【しおーる雑記05】音源レビュー CADAVER INC/Discipline
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【しおーる雑記05】音源レビュー CADAVER INC/Discipline

2020-11-17 12:32
    隠れ名盤レビュー!

    CADAVER INC/Discipline


    ノルウェーのデス/グラインドブラックメタルの1stフル。1990年代初期に活動していたデスメタルバンドのCADAVERがちょっと名前を変えて復活した作品です。活動にあたってCADAVER INC(死体株式会社)名義のジョークサイトを立ち上げたり音楽性を一新したりと、おそらくはCADAVER解散後にAURA NOIRを結成していたメンバーたち(Apollyon、Czral)にNeddoが声をかけてセッション・プロジェクトバンド的に始めたものなのかな~と個人的には思っています。というわけでCADAVERから通算すると3作目にあたるのですが、ここでは別バンドとして扱う次第です。

    極めて危険なアングラ臭漂うジャケットイメージから想起される通り、ダーティで苛烈なサウンドが満載です。

    かっとビングな激烈ブラストビートを軸に段ボールをぶっ叩きまくったような(褒めてます)rawで激しいドラムは、実はハットとライドの刻みのバランスや変化の付け方などグルーヴ自体かなり細かく練られており、ギターリフとのコンビネーションも最高です。
    そしてそのリフはトレモロ主体ですがグラインドコアっぽいゴリゴリのフレーズや溜めを見せ、パンキッシュなノリとビートには初期プリミティブブラックを思わせる荒々しさと勢いがあります。ジリジリと煽るような、引き摺るようなミドルから一気に爆走する展開などレギュラーチューニングながら全般的にヘヴィでブルータルなサウンドを体現。
    汚く喚き散らすヴォーカルは血管が切れそうなくらい気合が入っています。というか実際切れているかもしれません(心配) ぎゃぎゃー喚いているだけに見えて結構リズミックなのがポイントでしょうか。なおブックレットによるとDARKTHRONEのFenriz(④)と元EMPERORのFaust(⑦)がゲストVoで参加しています。豪華。

    当時、Webのインタビューにおいて「ライブをやったら反応がいまいちだった。曲が速すぎたかもしれない」と述べたNeddo(Apollyonだったかも)、おそらく曲が過激すぎてオーディエンスがついていけなかったのでしょう。実際のところ次回作の"Necrosis"は若干スピードを抑えリフのヒネりやグルーヴに焦点を当てた作品となりました。それ程までに"Discipline"が「やり過ぎた」アルバムであったことが伺えますね。

    ①Primalの怒涛のブラストビートから始まり、②Deliverance③Murderheadでも攻撃は緩むことなく爆走。④RuptureではBRUTAL TRUTHの"Need To Control"に見られるような制御不能の狂気じみたヴォーカルが聴けます。⑦Killtech⑩Snapper Organsではプログレ感漂うメロディーが入れ込まれており、アルバム的には⑩で一瞬終わったかと思いきや、さらに焦燥感を煽るようなタイトル曲の⑪Disciplineに続いて混沌とした最後を遂げます。

    世に蔓延るくそったれをぶちのめす最高の一枚。。。』 by しおーる



    さて、終わりになぜここに来てCADAVERをレビューしたかと言いますと"Necrosis"以降音沙汰なく自然消滅したと思われていた彼らですが、なんと今年になって突如復活がアナウンスされたからなのであります。新譜は国内盤もリリースされる模様。
    今後もPURE EVIL 666な野郎たちから目が離せない!

    2020/11/17
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