戦いの原点
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戦いの原点

2016-05-23 00:54

    インフラ的に劣勢に立たされたGoogleから新しいチャットアプリが出ます。
    http://mobilelaby.com/blog-entry-google-new-messenger-app-allo.html
    さあ、「L」と「G」のどちらが認められるでしょうか。


    ★価値とは「人を幸福にする行為」

    私は実は、グーグルも応援しています。

    東日本大震災のとき、グーグルの災害対応はとても速いものでした。

    震災発生15分で初動があり、1時間以内には、対策本部がありました。

    災害対応ページを作り、被災者の安否を気遣う人々を支援したのです。

    彼らには、何の利益もない行為ですが、グーグルにとっては当たり前のことなのでしょう。

    彼らは
    「大くの人を幸福にする行為は価値がある」
    「それこそ大きな企業に課せられた使命」
    と考えているように見えます。


    Iフォンを躍進させたスティーブ・ジョブスは、
    「自分が本当に欲しいものを売る」
    「大勢に迎合することはない」
    という感じであるようですが、これもユーザーにいいものを提供したい、という考えの実践です。

    そのために妥協しない、という部分には反骨精神があるのでしょうが、自身の「嬉しさ」をユーザーにも届けたいというのは、素晴らしい思いです。


    グーグルもIフォンも「多くの人を幸福にしたい」という願いを実現しようとしている点で一致しています。


    ★グーグル

    グーグルは、便利さと新しいニーズを求め続けているように見えます。
    そういう意味では成功しきれない部分が多くなります。

    アンドロイドのシェアは、グーグルにとって満足いく結果ではなかったでしょう。

    それ以前から行っている様々なサービスも、クローム、ユーチューブ、グーグルアース以外は大成功とはいえない状況です。

    Lの大成功を見て、これこそ新たな可能性と気づき、参入してきたと思われます。

    では、今回のサービスは受け入れられるか?

    チャットアプリに独自路線で利便性と新たな可能性を付加してきました。

    私は「それなりに受け入れられる」と思っています。

    しかし、Lの反撃で、大勢は取り返されるでしょう。

    私がLなら既に反撃ポイントは決まっています。


    ★Alloの可能性

    グーグルのアプリ「Allo」は、AndroidとiOS向けですが、
    「文字を打つなどの手間を極限まで省く」
    ことが狙いの一つのようです。

    私がいまだに通話を好むのは、
    「文字を打つのに時間がかかりすぎるから」
    です。

    これを人工知能「グーグルアシスタント」で会話の補助を行い、簡単な秘書機能までつけるようです。

    ここには大きなニーズがあるはずです。

    果敢なチャレンジは見ていて気持ちいいのですが、現ニーズと合わない部分が売りになっています。

    これがどう出るでしょうか。


    ★ラインの反撃

    私がLなら
    「最速で[返事候補]を充実させよ」
    という指示を開発者に伝えます。

    「なるほど。おもちゃ箱にするのに走ってきたが、原点を突き詰めればよかったか」

    「[L]は元々、ユーザーの求めているものを提供するために生まれた」

    「よりチャットを良いものにする方向で練り直そう」


    「秘書機能は別の形に練り直す。アイディアをそのまま実現しようとしただけで、おそらく無駄が多い。もっと徹底的に絞り込む。ニーズとして薄いならスルー」

    「会話補助の充実は今すぐにでもできる」
    「吹き出しをタップしたら返事候補が出るように」
    「いつも返事ばかりなら、初めから候補が出るように」

    「その他のアイディアがあったら開発完了後に練りこもう」
    「いいアイディアでも、ニーズがないならスルー」


    これでユーザーのかゆいところに手がとどいた、と見ます。

    グーグルの「いいアイディアがあるのでなんとか使いたい」という路線とは違うアプローチをとります。


    ★戦いの意味

    こういう「ユーザーがうれしいものが広がる」という戦いは、どんどんやるべきです。

    もちろん、悪い思いが動機ではいけません。
    「相手に勝てば、何をしてもかまわない」とか「儲ければなんでもいい」とか
    「相手が憎い。足を引っ張れ」とかは、滅びるべき考え方です。

    悪しき思いを世界中に拡散したなら、誰も幸福になりません。

     ライバルのいいところを認め、称賛し、学び、

     「それ以上に人を幸福にして見せる」と決意し、

     ユーザーの笑顔を想像しながら困難を乗り越えていく。

    これがライバルが与えられている意味です。


    戦いは「幸福を実現する」ためのものです。

    人を悲しませるためのものではありません。

    「人の悲しみを見て黙っていられない」
    「多くの人に笑顔を届けたい」

    これが戦いの原点です。


    全ての世界から、恨みや欲望、無知が原因の戦争が無くなりますように。

    全ての人に笑顔が宿りますように。

    私もまた、その手伝いをしているものの一人です。


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