の予想>東京ラーメンショーの売上記録を持つ、富山の「麺家いろは」を中心にしたグループ。今年は富山のブランド豚「立山ポーク」を主役に据えた一杯か。

■追記(2013.11.10)

 今年のラーメンショーの傾向としては、味噌味が増えたなぁ、と。去年より寒いであろう季節だからなのかな、と。一方で去年多かった担々麺が激減。これは去年あちこちで担々麺を出していたため、客が分散したからかもしれない。

 行列の中でも、回転が大きなカギを握っている。それぞれのブースの提供ペースが違うため、回転の良し悪しはチェックしてほしい。想定より時間がかかる事もあるので、余裕を持って並んでほしいです。



■「東京ラーメンショー速報」をお楽しみに!

 もちろん今年も、東京ラーメンショーには可能な限り訪問します。そして、この「ら~マニア共和国」でも、ラーメンショーの模様を伝える速報版を作成します。ご活用ください。

第一幕:2013年11月17日(日)朝公開予定。翌朝追記予定。 
第二幕:2013年11月21日(木)朝公開予定。随時追記予定。


c557c6830f3e2bc329f263c11be51fa2cf589930山本剛志:ラーメン評論家、ラーメン王。1969年生まれ。東京都出身、東京都在住。TVチャンピオン第6回ラーメン王。