麗しき星の物語
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麗しき星の物語

2016-05-07 00:31

    しばらく席をはずしていた。
    今回は、ある美しい星の物語だ。
    息抜きにちょうどいいだろう。


    ★堕天使

    はるか銀河のはずれに、美しい星があった。

    その星には神々が住んでおり、3億6千万年の昔に人間を作られた。

    1億年余り前に、人間の中に生まれた神の一人が圧倒的な力を誇示し、
    「天国にいる神々を超えた」と宣言した。

    神々の神は、地上で反乱を起こした堕天使を討伐すべく、大天使長を派遣した。

    大天使長は自身の部下だった堕天使を、生涯をかけて追い詰め、これを討伐した。

    これで一件落着に見えたが、それで終わりではなかった。

    堕天使は死後、自分を貶めた神々に対抗すべく、低位霊界に光の差さない世界を作り上げ、
    仲間を増やして、地上を混乱させ始めた。

    地上に生きる人間が、神と堕天使の区別がつかないのをいいことに、神のお告げと偽り、悪事を働くようそそのかし始めたのだ。

    作られた暗黒の世界は地獄と呼ばれ、唯物的な価値観が支配する世界だ。

    地上的な価値観とよくにているため、人間には区別がつかず、たちまち地上に暗黒領域が広がった。

    神々は何度も地獄に攻撃を試みたが、邪神を信奉する堕天使の徹底抗戦にあい、地獄消滅には至らなかった。

    以後、この星では、光と闇の戦いが続いている。


    ★地獄と憑依

    生前に人の幸せを踏みにじり、欲望のままに生きていた人間は、死後、天国に帰れないため、一番強く思った地獄に引き寄せられる。

    地獄に落ちた霊は、非常に厳しい環境に置かれる。

    血の池地獄、焦熱地獄、極寒地獄など、身の毛もよだつ恐ろしい世界があり、数えればきりがない。

    地獄は総じて、闘争と破壊、欲望と不信の世界である。
    地獄からは生まれ変わる方法がない。

    悪霊はその苦しさから逃れるために、地上に生きる人間の悪想念を梯子にし、悪想念を出している人間にとりつく。
    地上の地獄領域に移動する、ということだ。
    憑りついている間だけ、地獄の感覚から逃れられる。

    憑りつかれた人間は、憑りついた悪霊の考えを自分の考えと勘違いし、地獄予備軍になる。

    反省によって心を浄化できなければ、死後地獄に行くことになる。

    この悪循環を避けるために、この星では定期的にいろんな神々が生まれて、その教えを広げ、人間が迷わないように手を差し伸べている。

    しかし、神々の多様な価値観を理解できない人間は、自分の信じている神以外を悪魔と勘違いし、宗教戦争が起こっている。

    これもまた地獄拡大の要因となり、神々の悩みの種になっている。


    ★美しき星の現状


    この星では、病院にいくと病気になる。

    病院は、あの世を信じないで病気で死んだ霊がいっぱいだ。
    人間より病霊のほうが数が多い。
    弱っている人が病院に行くと悪霊を何人ももらって帰ることになる。
    病気の霊が憑りつくと、その症状が出て、診断の結果病気と認定される。


    この星では、学校が動物園化している。

    わがままがまかり通る学校では、学生たちに動物の悪霊が何体も憑りつき、けたたましい鳴き声を上げている。
    彼らは基本動物なので、欲望のままの行動をとり、善悪を理解せず、勉強など覚えられない。


    この星では、悪霊がつくる音楽がヒットしている。

    愛もやさしさも含まない、けたたましく騒ぐだけの、動物的、悪霊的音楽がもてはやされている。
    それを聞いたり、歌ったりすることで、自身を地獄に染めるのが好きな人がいる。


    この星では、酒場が悪霊の憩いの場になっている。

    人間の99%は、酔っぱらった状態では天国の指導を受けられない。
    ほとんどの場合、酔うと悪霊に支配される。
    飲むと人格が変わるのは、憑依が進んで乗っ取られている状態ということだ。
    なので、酒場は悪霊の巣窟になっている。


    この星では、公共の映像、出版物の多くが悪霊の思想を伝えている。

    つくる側に大きな悪霊がついていて、良いものを封じ込めようとしている。
    確信的に偽りの報道をしても、恥ずかしいという気持ちを持たない。
    見ている側には事実がわからないため、長い間だましが横行している。
    報道が悪霊に支配されているため、正義の言動が報道されることなく握りつぶされている。


    この星では、自分が不幸なのは他人のせいだという考えが流行っている。

    幸福を与えられるのが当たり前、と考え、奪い合っている。
    幸福を与える人がいなければ、社会全体が不幸になり、それが自身にも及ぶということが理解できない人が多い。


    この星では、あの世を信じない人が6割もいる。

    彼らは死後、天国に帰れない。
    この世しかない、と頑固に思い込んでいるため、地上にて地縛霊になる。
    霊が話しかけても聞こえる人がいないため、怒って祟りを引き起こしている。
    家の中に、人間より悪霊が多く住み着いている場合もある。


    この星では、呪文を繰り返すと幸福になる、という考えが流行っている。

    これは、呪文を繰り返すことで思考能力を奪い、洗脳しやすくしようとする悪魔の常とう手段である。
    呪文の回数が多い人は悪霊の出入り口になる。
    体調の悪化、精神的不安定、人間関係の不調和など、悪霊が元の不幸が際限なく起こる。
    なので、健全な人は、こういう家には近寄らないようにしている。


    この星では、愛を笑い飛ばす人がいる。

    自身が他人に対する優しさを持たないため、愛など嘘っぱちだと言ってはばからない人がいる。
    彼らは、それを口にするとき、非常に嫌味な発音をするのでわかりやすい。
    愛を実践している人は、穏やかな発音をする時が多いので区別がつきやすいようだ。


    それでもこの星では、神々の神が人間に身をやつして生まれてくる。

    地獄化していく地上を浄化し、魂を救済すべく、地上に神格をもった霊が下生して、偉大な仕事を残していく。
    地上を機縁としてできた地獄を絶つには、地上を天国化するしかないからだ。
    この星の地上が愛に満ちたとき、地獄への悪例供給がやみ、やがて消滅に至るだろう。
    地獄から天国に上がるには、自分の過去の思いを反省し、以後、人を幸福にするために生きる決意を固め、仏神にわびる心境になればいい。
    永き永き年月は、悪魔をも会心させる機会となるだろう。


    ★太陽が昇るとき

    遠い星の話である。

    無償の愛を忘れ去った、哀れな星の物語だ。

    この星は愛を忘れたため、過去7度に渡って滅びかかった。

    そのたびに、無私なる、高貴なる、大いなる愛を体現しようと誓いを立てて、再起してきたのだ。

    人間は愚かなものだ。その悲しみは消えることがない。

    しかしまた、人間は夢と希望の塊だ。

    歓びと悲しみを抱いて、太陽が昇る。

    昨日と同じく太陽が昇る。


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