東京ラーメンショー2015 第一幕速報！

■「東京ラーメンショー2015」第一幕に行ってきた！

　東京ラーメンショーが10/23(金)10:00に開幕。早速行ってきました。シェアされた分を含めて20杯のラーメンを賞味しました。まずはこの２点を強調！

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今年の第一幕は10/28(水)まで。27日・28日は18時で終了！
特にオススメは「01：絆をつむぐ醤油らぁ麺」「15：大船渡秋刀魚だしラーメン」「08："元祖"札幌味噌ラーメン」「12：和歌山ラーメン」

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　今年は、第一幕と第二幕のどちらも６日間開催。昨年と同様のラーメンを出すブースも多く、金・土２日間の客の入りはややおとなしめ。その中で行列が目立ったのは、ご当地ラーメンとして知名度の高い「札幌味噌」と「博多豚骨」。どちらも、ご当地の王道の味を楽しめる。もちろん、他のブースも味は確か。

　なお、昨年に続いて、人気カキ氷店「雪うさぎ」が出店し、食後のスイーツに好適なカキ氷を提供。今年は12日間フルの出店で、11時からの販売。ラーメンに比べると提供に時間がかかる為、ここが一番並んでいるタイミングも多かった。

　また、第一幕最終日にあたる28日は入れ替えの為、例年同様18時で終了。そして、27日の夜は「超ラーメン婚活」開催の為に貸切営業となるので、注意してください。会社帰りに第一幕のラーメンを食べるなら、26日(月)に！

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【01】絆を紡ぐ醤油らぁ麺

＜支那そばや×大勝軒＞

　知名度の高い２店舗のコラボという事もあり、行列ができる時もあるが回転は速い。「支那そばやのスープに大勝軒の麺」といった単純な組み合わせではない。間を取りながら両者の個性を減じていない。あっさりシャープな「支那そばや」のスープに、動物系のコクを感じる「東池袋大勝軒」の味が立ち上がってきて、麺も太すぎず細すぎず、滑らかな食感がスープを丁寧に拾い上げてくれる。

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【02】富山湾高級白エビ／肉盛そば

＜麺家いろは＞

※写真は白エビ天ぷらトッピング

　東京ラーメンショーでは、過去５回売上１位になった事を誇る「麺家いろは」。今回は「富山ブラック」ではなく、富山県の名産品である「白エビ」を使った醤油ラーメンを提供。スープは淡い醤油色で飲みやすく、たっぷりのチャーシューも味付けがしっかり。具には白エビの天ぷらが３個加わっている。500円で追加できるが。ブースに持ち込んだフライヤーで揚げたての天ぷらなので美味しい。別容器で提供されるので、酒のつまみにも絶対合うはず。

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【03】宮崎風来軒濃厚とんこつラーメン
＜風来軒＞

　宮崎県で人気の豚骨ラーメン店。「無鉄砲」の店主が修行した事でも知られている。水と豚骨だけをひたすらに煮出したスープはしっかり濁りながら、食べごたえ抜群のインパクトを出している。行列は比較的短いので、濃厚好きにとっては嬉しい味です。

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【04】秋田稲庭中華そば
＜麺や七彩×BASSOドリルマン×魂麺＞

※写真はセリトッピング

　秋田の稲庭うどんの職人が手掛けた、稲庭中華そばを、比内地鶏の醤油スープで味わえる。秋田にこだわった一杯だが、どこかで食べたような懐かしさを感じるもの。なめこでついたとろみも後を引く味わいに。

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【05】台湾まぜそば～東京ラーメンショー2015ver～
＜高田馬場ラーメン組合＞

　台湾まぜそば発祥の「麺屋はなび」と、その姉妹店「麺屋こころ」が加盟した高田馬場ラーメン組合。両店の台湾まぜそばをベースに、今回オリジナルの、全粒粉をブレンドした極太麺を合わせている。トッピングも豊富で味変も自由自在。この一杯をつまみにしてお酒を飲むのもアリ。

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【06】大分佐伯ラーメン

＜佐伯ラーメン愛好会＞

　濃厚だが、九州の他のどの豚骨ラーメンとも似ていない、個性的な特徴を持つ大分佐伯ラーメンが東京ラーメンショー３回目の登場。ニンニク、胡椒、油で独特のインパクトを加えられた一杯は、食べて驚くこと必至。

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【07】駿河トンコツ次郎長一座

＜チーム静岡＞

　静岡県の人気ラーメン店がコラボして東京ラーメンショーに殴り込み。濃厚豚骨スープに、ケバブ式に焼き上げた豚チャーシューと、台湾ミンチを野菜の上に乗せた一杯。スープと具が想像以上にマッチしていて。食べ応え十分。

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【08】"元祖"サッポロ味噌ラーメン

＜てつや＞

　「てつや」は札幌の人気店だが、濃厚な豚骨スープをベースにした醤油味が看板の店。ただし、この東京ラーメンショーでは「"元祖"サッポロ味噌ラーメン」を提供。モヤシや玉ねぎを調理し、味噌味のスープに合わせたスタイルは、「元祖」の名にふさわしいもの。王道の真ん中を行く「札幌ラーメン」で人気を集めている。

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【09】鶏・蛤・煮干しの三種出汁 トリプルSOBA

＜むぎとオリーブ＞

※写真はハマグリ・玉子トッピング

　銀座に開店して、ミシュランガイドのビブグルマンにも掲載された人気店。「今回のトリプルSOBAはお店では味わえない特別仕様」との事だが、店舗にも「鶏・蛤・煮干しトリプルSOBA」がある。そちらとの違いがどこにあるのかは不明。とはいえ、ハマグリの出汁と煮干しの味が程よく調和した味にまとめられている。

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【10】新潟の旨さぎっしり「新潟濃厚味噌ラーメン」

＜新潟拉麺協同協会＞

　新潟のラーメン店が集結した「新潟拉麺協同組合」から、人気の名店「東横」が繰り出す濃厚味噌ラーメンが登場。店舗では割りスープ付で提供されるが、オペレーションの都合上割りスープはなし。そのかわりやや薄めにしているが、それでも塩分がしっかり感じられるスープになっている。麺は店舗同様の太麺だが、コシヒカリの米粉を10%ブレンドしている。米が入った事でアルファ化が促進され、茹で時間も短縮されている。

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【11】濃厚博多豚骨炙り豚トロ肉盛りラーメン

＜博多だるま＞

　各地のイベントで次々と売上一位をたたき出す「博多だるま」。何といっても、丼を覆う「炙り豚トロ肉チャーシュー」をトッピング。大きいだけでなく厚みもあり、噛み切るのに苦労するほど。スープも油を感じる濃厚な豚骨で、インパクトは絶大。行列が長いが回転はとても速い。

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【12】和歌山ラーメン

＜らあめん元×麺屋あがら＞

　埼玉県戸田市で和歌山ラーメンを提供する「麺屋あがら」と、その味をプロデュースした「らあめん元」によるコラボ。濃厚でクセのない豚骨スープに、和歌山県のカネイワ醤油を使ったタレを合わせている。まろやかなスープは、和歌山ラーメンの中でも井出系と呼ばれる味わいを感じさせるもの。チャーシューもたっぷり乗って食べ応え十分。

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【13】瀬戸内いりこ塩らーめん

＜彩岩軍団＞

　これまで「焦がし醤油」を提供してきた埼玉の「彩岩軍団」が、今年は塩味で登場。イリコに煮干、ウルメ干などの魚介系スープを鶏のあっさりしたスープに合わせたもの。ちくわやワカメのトッピングで、瀬戸内の磯の香りをじんわりと再現。チャーシューの他に骨付き肉もつけて、ボリュームも満点。

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【14】とんこつラーメン ～ドイツ編～

＜Ramen Jun Frankfurt＞

　新潟県の人気店「ラーメン潤」が、今年ドイツのフランクフルトに出店。潤とは異なるオリジナルの豚骨ラーメンで人気を集めている。今回はその味が逆輸入されて東京ラーメンショーに登場。豚骨と昆布でバランスよくまとめられた白濁スープに、高級キノコであるボルチーニの旨味をプラスすることで、化学調味料を使わずに満足できる一杯にまとめられている。

　チャーシュー代わりのベーコンに加え、トッピングにソーセージがあるところもドイツ風。

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【15】大船渡秋刀魚だしラーメン

＜黒船×百麺＞

※写真はホタテ・牡蠣トッピング

　岩手県大船渡市の「黒船」が作り出した、秋刀魚節と南部鶏ガラを使ったじんわり上質な醤油ラーメンを、世田谷「百麺」も手を携えて提供。今年は麺を、岩県産小麦100%の細麺にバージョンアップ。スープとの馴染みも印象深くなっている。ホタテと牡蠣の浜焼きトッピングもある。どちらも価格以上の価値がある大ぶりで美味しいもの。特に、ホタテの汁をラーメンのスープに入れるとたまらない！

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【16】限定 肉もり牛醤ラーメン

＜まこと屋＞

　大阪の人気店「まこと屋」が、圧力寸胴で粉々になるまで煮込んだ、牛骨白濁スープ。今回はそこに牛肉盛りをトッピング。店主が牛丼店出身との事で、牛バラ肉の味付けはまさに牛丼風。この組み合わせがあわないわけがない。

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【17】鶏中華
＜新旬屋 麺＞

　山形の人気店が、県内で人気の「鶏中華」をインスパイア。丸鶏・鶏ガラ・鶏肉・モミジで採った澄んだスープに、鶏油を加えてインパクトをプラス。具には鶏肉と鶏キンカンを乗せ、和の香り漂う山形の地の味が表現されている。

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【18】日本海の魚介香る旨味塩らーめん

＜北陸福井麺和会＞

　豚骨スープをベースに、魚介系の旨味を詰め込んだ塩ダレで味付けした豚骨塩ラーメン。背脂もかけられているので、見た目には塩ラーメンとは気づきづらいかも。春菊、大根、白ごまといったトッピングが和風感を高めている。

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【19】愛媛宇和島鯛塩そば
＜鯛塩そば 灯花×鳴声＞

※写真は特製トッピング

　今年、ネクストブランドとして「鯛塩そば」を始めた「灯花」に、やはり若手の人気店「鳴声」も加わったコラボ。愛媛県宇和島産の真鯛を使った出汁を、鶏や昆布、煮干をあわせたスープにブレンド。しなやかだが啜りがいのある細麺で高品質の一杯。特製トッピングでは鯛のつみれ団子と味玉が加わる。

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【20】海老まるごとワンタン麺
＜日本ラーメン協会＞

　「ラーメン店を支える女性スタッフによるコラボ」が、日本ラーメン協会の呼びかけで実現。女性スタッフで運営されている「桃の木＠新宿御苑前」「チラナイサクラ＠御徒町」「麺匠さくら咲く＠大阪」の３軒を中心に、他の店からも女性が集結。鶏の清湯スープをベースに、カンホアの塩を使って深みの味わいに。大ぶりのエビを丸ごと、分厚い皮で包んだワンタンをたっぷりとトッピング。見た目には女性らしいあしらいもありつつ、食べごたえある一杯は男女問わずにオススメ。

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■第二幕も「東京ラーメンショー速報」！

　もちろん第二幕も、この「ら～マニア共和国」で、ラーメンショーの模様を伝える速報版を作成します。ご活用ください。

第二幕：2015年11月１日（日）朝公開予定。随時追記予定。

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山本剛志：ラーメン評論家、ラーメン王。1969年生まれ。東京都出身、東京都在住。TVチャンピオン第６回ラーメン王。KADOKAWA「ラーメンwalker」百麺人