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友人Aが麻薬の過剰摂取で他界した。恨みを買っていたAのしを悲しむ者はいなかった。その後墓は無残にも・・・
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友人Aが麻薬の過剰摂取で他界した。恨みを買っていたAのしを悲しむ者はいなかった。その後墓は無残にも・・・

2016-02-28 01:19

    昔話だ。当時を知る人には大体年代がわかると思う。

    友人Aは俺らの大学時代の友人。
    Aは定住所を持たなかった。
    誰かしらの家に居候しては、飽きたら別の家に移っていた。

    Aはスナフキンのような旅人でもあった。
    ほとんど大学には来ず、飲み会とバイトに精を出し、
    バイト代が溜まるとふらっと海外へ出かけ
    またふらっと戻ってきて山ほど土産話を聞かせてくれる。


    行動力があり、アジア各国の政治状況に明るく、
    世界を知っているのに気取らず
    酒の席では馬鹿芸を披露したりと気さくなAは、
    俺たちの憧れであり、一種の理想の体現者だった。

    しかし俺たちも歳を取り、卒業して就職。
    Aは変わらず自由人であり続けた。
    社畜になってからも、
    いや社畜だからこそ一層、俺たちはAに憧れた。
    Aが帰国するたび、Aを囲んで飲んだ。
    各国の土産話を聞かせてもらい、
    「好きなだけいろ」とAをアパートに泊めた。

    だが20代後半ともなると結婚する奴がちらほら現れた。
    多くの人間が、結婚後にAを新居へ呼んだ。

    海外生活が長く、食事中に手鼻をかんだりと、
    Aは衛生観念が生粋の日本人と少し違った。
    またアジアでの色恋沙汰な話などを、
    陰でしてくれりゃいいのに嫁の前でも隠さなかった。

    Aはたいていの嫁に嫌われた。
    そこで平謝りする男と、
    「俺の友達に失礼だ!」と怒る男に二分された。

    Aは夫婦喧嘩には委細かまわず、
    自分の選んだ家で好きなだけ寝泊まりした。
    3人の嫁が実家に帰り、そのうち2人が離婚した。

    ・・・つづき


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