ユーザーブロマガは2021年10月7日(予定)をもちましてサービスを終了します

コンプってどんなエフェクターなのよ?
閉じる
閉じる

新しい記事を投稿しました。シェアして読者に伝えましょう

×

コンプってどんなエフェクターなのよ?

2014-04-25 01:26
    蘭ですこんばんは。

    前々からエフェクターの解説生放送するよー!だとか、ブロマガで細かに説明していくよー!だとか、色々言ってきたにも関わらず、超ボーマスの準備が忙しいだのにかまかけて、何ひとつやっていなかったので…w
    以前自分のブログやアメブロにも書いていたのですが、音楽関係はブロマガに集約しようと思っているので、転載転載。

    本日は、みんな大好きコンプレッサーについて触れていきたいと思います。


    ■そもそもコンプレッサーって?


    コンプコンプって言うけど、そもそもどんなものなのでしょうか。
    それはある入力に対し、予め設定した数値に基づいて音を抑えるエフェクターです。
    アタックやリリースを調整することで、音の表情を変える事も可能です。
    まずこの辺を理解しつつ、具体的な説明をしていきたいと思います。

    ■スレッショルドとレシオ

    多くのコンプにはスレッショルドというものがあります。
    これは「どのくらいの入力があったらコンプが効き始めるか」という値を決めるものです。例えばスレッショルドを-12dBにした場合、-12dB以上の入力があった時にコンプが効き始めるということになります。
    機材によってはこのスレッショルドという値自体がないものもあります。その場合スレッショルドは固定なので、入力レベルを調節してコンプのかかり具合を調整することになります。

    さて、コンプはこのスレッショルドで決めた値以上の入力があった場合に効き始めると言いましたが、具体的にどのように動作するのでしょうか。コンプはスレッショルドで設定した値を越えて入力されてきた音を抑えます。この音を「どのくらい抑えるか」という設定がレシオというものです。
    レシオは通常、「○:1」という比率の値で示されていて、単位はdBです。例えばこの比率が4:1だったとすると、これは「スレッショルド値を4dB越えて入力された音は、スレッショルド値+1dBの音量で出力される」という解釈になります。
    もう少し具体的に書いてみます。

    ・スレッショルドを-12dB、レシオを4:1に設定してみました。
    ・そこに-8dBの音が入力されてきたとします。
    ・スレッショルド値は-12dB設定、設定よりも4dB大きい入力です。なのでコンプが効き始めます。
    ・レシオは4:1なので、4dB大きい入力は1dBまで抑えられます。
    ・-12dBに、抑えた1dBを足す事になるので、最終的に出力されるレベルは-11dBです。


    基本的な仕組みはこのような感じです。

    ■アタックタイム・リリースタイム

    スレッショルドを超えた入力がレシオの値に基づいて抑えられるという事は分りました。では、具体的にどのくらいの早さで効き始め、どのくらいの早さでコンプは解除されるのでしょうか。これを決めるのがアタックタイムとリリースタイムです。

    アタックタイム値は、コンプが効き始めてからレシオ値で決めたレベルまで抑えられるまでにかかる時間です。アタックタイム値が早ければ早い程すぐに音が抑えられるため、原音のアタックは抑えられます。逆に遅くすれば遅くする程抑えるのに時間がかかるので、結果として原音のアタックは強調されます。

    リリースタイム値は、入力がスレッショルド値以下になってコンプが解除されるまでの時間です。リリースタイム値が早ければ早い程すぐにコンプは解除されるため、その分元の音量に戻るのが早いです。逆に遅ければ遅い程解除されるまでに時間がかかるため、元の音量に戻るまでに時間がかかるということになります。

    ■コンプでやりがちなミスとか注意点とか

    ・実際にコンプを使う際は、ON時とOFF時で音量の違いがないようにコンプのOUTPUTを設定すると良いかも知れません。そうすることで、どの程度コンプが効いているか理解しやくなるんじゃないかと思います。特に最初のうちはこれをやらないと、「とりあえずコンプ使ってみた」で終わってしまうので、あまり用途としてはっきり活用できてるとは言い難くなってしまいます。

    ・コンプは音を抑えるので、抑えた分を出力でブーストさせる事が出来ます。
    これを俗に「音圧を稼ぐ」なんて言い方をしますが、音の迫力を求めるだけなら素直に音量を上げることでも迫力が増します。音量の大小に捉われず、まずはコンプのかかり具合を調整し、必要に応じてブーストさせるなど、音量に惑わされない調節をすると良いと思います。

    ・たまにコンプ(厳密にはコンプだけではないのだけれど)で音を潰しまくって波形が真っ黒になっているデータ(レベルメーターが-0.0dBから動かない)などを見る場合がありますが、これはその分ダイナミクスレンジが失われている事を意味します。つまり音の大小が均一化され、全てが平坦に整った抑揚感のない音という事です。最近は特に音圧合戦となっている傾向があるし、音楽的に合っている場合は問題ないと思いますが、確かに人間の耳は大きい音を良い音として捉える傾向があります。ですが、一概に音量が大きい事だけが良いことではありません。むしろ大切なのは楽曲とその中身のハズですので、そこを踏まえて音楽的にあった使い方が出来るようになると、いざというときに効果的に使い倒せると思います。

    ■まとめ

    コンプはその特性上、実に様々な状況下で利用される事が多く、オーソドックスな使い方として、レコーディング時にピーキングを防ぎたい(リミッターというコンプの親戚みたいなのもあります)・音量のバランスを整えたい時や、アタックタイムやリリースタイムをうまく使いながら、音圧を稼ぎたい・音を硬くしたり柔らかくしたりして音色そのものをいじりたいなど、今の時代の音楽制作環境から考えると、逆に使われないシチュエーションを探す方が大変な程です。
    逆にその分「これ」と言った決め打ちが出来ず、ケースバイケースになる事が非常に多いエフェクターでもありますので、まず読むだけでなく実際にいじってみる事を強くお勧めします。

    以上です。
    より具体的な質問等は、生放送やコメントで。


    たこ焼き食べたい。
    ちゃんちゃん。

    広告
    コメントを書く
    コメントをするには、
    ログインして下さい。