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北島秀一・山路力也・山本剛志 共同責任編集
「ラーマガ」THE RAMEN MAGAZINE
#089

・北島秀一・山路力也・山本剛志 共同責任編集
・2016年3月21日発行(月3回)3月第2号(通刊 第90号)

【目次】

■巻頭コラム
 「ラーメンファンクラブを作りたい」(山本剛志)

□クロスレビュー「必食の一杯」
 さんじ@稲荷町「醤油そば」

■ラーメン実食レビュー
【北島秀一】
  めんくい@光が丘「とんこつ」

【山路力也】
  煮干そば 藍@神宮丸太町「煮干そば」
  秀ちゃんラーメン@赤坂「ラーキャベ」
  博多一風堂 薬院店@薬院「白丸とんこつ百年豆腐」
  北海道味噌拉麺 一山一家@薬院大通「味噌らーめん(半玉)」
  JON PAN@薬院大通「醤油そば」
  CHICKEN MEN 鶏麺@薬院「鶏白湯ラーメン」
  久留米ラーメン 清陽軒 ライフガーデン鳥栖店@鳥栖「屋台仕込みラーメン」

【山本剛志】
  大至@御茶ノ水「相盛」
  秋もと@市が尾「特製醤油ラーメン」
  風's@茂原「味玉らーめん」
  さつき食堂@関根「ネギラーメン」
  かまた食堂@南米沢「中華そば」
  熊文@米沢「中華そば」
  東部食堂@米沢「中華そば」

□拉麺人インタビュー
 種村剛生 <長浜ナンバーワン 店主>②
 『ビジネスマンの経験を屋台で生かした』(聞き手:山路力也)

■侃々諤々!
 『低温調理チャーシューはアリ?ナシ?』

□告知/スケジュール

■編集後記

■巻頭コラム
「ラーメンファンクラブを作りたい」(山本剛志)

 日本ラーメン協会公認「日本ラーメンファンクラブ」が、2017年を目標に設立する予定になり、私もその準備室の手伝いをしております。これは、私が今まで考えていた「ラーメン好きの集まりを作りたい」というものと合致するものです。ラーメンファンクラブを作りたい理由は、私が子供の頃の経験に基づきます。

 私が小学生の頃、「ブルートレインブーム」があって、友達同士で写真を撮りに行ったりしていました。そんな中知ったのが「鉄道友の会」。中学生になってから入会し、毎月送られてくる機関誌の情報で色々な事を知る中、近所の公民館で月1回例会をしている地域サークルがあると知って参加。大人を含めた幅広い世代の参加者による鉄道写真紹介や研究発表があり、終わってからは喫茶店で2次会。そこでも色々な鉄道の話を聞いて、遠征に行ってみようという原動力になりました。

 そんな自分が今、ラーメンを食べ歩き続けている中で、いろいろな事に気づかされた。一杯のラーメンには、ラーメン屋さんの様々な思いが注がれていて、ラーメン屋の後ろには様々な業者の皆さんの奮闘がある。そんな話を、自分だけでなく皆で分かち合いたい。一人でも多くの人に気付いてほしいと思うようになりました。

 子供の頃には想像もしなかったネット社会になって、写真やテキストだけだったらブログやSNSでも見られるようになりました。それでも、そこには伝わらない熱意がある。私が子供の頃に鉄道愛を熱く語っていた先輩のように、ラーメン愛を集めて、様々な事を学びたい。

 もう一つ考えているのは「ラーメン図書館」構想です。年々、日本各地で様々な書籍が出版されているが、その情報が集積されていないという思いも痛感しています。北島さんも沢山の本を持っていたので、その本を寄贈するとともに、不要になったラーメン本を集めて一括して管理し、図書館のように情報を整備していきたいと動き始めています。

 そのような様々な思いを持って、日本ラーメンファンクラブの設立準備を始めています。まずはFBページ(https://www.facebook.com/ramenfanclub/)に、「いいね!」をしてもらえれば幸いです。


□クロスレビュー「必食の一杯」

 一杯のラーメンを三人が食べて語る。北島、山路、山本の三人が、今最も注目しているラーメン店の同じ一杯をクロスレビュー。それぞれの経験、それぞれの舌、それぞれの視点から浮かび上がる立体的なラーメンの姿。今回は今月17日にメニューを一新した、さんじの「醤油そば」を山路と山本が一足早く食べて、語ります。

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さんじ@稲荷町
「醤油そば」780円