ちょいと試しに、初めてホラー物を書いてみた(๑•̀◉◞ㅂ◟◉•́)و✧ 『UNlucky UNhappy UNdate』 
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ちょいと試しに、初めてホラー物を書いてみた(๑•̀◉◞ㅂ◟◉•́)و✧ 『UNlucky UNhappy UNdate』 

2015-08-06 18:20
  • 2


 足が重い。

「はあはあはあ……」

 今の私は、思うように前に進むことができない。

 にもかかわらず、私の足元からは、油脂を拭ききったあとの皿をタオルでこするような、キュッキュっという音が鳴ってしまう。

 今、こんな音が鳴るのは、自分を窮地に追い込むだけでしかない。

 だが、鳴りつづける。

 一向に、鳴り止む気配もなく。

 当然だ、今も休まず、進んでいるのだから。

 否応無しに発する音を引き連れ、私は、ただひたすらに進む……祈りながら。

 そう、もう、祈るしかないのだ。

 断続的に耳に届けられる音色の不愉快さに耐えながら、願い、想い、すがるように。

 私は進んでいた。進むしかなかった。

 どれほどの時間が経ったのかもわからなくなる程に緊張し、不安を纏わされている私の前に現れた、何の変哲もない曲がり角。

 そんな、本来ならどこにでもあるそれを見た瞬間、私の心が竦みあがっていた。

 震えが止まらない。

 怖ろしくてたまらない。

 自分の視界に、未知が存在していることは、ただただ恐怖にしかなりえないのだと、心の底から思い知らされた。

 もし……もし、その曲がり角の向こうに――

「はあはあ……んむっ……はあはあ……」

 あまりの緊張に、生つばを飲み込む音にすら、私は怯えてしまう。

 ゆっくり。

 壁伝いに、一歩ずつ。

 極々薄い氷上で、慣性のまま流れていくかのように、音を立てぬよう、足を摺っていく。

 そして――安堵する。

 何もいなかった。

 深く深く溜息をついた私――

「……え?」

 ――突然、天井が床と入れ替わった?

「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!」

 次の瞬間に訪れたのは激痛。その唐突な変化に、私の喉は、すぐさま反応したようだ。

 私は理解した――終わった、と。

 殴られたのか、斬られたのか、いずれにしても――突然頭を地面に触れさせられるような状況に陥って、助かるような見込みはない。

 だからきっと、私は、終わったんだ。

 本当に困る。

 なんで、こんなにも冷静でいられるのか、と。

 きっとそれは違う。

 冷静なんじゃない。

 ただ私は諦めてしまっただけで、だからこそ、このあと私がどうなってしまうのかを考えることを、無意識に破棄しただけなんだ。

 そうしないと、恐怖で気が狂ってしまうだろうから。

 だからきっとこれは、死の間際に見るといわれている、走馬灯ってやつなんだろうと、私は理解しているんだ。

 見知らぬ部屋――内装の全てが白色という、なんとも極端な場所で目覚ました私は、しばしのあいだ、ボーっとしていて。

 外に繋がるであろう、ドアを見つけ、通路に。

 頭がふわふわしていたからか、それがなんなのか、初めは理解できなかったけど。

 その手に握られていた――真っ赤に染まった大きすぎる斧を目にして、思わず悲鳴を上げてしまった。これが失敗だよね。それまで、そいつは私に気付いてなかったんだから。

 そのあと必死に逃げて。

 行きついたのがさっきの曲がり角で。

 それでこの結果だもん、ね……えっ……ちょっと待って?

 これ、どういうこと?

 おかしくない?

「グアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」

 私は、恐怖していた。

 それは、自分の後ろに、さきほど私が遭遇した、大斧をもったあの化け物とは明らかに異なる、耳をつんざく凶音を鳴かせるチェーンソウを携えた化け物が、一切音を立てずにそこにいたから――ではない。

 そうなの……そんなこと、今、私が気づいてしまったことからすれば瑣末なことでしかないの。

 だって、走馬灯って、その人自身の――過去をみることでしょ? この場合の過去って、幼い頃に体験したこととか、友達との思い出とかでしょ? 

 どの程度前なのか、正確な時間は判らないけど、こんな短い間の記憶を、私は過去なんて大仰なものには思えない、過去っていうのは……過去っていうのは……あれ?

 あれ、あれ、あれ?

 でてこない? 思い出せない? 思いだし方を忘れた? ううん、そんなことはない、白い部屋で目を覚ましたことや、化け物のことは思いだせる。思いだし方を忘れたわけじゃない……じゃあ、なんで? なんで、ここで目を覚ます前のことは思いだせないの? ここに来る前の私は……私は……私……ワタシ?

「ワタシって――だあれ?」


 きっとそれは、誰にも答えられない。 









 初めて、それっぽい文章を書いたけど、少しは怖がってもらえたかな?www
 実際これを連載するかは、まだまだ未定だけれども、俺がホラーを書くとしたらこんな雰囲気になるよ! っていうのは理解してもらえたと思う(๑•̀◉◞ㅂ◟◉•́)و✧

あ、ちなみに製作時間、簡単なプロットも含めて1時間半ねw





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怖かった!!
52ヶ月前
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>>1

褒め言葉ありがとw  怖くないとホラーじゃないもんなーw
52ヶ月前
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